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イーサリアムでDeFi機能向上へ 新たなクロスチェーン標準を導入提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2つの新たなトークン標準

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)開発者らは、ブロックチェーンの相互運用性を向上させるERC-7930とERC-7828という2つの新たなトークン標準を導入しようとしている。

5月9日までに最終承認に到達することを目指しており、コミュニティから意見を受け付け中だ。

イーサリアムDeFi(分散型金融)エコシステムを開発するグループ「Wonderland」が1日に発表した。コミュニティからは、DeFiプロトコルの機能を強化し、資金フローを促進すると期待されている。

Wonderlandによると、2つの標準の導入は、DeFiプロジェクト間の相互運用性を上昇させ、より効率的な取引とユーザーエクスペリエンス(UX)の向上を実現するものだ。具体的な目的は、主に以下が挙げられる。

  • ウォレット、エクスプローラー、dApps(分散型アプリ)などが、あらゆるチェーンのアドレスを処理するための統一された方法を提供する
  • マルチチェーンの場面で、ENS(イーサリアム上で動作する分散型のドメインネームシステム)など使い慣れた命名システムを使用できるようにする
  • アドレス表記のあいまいさを減らすことで、セキュリティを強化
  • クロスチェーンシステムの共通基盤として機能することで、相互運用性を実現

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セキュリティ強化については、ユーザーが間違ったブロックチェーンやアドレスへ送金したり、詐欺師がアドレス形式が似ているが任意のアドレスとは違うブロックチェーンに偽アドレスを作り送金させることを防ぐことがあるとみられる。

ERC-7828は、人間が判読可能な、相互運用可能アドレスを導入するものだ。

これにより、すべてのブロックチェーンのアドレスが、主要なエクスプローラー、ウォレット、DApps上で統一表示されることになる。ユーザーは、覚えやすいクロスチェーンアドレスを持つことができる。

また、開発者は、開発者キット(SDK)をインポートすることで、これを簡単に実装可能だ。

ERC-7930は、相互運用可能なバイナリ形式のアドレスを導入するものだ。

これにより、主要なインテント/クロスメッセージングフレームワーク(ブロックチェーン間でのやりとりや操作の意思を伝え、それを実行する仕組み)が、この標準規格を採用し、簡潔で拡張可能なアドレス表現を実現することができる。

ユーザーが、どのチェーンも同じように簡単・安価に扱える状態になることが期待される他、様々なウォレットやエクスプローラーが、相互運用可能なアドレスを容易に特定し、ユーザーに統一的に表示することが可能となる。

イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は先日、2025年に自身が注力する開発分野を発表したところだ。

イーサリアムL1のコアインフラ強化と、エコシステム全体のセキュリティとプライバシーの強化を行っていく。ブログ投稿では、イーサリアムの価値観に沿った方法で、利用者を拡大することも目標に掲げている。

関連:L1強化に本腰 ヴィタリックが2025年イーサリアム開発の優先事項を発表

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