はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|上位100通貨の24時間取引高、前週比+34.3%の約3.3兆円(3/4〜3/10)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
3月4日〜3月10日は、時価総額上位100通貨のうち89通貨が上昇し、3月10日時点で上位100通貨の24時間取引高は前週比+34.3%の約3.3兆円となっている。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$1,294億(+3.9%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:ENJ(+142.2%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:R(-12.1%)
  • 時価総額上位100通貨の3/10取引高:$292.5億(+34.3%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:THETA(+1,485.6%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:XVG(-88.3%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/3/4〜2019/3/10の仮想通貨市場全体は、時価総額上位100通貨のうち89もの通貨が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/3/10の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+3.9%となる約1,294億ドルとなっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+141.4%となったENJであり、時価総額ランキングは39位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはRであり、前週比-19.3%であり、時価総額ランキングは78位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、WAN(85位にランクアップ)、KNC(88位にランクアップ)、QBIT(96位にランクアップ)、MXM(97位にランクアップ)、BNT(99位にランクアップ)、THR(100位にランクアップ)の計6通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+142.2%となったENJであり、最も下落したのは-12.1%となったRだった。

3/10時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+2.8%の3,952ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比+3.7%の137ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

3/10時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は前週比+34.3%となる292.5億ドルとなり、内81通貨は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+1,485.6%となったTHETAだった。 

一方で、19もの通貨の取引高が20%以上減少、中でも取引高が最も減ったのは-88.3%減となったXVGとなった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)は、比較的安定して推移。

3/10時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比+3.4%の1,136億ドルとなり、総時価総額の84.2%を占め、前週よりやや減少した。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比-0.9%となる51.5%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

3/4〜3/10の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートとイーサリアム(ETH)のハッシュレートと共に減少した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-3.9%の42.5EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-1.7%の149.4TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

3/4〜3/10の週に、ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティは先週とほぼ同じレベルだったが、イーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは大幅に下落した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+0.02%となる6.1Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比-24.9%となる1,900THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、「Poolin」のマーケットシェアが増加した。

3/4から3/10までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-6.2%の974個となった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー170個、17.5%、7.4EH/s
  • AntPoolー124個、12.7%、5.4EH/s
  • Poolinー111個、11.4%、4.8EH/s
  • F2Poolー106個、10.9%、4.6EH/s
  • SlushPoolー100個、10.3%、4.3EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

3/4から3/10までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+22.5%となる44,915個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー12,185個、27.1%
  • SparkPoolー9,849個、21.9%
  • Nanopoolー5,742個、12.8%
  • f2pool_2ー5,420個、12.1%
  • miningpoolhub_1ー2,639個、5.9%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

3/4〜3/10の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎の平均トランザクション回数と共に大幅に減少した。

blockchain.infoによると、3/4から3/10までの間にビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは前週比-5.5%で1.0MBとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数は前週比-13.2%となる2,059回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及び平均トランザクション回数

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは前週比-19.1%の17,825bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は前週比-18.8%となる88.8回となった。

図11:イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ及び平均トランザクション回数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧