はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

分散型IDインフラzkMeネットワーク、新たな報酬プログラムを導入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

包括的トークノミクス開始へ

ゼロ知識証明を活用した分散型IDインフラストラクチャのzkMeネットワークは2周年を迎え、エコシステムにおける報酬プログラムを発表した。2025年より、包括的なトークノミクス(トークンの経済的な仕組み)を導入するとしている。

zkMeネットワークは主に、トークノミクスで、次の3つの主要な柱に焦点を当てた戦略的フレームワークを構築する見込みだ。

  • 初期サポーターがインセンティブ・メカニズムを通じて報酬を受け取る
  • アクティブユーザーが今後の価値分配イベントで優先権を得る
  • データ貢献者が、持続可能な価値共有システムの恩恵を受ける

関連ゼロ知識証明の利点と課題:汎用性の高さと多彩なユースケース|WebX2024

zkMeネットワークとは

zkMeネットワークは、ゼロ知識証明を活用し、プライベートで安全なID検証を提供している。オールインワンIDソリューションとして機能するもので、ユーザーは1回検証を行うだけで複数チェーンにわたるアプリケーションを利用可能だ。

また、分散型ノードネットワークを通じて透明性のある認証プロセスを実現。ユーザーは自分のデータをコントロールし、それらのデータを提供することによって報酬を得ることもできる。

ゼロ知識証明とは

証明(Proof)プロトコルの一種であり、証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズムのこと。

▶️仮想通貨用語集

zkMeネットワークは、現実資産(RWA)トークンからDeFi(分散型金融)、ゲームプロジェクトまで、さまざまな分野にわたる70以上のWeb3プロジェクトとパートナーシップを結んでいるところだ。

例えば、Xion Global、KyberSwap、Hinkal、CARVなどが挙げられる。

シードラウンドで6億円調達

zkMeネットワークは今年8月、シードラウンドで400万ドル(約6億円)を資金調達したところだ。Multicoin Capitalが主導し、OKX VenturesとRobotVenturesが参加した。

zkMeネットワークは、国際的な規制設定組織である金融活動作業部会(FATF)の基準に対応した顧客身元確認(KYC)も提供していく見込みである。

用語解説

  • ゼロ知識証明(ZKP):
  • ゼロ知識証明を活用した分散型アイデンティティネットワークで、コンプライアンス要件を満たしながらプライバシーを保護した認証を可能にする
  • 再利用可能な認証情報:
  • 1回の認証で複数のブロックチェーンアプリケーションへのアクセスを可能にするオールインワンのアイデンティティ認証ソリューション
  • zkMeアイデンティティネットワーク
  • 透明性のある認証プロセスを確保しながら、ユーザーが自身のデータを管理し、認証情報の共有から報酬を得ることができる分散型ネットワーク

CEOの発言

zkMeネットワークのアレックス・シアー創設者兼CEOは、このプロジェクトの掲げるビジョンを次のように語った。

自己主権型アイデンティティ管理によって、ユーザーは積極的にサービスとマッチングし、さまざまな機会を発見し、自分のデータから価値を生み出すことができるようになるだろう。

これは、Web3の真の精神を体現するものだ。ユーザーが自分のデジタル資産とIDデータを完全にコントロール可能で、同時に分散化と匿名性が確立されている。

関連注目の新興仮想通貨10選、セクター別主要銘柄と重要ファンダを解説【2024年下半期版】

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
05:55
ビットコイン、売りは飽和領域に近づくか K33が長期的な買い場と分析
K33リサーチは仮想通貨ビットコインが過去最高値から36%下落した現在の相場を「感情主導の行き過ぎ」と分析している。現在の価格乖離が長期投資家にとって魅力的なエントリーポイントと見ている。
05:35
グレースケール、米国初でジーキャッシュETFの登録申請を提出
グレースケールが仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)を対象としたETFの登録申請を米SECに提出した。実現すればジーキャッシュに特化した初のETFとなり、同社は過去1カ月間でXRP、ドージコイン、ソラナの投資信託もETFに転換している。
11/26 水曜日
16:30
MEXC、毎月の準備金監査を導入 Hackenを独立監査人に任命
暗号資産取引所MEXCがブロックチェーンセキュリティ企業Hackenを独立監査人に任命し、毎月の準備金監査を導入。初回報告は11月末に公開予定。マークルツリー方式による検証の仕組みも解説。
15:35
ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始
ロビンフッドがサスケハナと提携し、CFTC認可の先物取引所を買収。予測市場事業を強化し、2026年の独自取引所運営を目指す。市場規模は2035年までに955億ドルに達する見込み。
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧