はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Ondo Finance、1000を超える米国株式や債券をトークン化へ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Ondo Global Markets」を発表

資産トークン化企業Ondo Financeは4日、トークン化された米国の株式や債券、ETF(上場投資信託)などに広く投資できるプラットフォーム「Ondo Global Markets」を立ち上げる予定だと発表した。

この現実資産(RWA)トークン市場は、アップルやテスラを始めとする企業の株式や、SPY、QQQ、TLTなどのETFに投資できるものになるとされる。

Ondo Financeは、米ドルを裏付けとしたステーブルコインが発行されているように、各種証券を裏付けとしたトークンを発行すると述べた。ステーブルコインのような送信のしやすさや流動性を提供することを構想している。

NYSEおよびNASDAQに上場されている、1,000を超える証券にオンチェーンでトークン化された形でアクセス可能とするプラットフォームとなる。各トークンは、それが追跡する証券によって1対1で裏付けられる。

また、グローバルで、24時間365日利用可能。米国では利用できないものの、米国以外の世界の国から、いつでもトークンを発行、償還、送信することが可能となる見込みだ。

対象ユーザーとしては、個人投資家、資産管理会社、ブローカーディーラーなど多様な層を想定している。

Ondo Financeは、この動きの背景として、従来型の証券市場には、高額な手数料、アクセスできる範囲、送金の上での非効率性、プラットフォームの断片化などのハードルがあると指摘した。

そこで、ブロックチェーン技術を活用することにより、機関投資家レベルの金融市場をオンチェーン化し、アクセスしやすさ、透明性、効率性を向上することができると続けている。これを実現するのが今回の「Ondo Global Markets」だとする格好だ。

このプラットフォームを、今年中に立ち上げる予定だとしている。

関連: ONDOの買い方 米国債ファンドを担保に発行するステーブルコインUSDYの将来性

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債権等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

主な機能

「Ondo Global Markets」の主な機能には、以下が含まれる。

  • トークン化証券を即座に発行および償還できる。
  • 基礎となる証券と同じ流動性を持つように設計。
  • トークン化証券を担保に、機関投資家並みのレートで借り入れることが可能。
  • オンチェーン金融プロトコルにトークンを担保として預けることで利回りを獲得できる。
  • 米国以外の二次市場でトークンを自由に移し、さまざまなオンチェーンプロトコルやウォレットでトークンを利用可能。

Ondo Financeはすでに、利子を得られる米ドル建てトークンUSDYや、独自のガバナンストークンONDOなどを発行しているところだ。

DefiLlamaによると、Ondo Financeには現在、合計6億5,000万ドル(約992億円)以上が預けられている。

関連: Ondoの米国債担保ステーブルコインUSDY、Cosmosエコシステムに展開

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧