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ビットコインキャッシュ今後二回ハードフォークを計画/更なるブロックサイズ拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインキャッシュ開発者がブロックサイズ拡大を計画中
ブロックサイズ拡大により、安定、スケール、低コストで急成長できる通貨を目指します。
将来の一般の利用者による世界的な採用にむけて、ビジネスのためにも安定した基盤作りに取り組む
ビットコイン改善のためにハードフォークを支持するグループは、メインストリームの採用には基盤作りが大事だと主張し、それにはブロックサイズ拡大が必須だと主張しています。

ビットコインキャッシュ開発者らは、来年にむけた“仮の”ブロックサイズ拡大を計画しています。

これは11月28日ビットコイン子会社のメインデヴェロッパーチーム(Bitcoin ABC)が発表した今後6~12ヶ月のロードマップによるものです。

ロードマップでは二つのハードフォークが来年5月、11月に計画されています。このアップグレードは利用者のソフトウェアのアップグレードが必要になります。

    1. Median Time Pastがタイムスタンプ1526400000(2018年5月15日)に達したときにプロトコルのアップグレードをスケジュール。そして、Median Time Pastが1542300000(2018年11月15日)に達したときに6ヶ月後にアップグレードします。
    2. アップグレードの3か月前(2018年2月15日)までに、アップグレードに含まれるコードと機能を確定します。
    3. 次回のアップグレードで暫定的に計画されている機能の一部は次のとおりです。
    • デフォルトのブロックサイズ制限を増やし、適応ブロックサイズ制限に向かう
    • 正式な取引注文に向かって移動します。おそらく最初のステップとして取引注文のコンセンサスルールを削除。
    • 改良された難易度調整アルゴリズム
    • 一部の非アクティブ化されたOpcodeを再アクティブ化し、プロトコル拡張ポイントの追加に移行して、将来のOpcodeのアップグレードを容易にする

今後のビットコインキャッシュの展望

ビットコインキャッシュは今年初夏にビットコインブロックサイズ問題改善のために作られた新しい仮想通貨です。

ブロックサイズ拡大に慎重派の開発者コミュニティ(ビットコインのセキュリティが危険に及ぶという反論により)に実質ブロックされましたが、数々の賛成派はそれを無視し独自の仮想通貨を作ったのです。

最も重要なのは、ビットコインキャッシュはビットコインのブロックサイズを8倍も拡大させたのです。

ビットコインキャッシュ開発者らはこの分裂では止まらず、この通貨を改善する目的で新しい計画をロードマップで発表しました。

彼らは声明で、『私たちはより安定、スケールがよく、低コストで急成長できる通貨を目指します。最終的に問題や困難がなく、自然と機能するべきです。一般の利用者による世界的な採用にむけて、ビジネスのためにも安定した基盤作りをしなければなりません。』と述べました。

ビットコインキャッシュ支持者は理論上手数料はブロックサイズ拡大に比例しないため、基盤作りにブロックサイズ拡大は重要な要素だと述べます。

Bitcoin ABC開発者らはロードマップの後部にコード上で廃止された古いルールを再制定するなど他の可能性も挙げています。

しかしコミュニティの方向性によってロードマップは変更の可能性があります。Bitcoin ABCは今後の変更に対応できる数少ないソフトウェアの一つなのです。(nChainは他のソフトウェアでロードマップに賛同しています。)

いずれにしても、正式な発表は2018年2月まではないようです。

Bitcoin Cash Plans to Increase Its Block Size, Again

Coindesk by Alyssa Hertig, Nov 29, 2017

参考記事はこちらから

Bitcoin ABC – Medium Term Development Plan

Bitcoin ABC

参考記事はこちらから

CoinPost考察

ビットコインキャッシュはそもそも、ビットコインブロックサイズ問題改善のために作られた新しい仮想通貨です。

現在はビットコインがさらに高騰し、スケーラビリティー問題がさらに深刻してきている現状です。

今後より多くの仮想通貨利用者の増加が予想され、更なるトランザクション処理の能力が必要とされる時代が来るでしょう。

2018年2回のハードフォークを控えていること、長期に渡って心配されていた、スケーラビリティー問題がブロックサイズ拡大により今回改善されることで、2018年によりビットコインキャッシュが注目される年になりうる可能性を秘めているのかもしれません。

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