はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

F・テンプルトン、ビットコインとイーサリアムの指数連動型ETFを提供開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Hashdexに続くETF

米資産運用大手フランクリン・テンプルトンは2月20日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物を組み入れた上場投資信託(ETF)「Franklin Crypto Index ETF(EZPZ)」の運用を開始した。複数の仮想通貨を組み入れたインデックス型ETFとしては、Hashdexが2月14日に上場した「Nasdaq Crypto Index US ETF(NCIQ)」に続く2番手となる。

EZPZは、CF Benchmarksが算出する「US CF Institutional Digital Asset Index」に連動する運用を行う。同指数は時価総額加重方式で、2月20日時点でビットコインが約87%、イーサリアムが約13%の構成比となっている。今後、規制当局の承認を得られた仮想通貨を順次組み入れ対象に加えていく方針も示した。

フランクリン・テンプルトンはソーシャルメディアを通じて「本ETFは、投資家が直接仮想通貨を購入する手間なく、ビットコインとイーサリアムへのエクスポージャーを得られる商品」と宣伝。75年の運用実績を持つ同社が提供し、カストディ(資産管理)は大手取引所コインベースが担当する。

米証券取引委員会(SEC)は2024年12月19日、HashdexのNCIQとフランクリン・テンプルトンのEZPZの上場を同時に承認。NCIQはNasdaq市場で、EZPZはCboe BZX取引所で取引されている。

両ETFとも現時点ではビットコンとイーサリアムのみを組み入れているが、将来的には対象資産を拡大する計画。HashdexのNCIQも同様の方針を掲げている。

米国では1月20日にドナルド・トランプ大統領が就任後、「米国を世界の仮想通貨の中心地にする」との公約を掲げており、規制当局の仮想通貨に対する姿勢も軟化している。こうした規制環境の変化を受け、機関投資家向けの仮想通貨投資商品の多様化が進んでいる。

関連「米国を仮想通貨の中心地に」トランプ大統領、未来投資イニシアチブ(FII)サミットで再表明

▼ 指数連動型ETF(インデックスETF)(用語解説)

特定の指数(インデックス)の値動きに連動することを目指す上場投資信託(ETF)。運用者が銘柄を選別する通常のアクティブ運用と異なり、指数の構成銘柄や比率をそのまま組み入れるパッシブ運用を行う。株式市場全体や業種別、商品、通貨など、様々な指数に連動するETFが存在する。運用手法がシンプルなため、一般的にコストが低く、透明性も高いことが特徴。仮想通貨分野では、複数の仮想通貨を組み入れた指数に連動するETFが登場し始めている。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/14 土曜日
13:55
相次ぐ小規模企業による大規模な仮想通貨投資発表、VanEck専門家は株価操作の可能性を指摘
時価総額数億ドルの小規模上場企業が数百億ドル規模の仮想通貨アルトコイン購入計画を発表する事例が相次いでいる。VanEck専門家は一部を株価操作目的と分析し、投資家に注意を促している。
13:10
ビットコイン保有企業の増加でシステミックリスク上昇=コインベース分析
米コインベースが最新レポートで、現在228社が仮想通貨ビットコインを82万枚保有していると指摘し、こうした財務戦略でシステミックリスクも上昇していると説明した。
11:38
イーサリアム専門家らがETH価格を「大幅に過小評価」と主張、長期目標8万ドルも
イーサリアム技術者らが新報告書でETHを「デジタル石油」と位置付け、ビットコインとの比較で機関投資家向けに大幅な過小評価を訴える。ステーキング収益や供給上限機能により長期的な価値上昇を予測。
10:44
ブラジル下院委員会、ビットコイン戦略準備金法案を可決 
ブラジル下院委員会が仮想通貨ビットコイン戦略準備金法案を可決。外貨準備の最大5%をビットコインで保有する「RESBiT」創設を目指し、中央銀行デジタル通貨の担保活用も検討。
09:50
「ドン・キホーテ」運営のPPIH、オンチェーンでデジタル証券発行へ 若年層支援の仕組み
ドン・キホーテ運営のPPIHは、セキュリタイズジャパンと提携し若年層支援の仕組みを持つデジタル社債を発行する。majicaポイントなどで利息支払いし、若者に特典を付与する。
09:30
ソラナ現物ETF承認へ前進か、複数企業がSEC要請でS-1書類を修正提出
米SEC要請を受けフランクリン・テンプルトンやフィデリティなど複数企業がソラナ現物ETFのS-1書類を修正提出。ステーキング機能組み込みも検討され承認に向け前進。
08:20
ホスキンソン氏、エイダをビットコインやステーブルに替えることを提案
カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、1億ドル相当の仮想通貨エイダをビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。背景や目的を説明し、売り圧を懸念する声にも応えている。
07:30
現在最注目の仮想通貨関連法案、来週火曜日に米上院で最終採決見込み
米上院が来週火曜日にステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施。米ドル裏付け義務化や年次監査要件など包括的な規制枠組みを設定する重要法案の行方に注目。
07:05
今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析
月11日にビットコイン蓄積ウォレットへ3万BTC以上が流入。2025年最大規模で、史上最高値圏でも長期投資家の積極的な買い増しが継続している状況が明らかに。
06:30
ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落
米大手小売企業がステーブルコイン発行を検討中。年間数十億ドルの決済手数料削減が狙い。競争激化でビザ・マスターカード株価下落、大手銀行も共同発行で対抗策を模索している。
05:55
米ナスダック上場企業、1000億円規模のビットコイン購入を計画 SPAC調達で
著名仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏がProCapBTCのCEO就任を協議中。SPAC合併により750億ドルを調達し、全額ビットコイン購入に充当する計画が明らかになった。
05:35
米SharpLink Gaming、670億円でETH大量購入 イーサリアム財団に次ぐ世界2位の保有企業に
米上場企業SharpLink GamingがETH176,270枚を670億円で購入し、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位の保有企業となった。Consensys主導の私募増資で最大ETH保有戦略を推進。
06/13 金曜日
21:13
​​セガとDJTが満を持してリリースする『魁 三国志大戦』 BCGの新潮流を切り拓けるか?
セガの「三国志大戦」がWeb3テクノロジーを取り入れた新作『魁 三国志大戦』として生まれ変わった。CoinPostでは、開発を担うdouble jump.tokyoの創業者である上野 広伸氏にインタビューを実施。開発背景や作品の魅力を語ってもらった。
18:35
MEXC関連企業、ソラナ開発者育成で新プログラム アジア太平洋地域で展開
MEXC IgniteXとSuperteamが戦略的提携を発表。Solana Summit APACで「IgniteX Solana Talent Lab」を始動し、APAC地域のブロックチェーン人材育成を推進。
17:00
超富裕層の投資戦略が大転換、株式から仮想通貨などへシフト=BNYレポート
米大手金融機関BNY Mellonが公開した最新のファミリーオフィスの投資動向調査レポートで、超富裕層による投資戦略の大きな転換が明らかになった。上場株式への投資から、プライベート市場や仮想通貨を含むオルタナティブ投資へと積極的なシフトが進んでいる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧