「AIは第2成長フェーズへ」
資産運用最大手ブラックロックのETF(上場投資信託)ブランド「iシェアーズ(iシェアーズ)」は21日、2026年の投資テーマについてレポートを発表。AI(人工知能)、国防、トークン化を取り上げている。
まずAIについては、第2成長フェーズへと進んでいると指摘。単なる「チャット(対話)」の段階から、より複雑なタスクをこなす段階へと移行していると述べた。
動画生成や自律型AIエージェントなどのより高度な作業を提供するようになっており、必要とされる計算能力(トークン使用量)が爆発的に増加している。ユーザー数が同じであっても、このセクターのコンピュータパワー需要は増加を続ける可能性があると続けた。

出典:アイシェアーズ
例えば、上のグラフは、AIリクエストを様々なモデルにルーティングするプラットフォーム「OpenRouter」において、2024年以降、週ごとの計算能力使用量が約17倍に増加していることを示すものだ。
この需要が、データセンター、エネルギー、デジタルインフラへの投資を加速させているとも続けた。
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国防や資産トークン化のトレンド
アイシェアーズは、今後は国防分野に対しても投資家の関心が高まる可能性があると述べた。このセクターでは、デジタル化への移行に伴い支出が増加しており、新たな防衛技術やリスクが出現し続けることも考えられるとしている。
さらに、現実資産(RWA)トークン化も、アイシェアーズが注目しているトレンドの一つだと述べた。米ドルなどの法定通貨を裏付けとするステーブルコインの採用が増加していることにも触れた。
RWAとは
「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。RWAのトークン化の可能性は、資産運用最大手ブラックロックらも注目している。
トークン化が進むにつれて、現金や米国債以外の資産にブロックチェーン上でアクセスする機会も増えるだろうとしている。
また、今月5日時点でトークン化資産の約65%が暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のチェーン上で発行されているとのグラフも示した。なお、BNBチェーンが約10%、ソラナ(SOL)が約5%と続いている。

出典:アイシェアーズ
これにより、イーサリアムが特にトークン化資産の成長から恩恵を受ける位置づけにある可能性を指摘した。
ブラックロックのラリー・フィンクCEOらは昨年12月、資産トークン化が今後数十年にわたって金融のあり方を変革する可能性があるとの論説を発表した。将来的には、投資家が株式や債券から仮想通貨まで、様々な資産を単一のウォレットで売買し、保有するようになるかもしれないと意見している。
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