
本記事では、かぼすママ「公認」とされているBaseチェーン上のCocoroについて、トークンの概要や特徴、買い方を中心に解説します。
目次
- Cocoro(COCORO)概要
- かぼすママのCOCORO発行に込めた想い
- COCOROの発行状況
- Cocoro発行の経緯
- 主な特徴・トークン設計
- 将来性と投資家が注目すべきポイント
- Cocoroの買い方
- Cocoro取引のリスクと安全対策
Cocoro(COCORO)概要
Cocoroは、ドージコイン(DOGE)のモチーフとなった「かぼす」の家族に新たに加わった黒柴犬「ココロ」をモチーフとしたミームコインです。2025年3月8日、かぼすママ(佐藤敦子氏)が「新しい家族を迎えました」とブログで発表した日に発行されました。

出典:かぼすママブログ
このプロジェクトには、「かぼすママ」こと佐藤敦子氏の明確な意志とビジョンがあります。ドージコインは2013年の誕生か世界的な熱狂を巻き起こし、時価総額上位のトップ通貨に昇りつめ、かぼすちゃんは仮想通貨界きっての有名犬となりました。
しかし、かぼすちゃんが虹の橋を渡り、新たな保護犬「ねいろ」ちゃんを家族に迎えると、無許可に愛犬の画像が使用され、トークンが乱発。そうした苦い経験から、「ココロ」をモチーフにしたトークンを公認した背景には、ただの話題づくりではなく、深い使命感があります。
かぼすママのCOCORO発行に込めた想い
かぼすママ(佐藤敦子氏)のビジョン
愛犬を通じて培った善意を、世界中の子どもと動物たちへ
大切な慈善団体・コミュニティへの支援
無断利用からの決別
ファンへの感謝と想い
今後への期待
COCORO誕生の本質
「かぼすママ」の強い意志が背景にあり、過去の無断利用を断ち切り、信頼できる運営体制のもとでトークンの価値を正しく活用し、慈善活動やコミュニティ支援に役立てたいという想いが根底にあります。
COCOROの発行状況
項目 | 詳細 |
---|---|
通貨コード | COCORO |
公開日 | 2025年3月8日 |
発行チェーン | Base(イーサリアムL2) |
発行上限 | 10億COCORO |
時価総額 | 1540万ドル(300以下相当) |
保有ウォレット数 | 73.9k |
コントラクトアドレス | Base Scan |
Cocoro発行の経緯
ミームコインとは、インターネットミームやジョークを元にした特定の機能を持たない仮想通貨です。
Cocoro(COCORO)は、ドージコインと「かぼす」のミーム文化を支援するDAO(自立分散型組織)である「Own The Doge(OTD)」が主導して発行しました。OTDは、オリジナルのDoge写真とIPを正式に所有する唯一の組織で、Doge文化の推進や慈善活動などを行っています。

3月8日公開「重大発表:新しい家族ができました。ホントだよ!」出典:かぼすちゃんとおさんぽ
過去には無断でわんちゃんの肖像を用いたトークンが登場することもありましたが、今回のCocoroはOTDとかぼすママの合意の下で立ち上げられています。
主な特徴・トークン設計
Cocoroは「公平性の確保」を重視したトークン設計が特徴です。以下のように、資金の使途や流通ルールが明文化されています:
- 流動性プール(LP)の75%を永久ロック:手数料は請求可能ですが、トークンを引き出すことができない形でロックされます。手数料収益はDAOとかぼすママの間で50:50に分配される仕組みです。
- 20%をコミュニティエアドロップに割り当て:DOGE保有者およびNEIRO保有者向けのエアドロップとして活用し、コミュニティに還元。
- 5%をDAO準備金として確保:コミュニティ運営のための予算として使用され、主にプロモーションや協賛などに充てられます。

出典:Own the Doge公式X
また、約100万ドルの完全希薄化時価総額(FDV)を基準に初期流動性プールを作成しており、いわゆる「スナイパーボット」や初動での不正な大量買い占めを防ぐ仕組みが整備されています。
新しいトークンが少量の流動性で上場された場合、瞬時に大量買い・転売される「狙撃行為」が横行しやすいですが、十分な流動性と適正な初期価格帯を設計することで、こうした過度な価格操作リスクを最小化。さらに、かぼすママのブログ発表直後にプールを展開して、事前の情報漏洩からのスナイプ対策も図り、公平な取引開始を目指しました。
将来性と投資家が注目すべきポイント
現時点で、Cocoro(COCORO)の公式なロードマップは公開されていません。しかし、今後の展開に期待を寄せる投資家にとって、以下の点が注目されます。
- 5%がDAO準備金として確保されている点から、将来的にガバナンスやコミュニティ主導でプロジェクトが持続的に運営される可能性が高い
- ミームコイン特有の投機的な価格変動リスクと同時に、かぼすママの公認というブランド力がどのようにコミュニティの成長につながるか
- Cocoroの初期設計にある「公平性の確保」や「慈善活動への貢献」が、長期目線の投資家や社会貢献意識の高いユーザーを惹きつける可能性
Cocoroの買い方
ミームコインであるCocoro(COCORO)は、Baseチェーン対応のウォレットを使って購入・保有が可能です。以下のステップに沿って進めれば、初心者でも手順を把握しやすくなります。
【購入ステップ一覧】
イーサリアムを取得したい方に
+解説記事
1. ウォレットの準備
まず、Baseネットワークに対応したウォレットを用意します。代表的なものとしてはメタマスクやCoinbase Walletなどがあります。
- メタマスクをインストールし、新しいウォレットを作成
- シードフレーズを安全に保管
- 不要な拡張機能と混在しないよう注意
2. ETHを国内取引所からメタマスクへ送金
- 国内取引所(例:ビットバンク)でETHを購入
- メタマスクのアドレスを送金先として登録し、ETHを出庫
- 送金手数料・ネットワークを再確認して送金を実行

出典:bitbank
関連リンク:
メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換:スワップ、便利機能を図解で簡単に
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【レイヤー2チェーンを利用してガス代を抑える送金方法】
国内取引所 → メタマスクへの送金で、ガス代が安いArbitrum(ARB)などのL2を使う方法もあります。詳細は以下の記事を参考にしてください。
関連:Astar zkEVMのローンチキャンペーン 「Yoki Origins」体験記
・記事内「ステップ2:bitbankでETHを購入しメタマスクに出庫」
・「ステップ3:メタマスクでETHをAstar zkEVMへ移動する」では、ETHをArbitrumからEthereumへ移動。
※UniswapでのArbitrumチェーンを利用したミームコインのスワップは流動性が低い場合があるため、ここではEthereumチェーンを利用します。
3. Uniswapに接続
- Uniswapの公式サイトにアクセスし、画面上部の「ウォレットを接続」をクリック
- ウォレット一覧からメタマスクを選択
- 連携許可のポップアップが出たら確認し、接続完了
4. ベースメインネットへブリッジ
次に、イーサリアムメインネットにあるETHをBaseメインネットに移動(ブリッジ)します。
- メタマスク上でネットワークを追加
ネットワーク名:Base 新しいRPC URL:https://mainnet.base.org チェーンID:8453 通貨シンボル:ETH ブロックエクスプローラー:https://basescan.org
出典:メタマスク - ネットワーク一覧から「Base Mainnet」を選択
出典:メタマスク - ブリッジ用のサイトやメタマスクの機能で送金元を「Ethereum Mainnet」に設定
送金先を「Base」に指定してETHを移動
出典:メタマスク
5. コインのスワップ
Baseネットワーク上のETH(以下、BaseETHと呼称)でCocoroを購入します。
- Uniswapのスワップ画面で、売却(From)にBaseETH、購入(To)にCocoroを設定
- 検索バーにCocoroのコントラクトアドレス(公式情報)をコピペ
- スワップする数量を入力し、「スワップ」をクリック
- トランザクション詳細を確認し、ウォレットで承認

出典:Uniswap
6. スリッページ設定とガス代の確認
スワップの際は手数料と価格変動に注意。
- スリッページ:予想した価格から大きくズレて取引が成立するリスクを制限する機能
- 変動が激しい場合は、Uniswapの「Settings」アイコンからスリッページ許容範囲を1〜3%程度に設定
- スリッページ範囲を超える価格変動があると、取引は差し戻される(ガス代のみ消費するケースあり)

出典:Uniswap
また、メタマスク上でトランザクションを確認する際、ガス代の推定値が表示されます。高すぎる場合はタイミングをずらすなど、状況に応じて調整を行いましょう。
イーサリアムを取得したい方に
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Cocoro取引のリスクと安全対策
Cocoro(COCORO)はミームコインとして注目を集めていますが、価格変動の激しさや詐欺リスクなど、いくつかの注意点があります。特に非公式Cocoroトークンが複数発行されており、混乱を招きやすく、十分なリサーチが必要です。以下の項目ごとにリスクと対策を確認しましょう。
【主なリスク一覧】
1. 価格のボラティリティ:急変動に注意
リスク内容:
Cocoroはローンチ直後に時価総額8,000万ドルを超えましたが、その後急落。今後も値動きが激しい可能性が高いため、大きなリターンも損失も発生しやすい銘柄です。
対策:
- 余裕資金で投資する:生活費や貯蓄を犠牲にせず、最悪の場合は失っても困らない範囲で投資を行う
- 小分け投資:1度に大金を投じず、相場を見ながら少しずつ買い増すことでリスクを分散
- 価格アラートを設定:相場の急変動があった際にすぐに対応できるよう、ウォレットや取引所の通知機能を活用
2. 公式 vs コミュニティ版:
リスク内容:
Base版Cocoroは“かぼすママ公認”とされていますが、イーサリアム版のCocoroも存在し、コミュニティの一部で支持を得ています。将来的にどちらが主流となるかは未確定であり、価格や流動性に影響が出る可能性があります。
対策:
- 公式アナウンスの確認:該当トークンのコントラクトアドレスを必ず“公式サイトやSNS”でチェック
- コミュニティ状況を注視:SNSやフォーラムの情報をうのみにはせず、実際の出来高やホルダー数など客観的なデータを確認
3. 詐欺やフィッシング:偽トークンや詐欺サイトに注意
リスク内容:
人気トークンや話題のある銘柄は、偽のトークンやフィッシングサイトが横行しやすい傾向にあります。誤ったアドレスに送金してしまうと資産を取り戻せないケースがほとんどです。
対策:
- コントラクト情報を公式で再確認:必ず正規のコントラクトアドレスと公式URLを使う
- DMや誘導リンクに要注意:TelegramやTwitterなどで不特定多数から送られるリンクはむやみにクリックしない
- 常に最新のセキュリティソフトやブラウザ拡張機能を適用:フィッシング詐欺サイトをブロックできる対策を導入
4. ハッキングリスク:DEXやウォレットの安全性
リスク内容:
分散型取引所(DEX)のスマートコントラクトやウォレットがハッキングされる可能性はゼロではありません。取引先やウォレットのセキュリティレベルを見極めることが大切です。
対策:
- 信頼できるウォレットを使用:メタマスクなど実績のあるウォレットを選び、最新バージョンを保つ
- 2段階認証の導入:可能なサービスでは2FAを有効にし、パスワードやシードフレーズは絶対に他人に教えない
- 大きな額はハードウェアウォレットで保管:長期保有の資産はオフライン管理がベスト
5. プライベートキーの管理:紛失リスク
リスク内容:
仮想通貨は自己管理型のシステムのため、プライベートキーやシードフレーズを紛失すると資産を失う可能性があります。パスワードの流出や端末故障にも注意が必要です。
対策:
- オンラインでは保存せず、紙に書き出して金庫など安全な場所に保管
- バックアップを複数作成:異なる場所に保管することで火災や盗難のリスクを分散
- 定期的に見直す:パスワードや保管場所が流出していないか、定期的に確認
Cocoro取引を行う際は、これらのリスクを十分理解したうえで投資や保有を検討しましょう。特にミームコインは他の暗号資産以上に激しい価格変動が予想されますので、こまめな情報収集と慎重な資金管理を心がけることが重要です。
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