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分散型IDインフラzkMeネットワーク、新たな報酬プログラムを導入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

包括的トークノミクス開始へ

ゼロ知識証明を活用した分散型IDインフラストラクチャのzkMeネットワークは2周年を迎え、エコシステムにおける報酬プログラムを発表した。2025年より、包括的なトークノミクス(トークンの経済的な仕組み)を導入するとしている。

zkMeネットワークは主に、トークノミクスで、次の3つの主要な柱に焦点を当てた戦略的フレームワークを構築する見込みだ。

  • 初期サポーターがインセンティブ・メカニズムを通じて報酬を受け取る
  • アクティブユーザーが今後の価値分配イベントで優先権を得る
  • データ貢献者が、持続可能な価値共有システムの恩恵を受ける

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zkMeネットワークとは

zkMeネットワークは、ゼロ知識証明を活用し、プライベートで安全なID検証を提供している。オールインワンIDソリューションとして機能するもので、ユーザーは1回検証を行うだけで複数チェーンにわたるアプリケーションを利用可能だ。

また、分散型ノードネットワークを通じて透明性のある認証プロセスを実現。ユーザーは自分のデータをコントロールし、それらのデータを提供することによって報酬を得ることもできる。

ゼロ知識証明とは

証明(Proof)プロトコルの一種であり、証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズムのこと。

▶️仮想通貨用語集

zkMeネットワークは、現実資産(RWA)トークンからDeFi(分散型金融)、ゲームプロジェクトまで、さまざまな分野にわたる70以上のWeb3プロジェクトとパートナーシップを結んでいるところだ。

例えば、Xion Global、KyberSwap、Hinkal、CARVなどが挙げられる。

シードラウンドで6億円調達

zkMeネットワークは今年8月、シードラウンドで400万ドル(約6億円)を資金調達したところだ。Multicoin Capitalが主導し、OKX VenturesとRobotVenturesが参加した。

zkMeネットワークは、国際的な規制設定組織である金融活動作業部会(FATF)の基準に対応した顧客身元確認(KYC)も提供していく見込みである。

用語解説

  • ゼロ知識証明(ZKP):
  • ゼロ知識証明を活用した分散型アイデンティティネットワークで、コンプライアンス要件を満たしながらプライバシーを保護した認証を可能にする
  • 再利用可能な認証情報:
  • 1回の認証で複数のブロックチェーンアプリケーションへのアクセスを可能にするオールインワンのアイデンティティ認証ソリューション
  • zkMeアイデンティティネットワーク
  • 透明性のある認証プロセスを確保しながら、ユーザーが自身のデータを管理し、認証情報の共有から報酬を得ることができる分散型ネットワーク

CEOの発言

zkMeネットワークのアレックス・シアー創設者兼CEOは、このプロジェクトの掲げるビジョンを次のように語った。

自己主権型アイデンティティ管理によって、ユーザーは積極的にサービスとマッチングし、さまざまな機会を発見し、自分のデータから価値を生み出すことができるようになるだろう。

これは、Web3の真の精神を体現するものだ。ユーザーが自分のデジタル資産とIDデータを完全にコントロール可能で、同時に分散化と匿名性が確立されている。

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