はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SBIホールディングス北尾社長『私自身が、米リップル社の役員になる可能性もある』

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBI北尾社長『私自身が、米リップル社の外部取締役になる可能性も』
Ripple社のXRPユースケースとR3社のCordaを使った金融サービス拡大に向けた取り組みについて「我々はグローバルスタンダードになり得る両社と太いパイプを持っており、全力を挙げて支援していく」と意気込みを語った。
R3とは

分散型データベースを扱う技術系企業。200社以上の企業と連携し、金融システムや商業分野での分散型台帳サービス開発を行なっている。

Ripple社とは締結したパートナーシップの内容「XRPの(購入)オプション契約」を理由に訴訟へと発展していた。同訴訟は昨年9月、北尾社長の仲裁もあり、和解に達した。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

北尾社長『私自身が、米リップル社の外部取締役になる可能性も』

7日、「大和インベストメントコンファレンス東京 2019」で、SBIホールディングスの北尾社長の講演内容が公開された。

講演の全容については、以下の記事で解説している。

SBI北尾社長「仮想通貨を入れた金融商品をSBI証券で販売・XRP(リップル)をSBIレミットで利用」規制制定で事業を展開へ
SBIホールディングス株式会社は3月6日、SBIグループの持続的成長に向けた全体戦略などを掲載するプレゼンテーション資料公開、様々なブロックチェーン・仮想通貨関連ビジネスの展開が語られた。

北尾社長は、「デジタルアセットを基盤とした新たな生態系の構築」というセッションにて、全体戦略を踏まえた各事業体における個別戦略例について言及。

米リップル社のXRPユースケースと、米R3社のCordaを使った金融サービスの拡大に向けた取り組み本格化について、提携する米Ripple社と米R3社との取り組み内容を解説した。

米R3社のCordaシステムは、スマートコントラクトのファンクション(機能)も持っていて、非常に優れている。

私は18年3月、「R3 Cordaカンファレンス東京」に登壇し、基調講演を頼まれた。

その際、「(当時、係争状態となっていた)R3、Ripple間の訴訟の和解に全力を挙げ、Cordaを基盤とした様々な金融サービスを開発する、XRPの活用に全力で取り組む」と宣言したが、2019年現在、その方向に着々と進んでいる。

(SBIとして出資しているため)米Ripple社、米R3社の双方に役員を派遣しているが、場合によっては、米Ripple社本体の役員は、私がなろうかと考えているくらいだ。

我々は、グローバル・スタンダードになり得るこの両社と、非常に太いパイプを持っており、全力を挙げて支援・協力していく。

分散台帳技術の開発を手がけるR3社については、以下のように述べた。

R3 Cordaの積極的な活用については、「Corda Network」を2019年ローンチ予定だ。

接続するフィンテック企業などが、データ間移動が簡単になる。

Corda Settlerは、XRPとの親和性が非常に高い

2025年大阪万博で採用を目指し、世界中の観光客に対して、決済できるようにしたい。

仮想通貨XRPは、Corda Networkと関係の深い「Corda Settler」での決済通貨であるため、Corda Networkの始動は、XRPコミュニティや投資家にとっても大きなイベントだ。

Corda Settlerは、企業向けグローバル決済のための汎用型清算アプリケーションであり、2018年12月に利用が開始されている。

さらに、1月下旬に行ったCoinPostインタビューで北尾社長は、以下のように語っていた。

R3社は、「コルダ(Corda)」という、DLT(分散型台帳技術)プラットフォームを持っている。

このシステムの特徴的なのは、イーサリアム(ETH)と同じようにスマートコントラクトの機能を持っているという点が挙げられる。

R3から招待されてスピーチをおこなった際も、「一緒にジョイントベンチャー(合弁会社)を作ろう」ということを働きかけてきた。この1月に、契約手続き(サイニング)が終わっている。

今後はまず、コルダのシステム「コルダ・セトラー」(コルダを活用したグローバル決済アプリ)の中で、XRPを使って決済をしていくようなメカニズムを作り上げたいと考えている。

CoinPostの関連記事

SBI北尾社長インタビュー『仮想通貨(ビットコイン)市場の将来性とリップルの展望』
SBIグループは、仮想通貨取引所「SBIバーチャル・カレンシーズ」など、仮想通貨事業にも注力している。同グループの北尾吉孝CEOに、仮想通貨メディアCoinPostでインタビューを実施。ビットコイン市場やリップル(XRP)の展望などを伺った。
R3がCorda Networkをローンチ|Corda Settlerの決済通貨「仮想通貨XRP」にも朗報か
XRPはCorda Networkとの関係が深いCorda Settlerでの決済通貨であるため、Corda Networkの始動は、XRPコミュニティや投資家にとっても大きなイベントだ。Corda Settlerは企業向けグローバル決済のための汎用型清算アプリケーションであり、昨年の12/5に利用が開始されている。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧