アルトコインへの関心度
グーグルトレンドのデータによると、「altcoin(アルトコイン)」への関心度が世界的に高まってきている。
アルトコインの関心度が高まったり、実際に価格が上昇している背景には、仮想通貨に肯定的なドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利したこと、そして複数のアルトコインの証券性などを主張して仮想通貨関連企業を提訴してきた米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長が退任することなどがある。
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以下の画像がグーグルトレンドのグラフ。このグラフは、特定の地域と期間について、グラフ上の最高値を基準として、検索における関心度を相対的に表したものである。100の場合にそのキーワードの関心度が最も高いことを示し、50の場合は関心度が半分であることを示す。
上記のグラフは、関心度の数値が変動し始める2013年から現在までの世界のデータを表示。この指定期間では、11月の関心度を表す数値は41だった。なお、点線の12月の部分は、まだ不完全なデータに基づいて表示されている。
指定期間で最も関心度が高かったのは、最初の仮想通貨バブル期だった2018年1月。次に高いのは、イーサリアム(ETH)やXRPなどの上昇で仮想通貨全体の時価総額が2兆ドルの大台を突破するなどした2021年4月である。
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なお、期間を米大統領選後の「過去30日間」に合わせ、地域別にキーワードの関心度を0〜100で表したデータは以下の通り。アルトコインは欧州やアフリカなどで関心度が高く、スロベニアの数値が100だった。
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その他の指標
アルトコインに対する関心度や人気度を測るデータには、CoinMarketCap(CMC)が提供する「アルトコイン・シーズン・インデックス」という指数もある。
これは、ビットコイン(BTC)と時価総額トップ100のアルトコインとのパフォーマンスに基づいて、ビットコインの人気が高いのか、アルトコインの人気が高いのかをリアルタイムで示した指数だ。
CMCのチャートは以下の画像の通り。オレンジは「ビットコインシーズン」を表すが、現在は濃い青になっていることで、明確に「アルトコインシーズン」であることが示されている。
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