はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

人気DEXアグリゲーター「Odos」とは DeFi取引を最適化する3つのツールを解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFi(分散型金融)での暗号資産(仮想通貨)取引において、Odosは初心者から上級者まで様々なトレーダー向けに柔軟で直感的に操作できるツールを提供しています。

Odosは高度なアルゴリズムと多様な流動性ソースでユーザーの取引体験を向上するDEXアグリゲーターです。DeFi(分散型金融)におけるスリッページや価格影響などの様々な複雑性を解決し、新しい取引体験をユーザーにもたらしています。

Odosが提供するツールはカジュアルな取引から、プロとしての利益最大化まで様々なシーンで活用でき、多様なニーズに合わせて最適化されています。アプリは日本語がサポートされているため、国内投資家も安心して利用することが可能です。

本記事では、Odosが提供するツールのSimple Swap、Limit Orders、Advanced Swapsのそれぞれのメリットを詳しく紹介します。

目次
  1. OdosでDEX取引の効率を最大化
  2. Simple Swap: 初心者から上級者を対象にした利便性に優れるツール
  3. Limit Orders: 上級トレーダーの取引戦略を最適化するツール
  4. Advanced Swap: 上級トレーダーが細かい設定で取引を完全に制御できるツール
  5. まとめ

OdosでDEX取引の効率を最大化

まず初めに、DeFi(分散型金融)でOdosなどの取引ツールを利用することの重要性について背景から説明します。

現在、オンチェーン取引の人気が急騰しUniswapなどのDEX(分散型取引所)は毎日数十億ドル規模の取引を取り扱っています。ただ、DEXは革新的である一方、課題がいくつか残されています。

  • プライスインパクト(価格インパクト)によるネガティブな影響: 単一のDEXでは、特に大規模な取引による影響でトレーダーにとっては最適でない価格設定になることがあります。他にも、各プールの流動性の深さや市場のボラティリティなど様々な要因で価格影響を受けます。
  • スリッページ: ボラティリティが高い市場や浅い流動性プールにより、注文時と約定時の価格差で予想より不利な価格で取引が実行されることがあります。
  • ロングテール資産などへのアクセス制限: 多くのDEX(分散型取引所)では限られたトークンのみをサポートし、新規発行のトークンやロングテール資産を取引をするのが困難なことがあります。
  • セキュリティリスク: 複数のプラットフォームでトークンが繰り返し承認されることで、セキュリティ上の問題が発生しユーザーは潜在的なリスクに晒される可能性があります。

以下の記事では、DEXアグリゲーターによってユーザーの取引資金が効率化され、取引リスクが軽減されるなど様々なメリットがある理由と、Odosが高度なルーティングアルゴリズムによってDEXアグリゲーターにおける主要なポジションに位置していることを詳しく紹介しています。

関連記事:DeFiトレードを最大限に効率化: Odosのようなアグリゲーターが果たす重要な役割

OdosはDeFiに関連する様々な課題に対するソリューションとトレーダーにとって取引での最良の機会を提供しています。

高度なルーティングアルゴリズムと深い流動性ソースの統合によって全ての取引が効率化、高いセキュリティで取引を実行することができ、OdosはDeFiにおける取引方法を革新しています。

Simple Swap: 初心者から上級者を対象にした利便性に優れるツール

Simple Swapはスリッページやガス代などのDEX取引における複雑性を排除し、利便性を向上させています。予想外の手数料の発生や様々な設定の必要性をなくし、ユーザーは正確な見積もりで取引ができます。

出典: Odos

Simple Swapに関する公式ドキュメントはこちらから確認できます。

Simple Swapの主な利点

  • 正確な見積り: クォート(見積り)で表示された通りの結果で取引を完了できます。見積もり以外に手数料が発生せず、ルーティングアルゴリズムによって最適化された取引を実現しています。
  • ガス代の抽象化: 取引手数料のためにネイティブでガストークンを用意する必要がありません。ガス代は各トークンから自動的に差し引かれ、シームレスに取引をすることができます。
  • スリッページを自動で最適に調整: ネガティブなスリッページからユーザーを保護し、見積価格と最終的な取引結果が一致します。ユーザーはスリッページに関する設定をする必要がなく、迅速な取引が可能です。

このリンクからSimple Swapを実際に体験できます。

Limit Orders: 上級トレーダーの取引戦略を最適化するツール

Limit Ordersは狙った取引を実現するのに最適なツールです。指値注文で取引を実行できます。さらに、取引におけるタイミングとコストも完全にコントロール可能です。

Limit Ordersに関する公式ドキュメントはこちらから確認できます。

Limit Ordersがどのように機能するのか

Limit Ordersではユーザーが正確な買値や売値を設定することができます。

例えば、WBTCが10万ドルで取引されている際にそこから1割引きで購入したい場合、BTCの価格が9万ドルになったら自動的に購入できるよう指値を設定することができます。

目標価格で自動的に取引が行われるので仕事中や睡眠時などで取引機会が損失されず、常時マーケットを確認する必要がなくなります。

Limit Ordersの主な利点

  • 取引を自動で実行できる: 希望の取引条件を設定するだけで自動的に取引が実行されます。
  • ガス代: 指値注文の発注やキャンセル時にガス代が発生しません。取引が実行される際に発生するネットワークのガス代は各トークンから自動的に差し引かれるため、シームレスな取引体験を実現しています。
  • スリッページが自動で調整される: Odosでは、ネガティブなスリッページからユーザーを保護し、自動で調整されます。スリッページを細かく設定しなくても最適な見積もりで取引可能です。

このリンクからLimit Ordersを実際に体験できます。

Advanced Swap: 上級トレーダーが細かい設定で取引を完全に制御できるツール

OdosのAdvanced Swapで行う成行注文では、最適価格で迅速に取引することができます。特に取引速度を重視する上級トレーダーや詳細な設定で取引を完全にコントロールしたいユーザーにとって最適なツールです。

出典: Odos

どの流動性ソースを取引に含めるのか、スリッページ許容度など様々な設定をすることができます。

出典: Odos

Odosでは多様な流動性ソースと高度なルーティングアルゴリズムを基にAdvanced Swapでそれぞれの取引が最良な結果になるよう設計されています。

成行注文は利便性と効率性を重視する個人トレーダーの間でも人気の取引方法です。Advanced Swapに関する公式ドキュメントはこちらから確認できます。

Advanced Swapの主な利点

  • 流動性ソースを指定可能: 最も高度な取引戦略では、Odosのルーティングでサーチされる流動性ソースをさらに絞り込む必要があり、流動性ソースを簡単に設定できます。
  • スリッページ許容度の設定: スリッページを自動設定するのではなく、自身で調整をしたいユーザーはスリッページ許容度を手動で設定することができます。上級トレーダーにとっては手動で設定することでさらに高いボラティリティの資産へのアクセスを可能にするメリットが大きいですが、約定が遅くなったり不利な価格で取引が完了するリスクも伴います。
  • ガス代の設定: ガス代のコントロールに関心のあるトレーダーはAdvanced Swapを利用し、手動で設定をすることができます。ただ、誤って設定をして手数料を低くしすぎるなど取引の成立を妨げるリスクがあります。

このリンクからAdvanced Swapを実際に体験できます。

まとめ

Odosのプロダクト群は、DeFiのトレーダーがそれぞれのニーズで取引できるような柔軟性が備わっています。例えば、Advanced Swapは取引を自身で完全にコントロールしたいトレーダー向けに、Simple Swapは利便性を最優先するトレーダーに快適な取引体験を提供します。Limit Ordersではユーザーの目標価格に対する取引戦略に高い精度をもたらします。

OdosはDeFiに関連する革新的なアプローチを可能とするプロダクトを提供しています。DeFiにおけるユーザーのオプションを増やし、トレーダーは有利な条件で市場に参加できます。DeFiでの取引における初心者からプロまで様々な使用用途に応じた柔軟性のあるツール群が提供されています。

OdosでDeFi取引をはじめる

Odosでの取引を開始するために、app.odos.xyzにアクセスしてウォレットを接続します。この簡単なステップで最適化された取引体験を経験することができます。

複雑化したDeFiにおける様々な機会を模索し、暗号資産取引をより良いものにしましょう。

Odosコミュニティへの参加

DeFiの未来を開拓している活気あるコミュニティの一員になることができます。

  • Odosロイヤリティプログラムへの参加: https://app.odos.xyz/rewardsにアクセスして、スワッピングに対する報酬$ODOSを獲得することができます。
  • 最新情報: Odosの公式X(旧Twitter)で最新情報やアップデート情報を確認できます。
  • コミュニティとの交流: OdosのDiscordグループに参加してコミュニティと交流したりOdosについて理解を深めることができます。
  • Odosを体験する: https://app.odos.xyz/にアクセスし、どのようにOdosがユーザーの取引を最適化してるのか確認できます。

APIの統合に興味のある方はこちらからドキュメントを確認できます。

Odosは高度なアルゴリズムと多様な流動性ソースからユーザーの取引体験を向上するDEXアグリゲーターです。DeFi(分散型金融)における様々な複雑性を解決し、取引体験に革命をもたらしています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/19 金曜日
17:00
XRP総額1億円を配布 SBI新生銀行などが預金連動キャンペーン
SBI新生銀行×SBI VCトレードがXRP交換券を配布。全員1,000円に加え、残高口数に応じて総額1億円を山分け。期間9/24〜12/30、要エントリー。
16:00
摩擦のないWeb3決済の実現へ 理想の将来像と課題解決策を議論|WebX2025
仮想通貨領域の決済について、Web3カンファレンスWebXでディスカッションを開催した。テーマは「摩擦ゼロの決済革命:次世代シームレス経済への道」である。
15:57
セレス、株主優待で仮想通貨イーサリアム等を贈呈へ
セレスが株主優待でイーサリアム(ETH)とジパングコイン(ZPG)を贈呈へ。CoinTrade口座が必要で、暗号資産を採用する優待事例が広がっている。
13:45
FOMC利下げ後、ビットコイン市場の課題と展望=Glassnode分析
米FOMC利下げ決定後のビットコイン市場をGlassnodeが分析したレポートを発表し、先物・オプション市場の動向、オンチェーン指標から今後のトレンドを予測した。次の方向性を見極める水準として、BTCのコストベースである11万5,200ドルという価格を提示した。
12:00
ステーブルコインに関する税金の基本 仮想通貨初心者こそ覚えておきたいポイント|Aerial Partners寄稿
日本でJPYC・USDCなどステーブルコインの利用が拡大中。仮想通貨にも詳しい税理士が税務上の取り扱いを初心者にもわかりやすく解説。雑所得の計算方法、確定申告の注意点、NFT購入・DeFi運用・他通貨交換時の課税ルールを具体例とともに詳しく紹介します。
11:56
BNBが大台の1000ドル突破、DOGEとXRP ETFの取引量はアナリスト予想を大きく上回る
暗号資産市場でBNB(旧:バイナンスコイン)が過去最高値の1,000ドル突破を達成。バイナンス創業者CZ氏のCEO復帰思惑や「Megadrop」需要が背景に。一方、米国初のドージコインETF(DOJE)とXRP現物ETF(XRPR)が取引開始から驚異的な取引量を記録し、アナリスト予想を大幅に上回る滑り出しを見せた。
11:40
ビットコイン建て分散型予測市場の魅力とは? 研究者が提唱
コンピュータ科学者のシャバシェフ氏が仮想通貨ビットコイン建ての分散型予測市場を提唱。ステーブルコイン建ての機会損失を解決するとして、3つの流動性供給方法を分析した。
11:03
Blockstream、Liquidで挑むアジア太平洋市場──アダム・バックCEOに聞いたEchoXとの連携の狙い
Blockstream CEOアダム・バック氏。ビットコイン拡張ネットワーク「Liquid」でのUSDT活用、RWAトークン化戦略、Echo Xとの提携によるアジア市場展開について語った。
10:50
クラーケン、ICOプラットフォームをローンチへ
仮想通貨取引所クラーケンは、ICOと初期のトークンセールのためのプラットフォームKraken Launchのローンチを発表。ローンチの目的や特徴などについて説明した。
10:15
仮想通貨取引所ブリッシュ、純利益160億円で黒字転換 決算発表
機関投資家向け仮想通貨プラットフォームBullishが2025年4~6月期決算を発表。純利益160億円で黒字転換を達成した。その他「Pudgy Penguins」のオーナーIglooとの提携も開始している。
10:05
メタマスク独自トークン「MASK」発行の可能性、ルービンCEO「予想より早く実現」
コンセンシスのジョー・ルービンCEOがメタマスクの独自トークンMASKの発行が予想より早く実現する可能性を明言。
09:02
PayPalのステーブルコインPYUSD、7チェーンに拡大
決済大手PayPalのステーブルコインPYUSDが、レイヤーゼロのスターゲートブリッジを通じてアプトスなど7つの新しいブロックチェーンに展開。「PYUSD0」として相互運用性を強化。
08:48
仮想通貨関連企業Bakkt、日本市場向けに「bitcoin.co.jp」のドメイン取得を発表
米仮想通貨企業Bakktが当初予定していたbitcoin.jpドメインの権利を放棄し、bitcoin.co.jpドメインの取得を完了したと発表。日本市場向けのプレミアムドメインとして選択。
08:30
ミシガン州の仮想通貨準備金法案が前進、ビットコイン団体は反対表明
ミシガン州議会で仮想通貨準備金法案HB4087が2月以来初めて進展した。州資金の10%投資を認める内容だが、ミシガンビットコイン貿易評議会は全仮想通貨対象のため反対を表明している。
07:50
リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンとRWA領域で提携
リップル社は、DBSとフランクリン・テンプルトンとRWA領域でパートナーシップを締結。適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することが目的である。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧