
ETH保有量増やす
米ナスダック上場の仮想通貨関連企業BTCS Inc.は5月14日、最大5,780万ドル(84億円)相当のイーサリアム(ETH)購入資金を調達する転換社債発行契約を締結したと発表した。
ATW Partners LLCが主導するこの資金調達により、まず第一弾として780万ドルが調達され、追加で最大5,000万ドルの調達枠が設定された。BTCSの会長兼CEOのチャールズ・アレン氏も個人的に9万5,000ドルを投資している。
アレンCEOは「この資金調達により、イーサリアムの成長軌道における重要な転機と考えられる現時点でETH保有量を増やし、バリデーターノード運用を拡大できる」と述べた。同社はビットコイン保有最大手のストラテジー社がBTCへ行ったように、イーサリアムへのエクスポージャーを戦略的に増加させ、ステーキングとブロック構築操作による継続的な収益を推進する方針だ。
この取引は同社が最近分散型金融プロトコルAAVEを通じて追加ETH取得のための借入を行った戦略的動きに続くもので、BTCSのイーサリアムに対する確信と、これを収益源とする戦略を反映している。
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