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韓国規制当局、仮想通貨リブラによる経済不安定化を危惧

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国規制当局、リブラを不安視
韓国規制当局がリブラの見解を示す文書を公表した。今後金融危機が訪れた際に収拾が付かなくなる懸念など、広く普及した場合に予期されるリスクについて詳述されている。

韓国規制当局、リブラを不安視

韓国の規制当局「大韓民国金融委員会(FSC)」がフェイスブックの仮想通貨「リブラ」に関する見解を示した文書を公開した。世界的にリブラが利用された場合のリスクを危惧する内容となっている。

仮にリブラが普及し、フェイスブックが世界中に抱える24億人のユーザーが、デポジットを行うために送金を行なった場合、世界中の銀行預金の10分の1がリブラへと送金されることになる。

今回、当局がリリースした文書では、上述した内容が現実化した場合に起こりうるリスクに焦点を当てたものとなっている。

一つ目の懸念点として当局が第一にあげたのは、銀行の財政健全性についてだ。

リブラの主な利用対象となりうるのは、発展途上国からになると予測される。その理由としては、ベネズエラやジンバブエに代表されるように、発展途上にある一部地域の通貨のボラティリティは比較的高く、安定性に欠けるためだ。

そのため、それら地域においてリブラが普及した場合、同地域から資金がリブラへと流れ、銀行の準備預金の減少が進むと予測される。それが具現化すれば、銀行業の継続が厳しくなり、新興市場に大きなダメージが及ぶ恐れがある。

二つ目の懸念点は、取り付け騒ぎの深刻化や中央銀行の影響力の低下による、金融政策の影響範囲の縮小化だ。

金融危機が訪れた際に、避難先としてリブラに資金が流れた場合、国際間の資金移動の流れに対し、中央銀行が行使可能な実力範囲が狭まるため、事態の収拾がつかなくなる可能性を示唆した。

また前述した二点に加え、資金洗浄などのリスクにも不安感を募らせているとのことだ。

なおFSCが今回公表した文書について、当局のリブラに対する公式の見解ではなく、世界的な見解をまとめたものだとしている。

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