はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

知らないと損をする 2019年の仮想通貨税金対策|情報提供『Cryptact(クリプタクト)』

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

実現利益を賢く調整して税金を最小限に
下落が続いた2019年の仮想通貨市場も残すところ1ヶ月になり、仮想通貨損益計算の対象となる取引が確定しつつある。残り1ヶ月でできる確定申告に向けた行動を、損益計算サービスでも有名な株式会社Cryptact(クリプタクト)に情報提供いただいた。
株式会社Cryptact(クリプタクト)とは
2018年1月、Cryptact創業メンバー3人は元ゴールドマン・サックスで前職ではヘッジファンドと呼ばれる絶対収益型のファンドで運用を担当しており、そのシステム開発を行うエンジニアと共に設立。

創業メンバー自身が行っていた暗号資産(仮想通貨)取引の損益計算を簡単にするために、2017年に自用目的で開発したのがtax@cryptactの始まりで、機関投資家が利用するような高度なシステムを個人でも使用できるサービスとなっている。tax@cryptact(無料)は、同種のサービスとしては国内最大のユーザー数を誇り、数千種類の仮想通貨に対応。1分単位の時価での正確な損益計算を行い、数十万件以上の取引履歴にも対応したサービスを提供している。

▶️公式ホームページ:株式会社Cryptact

▶️Twitter:クリプタクト(@Cryptact)

年末までに要確認!含み損益を把握して賢く税金対策

個人の暗号資産(仮想通貨)の損益は毎年12月末時点で確定する。今年は年初からみると上昇相場であったため、利益が発生して税金計算を行う必要がある方も多いのではないだろうか。

2019年になり仮想通貨にかかる税金関連は世界でもより一層整備されてきており、また無申告者を減らすための施策などが米国を中心にとられ始めている。

日本でもすでに他人事ではなく、税務調査などから仮想通貨にかかる申告を正しく行っているかどうか、厳しくチェックされてきている。この辺りはNODEE by CoinPostでの記事において、実際に日本で起きている仮想通貨にかかる税務調査の実態などを体験談をもとに紹介しているので、興味のある方は是非ご一読してほしい。

『仮想通貨確定申告怠ると…本当にあった怖い税務調査体験談』
前回のコラムでは、Cryptact代表取締役 斎藤氏とコインタックス 代表取締役 田辺氏との対談形式で確定申告について対談。2019年に新たに誕生した取引を含め、早めに損益状況を確認して確定申告に備えましょう。

昨今、芸能界でも無申告により休業に追い込まれた著名人もいる通り、申告しなくてもバレないだろう、ではなく仮想通貨にかかる税務申告は怠らずに行っていただきたい。

一方で、少しでも節税をして納税金額を抑えたい、というのは当然思うことであり、ここではその対策の1つとして、保有している暗号資産(仮想通貨)の中で含み損を抱えているものがあれば、それらを売却し含み損を実現化させることで、実現利益を圧縮して暗号資産(仮想通貨)の所得を減らす、ということについてご紹介したい。

どのような投資家が対象となっているのか、その確認方法を税理士の見解と合わせて詳細に解説していく。

「税理士法人GLADZ 野口 集平」先生からのコメント

含み損を実現化させるというのは具体的にどういった考えや狙いがあってのことなのか、税理士法人GLADZの野口税理士に話を伺った。

税理士法人GLADZ

税理士法人GLADZ(大阪市・梅田)は、1案件につき、常に3名の税理士有資格者により、”依頼者に喜んでもらえる積極提案”を行っている。関連会社コインタックス株式会社と協力し、仮想通貨税務にも力を入れている。

野口 集平 税理士

2020年3月の確定申告における仮想通貨取引にかかる所得(以下「仮想通貨損益」という)は、2019年1月から12月にかけての取引が対象です。つまり、2019年12月31日末をもって2019年仮想通貨損益は確定することになります。

今年は、年末にかけての下落により、通貨によって含み損を抱えている方も多いかもしれませんが、年初の高騰や下落前のタイミングで売却をされている方は、実現利益は発生している可能性があります。

もし実現利益がすでに発生している一方で、現在保有している通貨で含み損がある場合、その含み損をいったん実現させることで、2019年の仮想通貨の取引における所得を減らすことが可能となります。

このように、すでに発生している実現利益に対して含み損を確定させることで年内の所得を減らす、ということが可能とのことだ。

なお、重要なこととして、この取引は12月までに行う必要があり、2020年1月に入ると含み損を確定させても2019年の所得を減らすことには繋がらないので、この点は注意してほしい。

また、納税資金を準備する観点から、2019年仮想通貨損益を年内にある程度把握しておくことが望ましいと考えられ、本年は残り1か月を切っているため、年内に行う仮想通貨の取引が本年の実現損益にどのような影響を与えるか見当をつけて取引を行うことが重要となる。

例えば、これから年内に通貨の売却を行い、その売却により利益が発生する場合は、2019年の所得となるため(注:2019年通算で損失の場合は課税されない)、それらを認識しながら賢く取引したほうがいいだろう。

では、どうすれば実現利益を把握し、含み損の有無を調べることができるのか、次で説明したい。

確定申告に向けての行動

上記の野口税理士のコメントでポイントとなるのは、以下の3点をリアルタイムに知ることである。

  • ①現在の実現損益がいくらか
  • ②現在保有している通貨ごとの含み損益がいくらか
  • ③予定している取引を行った場合に、①と②がどのように変化するのか

この①から③を可能とするツールとして、野口税理士も利用されているのが、Cryptactが展開するtax@cryptact及びportfolio@cryptactのサービスとなる。

これらのサービスは、既に30,000以上のユーザーが利用しており、個人利用向けには無料で利用出来るサービスとなっている。

ユーザー数国内No.1!Cryptactへの登録はこちら

提供:Cryptact

使い方はこれまで行った過去全ての取引履歴(取引所の取引履歴や自身で作成したカスタムファイルなど)をtax@cryptactのサービスにアップロードすることで、自動的に①tax@crpytact上で(実現損益)と②portfolio@cryptact上で(保有通貨毎の含み損益)が算出される。

提供:Cryptact

明かに取引履歴のアップ漏れがある場合は、自動で注意喚起し、ステップバイステップで解決に導いてくれる機能も追加されている。

提供:Cryptact

また、Cryptactでは、アップロード後にUI上で自由に取引を追加することができる。

予定している取引、例えばBTCの売却など、を入力すると、その取引を反映させた結果が表示されるため、取引の事前シミュレーションをすることが可能だ。このシミュレーションについて、一分単位で価格データを保有しているサービスだからこそできる機能である。

提供:Cryptact

まさにこの機能を使って年内の確認をお勧めしたいのが、タイトルにもある“含み損益を把握して賢く税金対策”だ。

Cryptact上で①実現損益と②保有通貨毎の含み損益を確認しながら、含み損となっている通貨を売却した後、実現利益がどうなるか、シミュレーションで確認した上で、実際の取引に活かすことが可能だ。

この機会にまずは取引履歴をアップしてみて自身の実現損益を確認してみよう。

提供:Cryptact

なお、今回の内容は動画でも詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。

充実のサポートページ及びサポート体制

詳細なヘルプページを用意。各取引所における取引履歴のダウンロード方法や、計算方法の詳細、その他データ不足に伴う計算不能状態の解消「未分類取引の解消」などを掲載。

今回ご紹介した含み損益の確認方法の詳細もヘルプページに掲載。

メールでのトータルサポートもあり、平均3営業日以内には回答。

Cryptactサポートページはこちら

企業紹介

株式会社Cryptact

Cryptactは、bitFlyerと業務提携したことでも有名な仮想通貨の実現損益計算サービスtax@cryptact及びポートフォリオ管理ツールportfolio@cryptactをサービス提供している企業。

出典:Cryptact

創業メンバー自身が行っていた暗号資産(仮想通貨)取引の損益計算を簡単にするために、2017年に自用目的で開発したのがtax@cryptactの始まりで、機関投資家が利用するような高度なシステムを個人でも使用できるサービスとなっている。tax@cryptact(無料)は、同種のサービスとしては国内最大のユーザー数を誇り、数千種類の仮想通貨に対応。1分単位の時価での正確な損益計算を行い、数十万件以上の取引履歴にも対応したサービスを提供している。

ユーザー数国内No.1!Cryptactへの登録はこちら
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/18 月曜日
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧