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Ondo追加購入・準備金構想など
トランプ一族が支援するDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(以下、ワールド・リバティ)」は6日、342,000ONDOトークン(約47万ドル)を追加購入したことが明らかになった。これは2ヶ月前の初回購入に続くものと見られている。
今回のONDO購入は、「Ondo Summit」というニューヨークで開催されたイベントに合わせて行われた。Ondo Financeは、現実資産(RWA)をトークン化するための専用ブロックチェーンを立ち上げる計画をしている。
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Ondo Summitで、ワールド・リバティの共同創設者であるチェイス・ヘロー氏は、同プラットフォームが保有するトークンを用いた「戦略的準備金」を構築する計画を発表した。ただし、ヘロー氏はこの準備金の具体的な目的については言及しなかった。
同サミットには、トランプ大統領の息子ドナルド・ジュニアも登壇し、ワールド・リバティの他の共同創設者であるザック・フォークマン氏とザック・ウィトコフ氏も参加。ザックは、トランプ大統領の中東特使に指名されたスティーブ・ウィトコフ氏の息子であり、トランプ家とワールド・リバティの創設者を結びつけた人物として知られている。
2024年10月の立ち上げ以来、ワールド・リバティにはトランプ新政権による規制緩和への影響力を懸念する声が上がっており、特にドナルド・ジュニア、エリック、バロンの3兄弟が同プロジェクトのWeb3アドバイザーに名を連ねていることが注目を集めている。
一方、ベンチャーキャピタル大手a16zのシニアアドバイザーを務めるウィリアム・ヒンマン氏(元SEC企業金融部長)は、仮想通貨業界の規制改革には時間がかかるとの見解を示し、「21世紀金融イノベーション・技術法案」の実効性や、SECの規制アプローチの転換には慎重な姿勢を取るべきだと述べている。
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