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「伝統金融と仮想通貨の架け橋に」バイナンス、企業向け「CaaS」をローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

伝統金融との架け橋に

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)は29日、従来の金融企業向けに、新たなインフラソリューション「Crypto-as-a-Service(CaaS)」をローンチすることを発表した。

CaaSを導入することで、事業ライセンスを持つ銀行や取引所らの企業は、顧客に仮想通貨関連サービスを提供しやすくなる。仮想通貨サービスの導入はコストや時間がかかったり、固有のリスクが伴ったりするため、バイナンスがサポートを提供するという。

バイナンスは発表で、現在はデジタル資産に対する顧客の需要がこれまでにない水準に高まっているとし、もはや関連サービスの提供は「選択肢」ではなくなっていると主張した。

一方で、技術を開発したり、コンプライアンスの枠組みを構築したり、社内で流動性を確保したりするのはコストや時間がかかり、潜在的なリスクに配慮する必要もあると指摘している。

このような背景をもとに開発されたのがCaaS。CaaSを導入すれば、企業は仮想通貨サービスを速く自信を持ってローンチできるようになるとバイナンスは説明した。

同社でVIP・機関部門のトップを務めるキャサリン・チェン氏は以下のようにコメントしている。

デジタル資産の需要はこれまでにないほど速く高まっており、従来の金融機関は傍観している余裕がなくなった。しかし、仮想通貨の機能をゼロから構築するのは複雑でコストもかかり、リスクもある。

そこで我々が開発したのがCaaS。即座に使える「プラグ&プレイ」の設計のため導入が非常に容易で、機関は顧客のために時間や手間を集中することができる。

また、最終的には、CaaSの提供はデジタル資産へのアクセスを新たなユーザーに広げることにもなる。我々は、伝統金融と仮想通貨の世界をつなぐことに貢献し、機関が自信をもって未来の金融を受け入れることをサポートすることを楽しみにしている。

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CaaSの概要

CaaSでは、導入する企業に対して仮想通貨のインフラを提供する。各企業はブランドや顧客との関係、ユーザー体験などを完全に管理できる権限を持ち、バイナンスが裏で取引や流動性、カストディ、決済、コンプライアンスをサポートする仕組みになっているという。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。

特徴的な機能の1つとしてバイナンスが紹介しているのが「内部取引」。これはバイナンスのプラットフォームへのアクセスを維持しながら、導入企業が自社の顧客同士で注文を最良価格でマッチングできる機能である。この機能によって企業は収益を最大化したり、顧客を管理しやすくなったりするなどのメリットがあるとバイナンスは説明した。

CaaSは、9月30日から早期アクセスの受付を開始。最初は利用できる企業を制限するが、2025年4Q(10月から12月)には利用を拡大する計画だとしている。

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