はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

XRP価格超予測(前編)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPの将来性と価格予測を技術面、投資家の意見から分析
XRPの将来的な価格予測についての記事です。XRPは、実用性を持ち、将来的にも非常に期待されている通貨です。多くの人は、今後短期的な価格の乱高下が繰り返される可能性はあるとしても、長期的に価格は一貫して高騰し、期待できる通貨だとしています。

先見の明…

もし、証券トレーダーに共通して欲しいものがあるとすれば、それは、将来起こるイベント、期待、可能性に対する洞察力・予測力でしょう。もし私たち仮想通貨トレーダーのみが未来を知ることが出来た場合、仮想通貨市場で起きている一つ一つの急激な値上がりや値下がりが明らかになり、私たちは最大のリターン(利益)が得られる通貨を買い溜めることができるでしょう。

この世に存在するどんな金融商品(仮想通貨)にも、その将来価格を予測する様々な方法があります。これは、仮想通貨の一つであるXRPも例外ではありません。

目次
  1. テクニカルな分析とは
  2. 最近のXRPに対するテクニカル分析
  3. 価格予想投票
  4. 実用性分析とは
  5. 投機の可能性
  6. リップル社のXRP宣伝方法の心得とは

テクニカルな分析とは

2017年にXRPは、数ある上昇の中でも一時的に特別大きな上昇を記録しました。このXRP価格の動きの傾向を、ある人はエリオット波動理論になぞらえて、”エリオット・ウェーブ”と呼びました。私は当時ある人がこの価格が2度上がり下がりを繰り返した後に、より上昇すると予測していたことに対して懐疑的でした。

しかし、彼は正しかったのです。価格は、実際に3度目急上昇したのです。

エリオット波動理論は、ラルフ・ネルソン・エリオットによって提唱された理論で、集団心理における観察可能な社会現象に基づく奇妙なコンセプトを持ちます。これにより、証券や資産が急激な上昇をみせた時の投資家たちの行動を予測することができます。証券や資産が最初に投資家の熱意や反応に晒された際に、彼らの興味によって2つの波が引き起こされ、第3波の初動となり、資産の価格を上げるのです。

このタイプのコンセプトは投資家の行動にのみ焦点を当てていますが、これを出来高時間軸価格などのデータと組み合わせた場合、テクニカル分析の基礎となります。テクニカル分析は、一般的に短期的な値動きを予測することに長けているのです。

しかし、テクニカル分析は、強い相関性のみに焦点を当て、確率が異なる様々な可能性の中から価格の上昇や下降を予測するので、長期的な価値の有無を判断するのには不向きだと言われています。

最近のXRPに対するテクニカル分析

XRP Discord Chennel の何人かの投稿によると、最新のテクニカル分析で、この何週間XRPは上昇トレンドの中で、チャートが波を打っているとのことです。このXRPの高値圏での価格のもみ合いは一般的に短期的な上昇トレンドを示唆しているのです。

価格予想投票

短期的な価格予想をする一つの方法は投票です。

10月27日の金曜日に、私はXRPChat²にて下記のような投票を行いました。

残すところ後2ヶ月となった2017年中に、XRPが到達するであろう最高値は何セントですか?

この投票の選択肢には、複数の価格帯が設けられ、24時間で162人が投票しました。 投票結果はこちらから

20セント(約22円)から30セント(約34円)内の3つの価格カテゴリーは、ほぼ拮抗していて、それぞれ1票差でした。 一番投票数が多かったのはどの価格帯だったのでしょうか。結果としては、全体の48%の投票者が、XRPは残り2ヶ月を残した2017年内に31セント(35円)以上の価格帯になると予想しています。

このポジティブな予測は、多くの投資家がXRPは割安だと考えていることがわかり、XRP価格が今後も上昇していくであろうことを示唆しています。

実用性分析とは

7月初頭に、XRPChat メンバーの仲間が、”Izzy Otto”(以下、Otto氏)というペンネームを使った匿名の投稿者によって書かれたブログを見るように勧めてきました。そのブログは、XRPの実用性のみに焦点を当て、その需要から導き出した価格予想について書かれていました。

このタイプの、デジタル資産の実用性から分析する価格予想を私は”実用性分析”と名付けました。そして私は、本来価格予想する際にはこの実用性分析のような分析が行われるべきだと思っています。

あなたが彼の分析についてなんと言おうと構いませんが、彼が中国が規制に入る3ヶ月前から中国元とビットコイン取引の法的な問題について指摘していたことは、まぎれも無い事実だということを心に留めておいてください。

そして、彼は、銀行、金融機関、仲介人、ディーラーを始めとする B to B (企業間)国際送金において、2020年までに920億米ドル規模のXRPが必要になると言及しています。

私からするとその計算によって導き出された値は少々低いと感じます。私であれば、まず SWIFTが1年間に行う取引の 1800兆から割合を算出します。Otto 氏が207兆規模の B to B にのみ焦点を当てている点は、考慮すべきところかも知れません。

さらに彼は、B to Bの中でも小規模の市場の割合なども考慮し、XRPの価値予想を行いました。

最終的な価格予想はどんな数字になったのでしょうか? 彼は、B to B国際送金のみで2020年時点の実用性分析から、最終的に1XRP当たり 1.43USドル(160円)という価格を導き出しました。

参考までに、もし彼がSWIFTのより大きい数字を使用していたら、実用性分析で1XRP当たりの価格は12.60USドル(1,430円)にまで上昇していました。SWIFTは、全ての国際間送金であり、B to Bに制限しているわけではありません。リップル社自体がB to Bだけでなく、全ての国際間送金を視野に入れていることを考慮すると、この1XRP当たり12.60USドル(1,430円)という数値の方が正確な気がします。

実用性分析は、投機や投資などの他の重要な要素を考慮していません。ビットコインの現在の最大の実用性は、価値の保存にあります。現在のビットコインの時価総額はいくらでしょうか? 投機を投資として捉えて930億USドル(約10兆円)なのです。 

投機の可能性

ビットコインからも分かるように、投機は、デジタル資産や仮想通貨において、その他の要素を全て覆せるほどの力を持っています。

XRPは仮想通貨の中で、最も実用可能性を秘めています。SWIFT支払いが1000兆規模に達していることを考慮すると、XRPは他の仮想通貨を遥かに凌駕する市場規模で実用化されるかも知れないのです。もしXRPが、ほんの少数しか担えなかったとしたら、Otto氏の実用性分析は、特異な脚注として、XRP価格の歴史に刻まれるでしょう。

しかし、投機は実用的な需要の重要性を薄めてしまいます。

仮に、あるデジタル資産が価値があると思われたり、実用的だと判断されると価格は上昇します。しかし、短期的な需要の増加は、出来高と流動性に加え、デジタル資産をうまく宣伝させ、どうブランディングするかにかかっているのです。

という意味でも、XRPは、その両方の要素を充分に持ち合わせています。

リップル社のXRP宣伝方法の心得とは

私が、XRPへの投資に関して非常に自信があることの一つの理由は、リップル社によるXRPの宣伝方法にありました。彼らは、XRPについての戦略がどのようなものかを強調することができ、銀行にILPを使用して銀行の台帳を繋げることができるリップル社の技術をテストしてもらえるような、ソフトなアプローチも取ることができるのです。 彼らは、RippleNet という組織も支持しており、多くの銀行や金融機関が手を取り合いリップル社の技術を使って手軽な支払いを可能にする方法を模索しています。

そして、現在、彼らは xRapid をこの繋がりに組み込もうとしています。

xRapidは、銀行にXRPを使用し流動性を提供するソフトウェアです。これは、先方口座、当方口座に外貨建てでの送金やXRPを使用し、国際間送金コストを極限まで削減したいと考えている銀行用のソフトウェアで、既存のシステムの低コスト代替品として提供することを最終ステップとしています。

さらに付け加えるとすると、彼らはRippleNet アクセラレーター・プログラムという、XRPを国際送金に採用しようとする先駆銀行に報酬を与えるプログラムも提供しています。

前編では価格が上昇する可能性に触れていますが、明日の後編では、仮想通貨全体の時価総額、最近の出来事、リップル社員の見解から分析した価格予測を公開いたします。

後編はこちら↓

リップル/XRP価格超予測(後編)
XRPは高い実用性を持ち、将来有望なデジタル資産であり、多くの銀行がXRPを採用することによって、ビットコインや他の仮想通貨からの流入を見込め、メインストリームとなるだろう。それに伴い、価格も上昇する可能性が大いにあり得る。

Crystal Ball: XRP Price Speculation

Oct 29th, 2017 by xrphodor

参考記事はこちらから
リップル(Ripple)ニュースまとめ : 価格変動に関する最新情報を随時更新
仮想通貨リップル(Ripple)のニュースをまとめた特集記事です。価格変動に関わる最新ニュースや取り扱い取引所、ウォレットについての最新情報を更新していきます。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧