TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

リップルの功績と将来性、16日のSWELLまでに知っておくべきこと

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2017年10月10日、リップル仮想通貨トークンXRPを使用しているxRapidを活用した世界で初めての実送金に成功
今回の送金の流れはアメリカメキシコ間で送金が実施されました。この送金には実際の現金(USDとメキシコのペソ)で行われ、その仲介にXRPがブリッジ通貨として入った形になります。
RippleNetに参加する企業が100行を超える
RippleNetは、リップル社が提供する法人向け国際送金ブロックチェーンネットワークそのものであり、これに参加する企業が増えるということは、同時にリップルを活用した国際送金をすることで、既存の海外送金から新たな送金方法を導入したい金融機関が増えたことを意味します。

前提知識

  • Ripple社:ブロックチェーンを利用した金融決済システムを開発、運営を手がける企業
  • XRP:上記の決済システムで利用される通貨、24時間365日稼働可能な上に5秒で国際送金を完了させる可能性がある通貨
  • RippleNet:リップル社が提供する法人向け国際送金ブロックチェーンネットワーク
  • xRapid: XRPを利用した送金業社向けサービス、新興市場で大幅にコストをカットしつつリアルタイム送金を可能とする

XRPの実送金に成功、RippleNetに参加する金融機関100行を突破

2017年10月10日、リップルの開発が2004年にカナダのウェブ開発者である Ryan Fugger により開始されて以来約13年の年月をかけて、世界で初めてリップル仮想通貨トークンXRPを使用しているxRapidを活用した実送金に成功しました。

第一号の金融機関が流動性の問題を解決するためにXRPを実活用

世界を先駆ける第一の事例として、Cuallix社が米国からメキシコへの国際送金のコストを低減するためにxRapidを活用する初めての金融機関となりました。xRapidはXRPを流動性ツールとして使うRippleのソリューションです。

参考記事はこちらから

今回の送金の流れはアメリカメキシコ間で送金が実施されました。この送金には実際の現金(USDとメキシコのペソ)で行われ、その仲介にXRPがブリッジ通貨として入った形になります。

長い年月をかけ、テストを重ねた末の成功であり、XRP保有者だけでなく、将来の国際送金を担う可能性もあることからも世界の人々にとって重要なニュースとなったことは間違い無いでしょう。

発表に隠された重要な意味とは?

特にこのニュースはリップルトークン保有者には、重要な意味を持つ発表内容が含まれています。

これは『XRP』が、リップル送金ネットワークとして、国際送金に実際に利用されたという点です。

今まで幾度となくリップルは銀行ネットワークや金融機関に採用されるニュースが相次ぎました。

まだ発展途上とも言える仮想通貨業界の中で、このような機関での採用ニュースは価格にも影響する重要なニュースとなりますが、リップルの価格相場はそのニュースの多さから普通の仮想通貨が反応するレベルの内容では反応がないほど豊富な良いニュースに恵まれています。

しかしこれらのニュースはあくまでも『リップルネットワークを利用』という内容でした。

XRP』を採用するという金融機関からの発表が今までなかったことや金融機関が相次いで独自仮想通貨の発行を計画していることから、多くの憶測を生み注目され続け、心配されたリップル保有者にとって一番の悩みであったといえるでしょう。

全てが軒並み価格が上がる仮想通貨の状況とは一変し、利用価値や企業採用の真に価値を持つ通貨が評価される時代に突入していることが価格相場の変動から見て取れます。この真の価値を持つ通貨という部分とXRP(通貨)が実際に利用されるというニュースという観点からリップルトークンにとって大きな意味をもつ重要ニュースと捉えることができます。

RippleNetに参加する企業が100行を超える

RippleNetは、リップル社が提供する法人向け国際送金ブロックチェーンネットワークそのものであり、これに参加する企業が増えるということは、同時にリップルを活用した国際送金をすることで、既存の海外送金から新たな送金方法を導入したい金融機関が増えたことを意味します。

利用する金融機関が増えるほど、リップルが担う国際送金の総額は比例して増えることにつながるため、XRPの価値としても大きな一歩となります。

SWIFT社とRIPPLE社との関係を考察

今回リップル社としてとても重要となるxRapidのXRP実送金を成功させたCuallix社のホームページには、メキシコ、米国、香港を拠点として25年以上の歴史を持つ金融機関であり、SWIFT、MasterCard、およびUnionPayの主要な金融機関として紹介されています。

ここでSwiftの名前がでてくるのは意外でした。

これに関して可能性として考えられるのは、他の金融機関でも言われている、大きな多額送金は既存のSwiftを利用し、普通の送金など速度を重視するものはコスト面も考えた上でリップルに移行するという案です。

既存の提携金融機関であるSwift社との送金を継続しつつ、新たな企業向けソリューションとして、コスト面を抑えた送金方法の導入も開始するという意味が含まれていると考えます。

ただ企業間での問題からも、すでにSwiftとRippleは裏で合意に至っており、競合ではなくお互いの長所を生かした将来の海外送金を2社で作り上げるのでしょうか?

また海外記事ですが、とても気になる内容の記事がCoinDeskに上がっていました。

これはその内容を翻訳したものです。

SWIFTとリップルのパートナーシップこそ成功のカギ?SWIFTの未来とは?
ボストン連邦準備銀行副会長であるジム・クンハ氏がSWIFTについて語りました。『パートナーシップこそ最終的な成功のカギだ』と述べたことが注目を集めています。
『最先端技術に対する理解が早いスタートアップ企業がいる中(SWIFTのマーケットシェアを積極的に奪おうとしているRippleを指している)、様々な新しいビジネスモデルがさらに破壊的な力を持つ可能性があることを示しました。よって二社のパートナーシップは必要不可欠だ』

と二者のパートナーシップこそ将来世界の送金事情を担う可能性のある2社にとって最前の方法である。と記載されています。

またこのSwiftとRippleの関係性は8月にリップルがSwellの発表をするとき行われた、Twitter上での謎のカウントダウン時からかなり話題となっています。

特に関係性を持っているのか、またはあえて対抗しているのか?と議論されている内容で

  • Ripple社SWELL 2017年10月16日から19日 場所: トロント
  • SWIFT社Sibos 2017年10月16日から18日 場所: トロント

両社それぞれが主催する超重要イベントであるカンファレンスが、同日同場所で行われます。

これが両者が裏で合わせたものなのか、または伝統的に開催されているSwift社のSibosにリップル社が名前を売るために同日同場所で開催するのか?

16日に2社の関係性と、多くの謎が解けることになるでしょう。

CoinPostでは、気になる『SWELL』のカンファレンスの内容を、3日間日本語記事にてお送り致します。

リップルのSWELL開催までに知っておきたいこと

以下の4つの情報をSWELLまでにチェックしておくことをおすすめします。

1、10月15日リップルの新しい取引所(ゲートウェイ)がオープンする?

まだ正式な発表はありませんが、リップルのゲートウェイがSWELL開催の前夜祭としての役割なのか?新規にリップルがリスト入りする取引所を発表するとして、海外記事に掲載されています。

取引所の新規リスト入りは、取引所や国にも依存しますが、上場したことがない国の取引所などの発表が正式に行われた場合、新規法定通貨の資産が通貨に流れてくるため、時価総額の底上げにも繋がり価格に大きく影響する重要なニュースとなります。

2、リップルCEO質疑応答。リップルの将来性とは?

Ripple CEO Brad Garlinghouseの質問会が開催されました。

今までリップルに対して疑問に思っていたこと等、CEO自ら回答。リップルの将来性や、SWELLでの重要な発表があること等。みなさまがきになる内容にCEOが答えた質疑応答の内容を日本語でお届けしています。

【日本語翻訳】Ripple CEOが語る、リップルの将来性とは?12の質疑応答
リップルの今後の展望について、リップル社のCEOであるBrad Garlinghous氏が12の質疑応答で、銀行採用、550億XRPの凍結、SWELL等様々な質問に詳しく回答しています。

3、リップルは2018年12月までに約120円まで高騰すると専門家が予想

米新興企業向け株式市場Nasdaqが今後リップルは2018年12月までに高騰するという記事を掲載(Nasdaqが書いた記事ではありません。)

リップルは2018年12月までに1ドルまで高騰すると専門家が予想
米新興企業向け株式市場Nasdaqが今後リップルは2018年12月までに高騰するという記事を公開

4、SWELLの詳細について

まずSWELLについて、一度開催される前に内容をおさらいしておくのも、その日の情報に備える上で重要となると思います。ぜひご活用ください。

Rippleカウントダウンの詳細 SWELLのカンファレス日程を告知
リップル公式Twitterに突如呟かれた3のカウントダウン。その詳細は、今後リリースされる予定のアプリ「SWELL」に関するカンファレンスの日程(2017/10/16-2017/10/18)でした。憶測が飛び交いますが、今後もリップルに関するニュースを追っていきます。
リップル(Ripple)ニュースまとめ : 価格変動に関する最新情報を随時更新
仮想通貨リップル(Ripple)のニュースをまとめた特集記事です。価格変動に関わる最新ニュースや取り扱い取引所、ウォレットについての最新情報を更新していきます。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧