
ソラナとイーサリアムのパフォーマンス比較
ARK Investが4日に公開した「Big Ideas 2025」によると、2024年の新規仮想通貨開発者数は3.9万人を超え、そのうちソラナが7,625人と最多を記録し、イーサリアムのメインネットを上回った。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとしては、Baseが4,287人の開発者を集め、ArbitrumやStarknetを上回り6位につけた。

出典:Ark
2023年に8ドルまで下落したソラナは、その後劇的な回復を見せている。デイリーアクティブユーザー数、オンチェーン収益、取引件数、総ロック値(TVL)が過去最高を記録し大幅な成長を遂げ、ビットコインやイーサリアムと肩を並べる指標を示している。

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特に注目すべきは、ソラナ(SOL)のデイリーアクティブアドレス数が2024年後半に急増し、全体の約70%のシェアを獲得したことだ。手数料収入においても、ビットコインやイーサリアム(レイヤー2含む)と拮抗する水準まで成長している。
処理性能面では、L2を含むイーサリアムが2024年にEIP 4844アップグレードにより1秒あたりの取引処理数(TPS)を約200まで向上させたものの、ソラナは平均800TPSを維持し、大きく上回っている。

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ARKの分析によると、ソラナの高いパフォーマンスは、より高性能なハードウェア要件やパラレル取引処理など、戦略的なトレードオフの結果として実現されている。
さらに、ソラナの新クライアントソフトウェア「Firedancer」の導入により、処理能力は数十万TPSまで向上する可能性があると報告されており、今後の展開が注目される。