はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

人材の採用活動に革新を起こすWeb3.0時代の人材プラットフォーム「WAVEE」の魅力とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

急速に発展するIT業界の企業やWeb3業界などのスタートアップにおいて、事業拡大の際にスキルやカルチャーフィットの不十分なままに採用を進めると、人材・企業共に本来のパフォーマンスが発揮できず瓦解してしまいかねず、人材の採用は極めて重要な要素です。

一方で、企業が熱心に採用活動に取り組んでいるにもかかわらず、思うように人が集まらない、採用してもすぐに退職してしまうなどの理由で、人手不足が一向に解消できないことも少なくありません。適切な人材へのアクセスは、企業にとっての生命線と言えます。

その点において、次世代型人材プラットフォームの「WAVEE(ウェイビー)」は、ブロックチェーン技術を最大限活用し、人と仕事を最適にマッチングさせる革新的なサービスです。

本記事では、WAVEEの主な特徴とその仕組み、導入実績、運営会社、そして人材業界に与えるインパクトについて詳しく解説します。

目次
  1. 案件紹介や人材業界をWeb3化させる「WAVEE」
  2. 「WAVEE」の仕組み
  3. 「WAVEE」の普及によるインパクト
  4. WAVEEの導入実績
  5. 運営会社・株式会社WAVEEの概要
  6. 仕事マッチングを加速化させる「WAVEE」

1. 案件紹介や人材業界をWeb3化させる「WAVEE」

少子高齢化問題や国内企業の人手不足が深刻化するなか、こうした人材採用における課題点がなかなか解消されない背景には、従来の人材採用方式に以下のような問題があるためです。

  • 求人媒体やエージェントを利用すると、毎月の固定費や採用時の成功報酬費用が高額になりがち
  • 人材紹介エージェントの場合、各エージェントが自社で持つ候補者と求人企業のみでマッチングを行うため、提案が極めて限定的になる
  • 知人紹介制度を設けても、転職検討中の知人を探しづらいうえ、リーチ可能な範囲が限定される

Web3領域でも、新規プロジェクトの立ち上げや運用を通じて事業の新規開拓・拡大を目指す動きが活発です。その一方で、プロジェクトオーナーの確保や初期の組織構築が大きな課題となっています。

このような課題を解決するために登場したのが、世界中のあらゆる人材と求人企業をブロックチェーンを介して統合することを目指すサービス「WAVEE」です。WAVEEは従来の採用方法が抱える問題を解消し、Web3人材の円滑な確保を可能にする新しいサービスです。

また、後述する「人材NFT」を通じて、人材の招待によるマッチング報酬の一定割合を永続的に受け取ることができます。WAVEEは、この革新的な仕組みを通じてリファラル採用を大きくアップデートし、人材市場にパラダイムシフトを起こすサービスとして期待が集まっています。

2.「WAVEE」の仕組み

次に「WAVEE」の具体的な仕組みについて、企業側や招待者、被招待者などそれぞれのメリットに触れながら解説します。

2-1. 「人材NFT」を通じたWAVEEのインセンティブ構造

優秀な人材を効率よく採用するためにWAVEEが開発したのが、プラットフォームへ候補者を招待した際に、招待者へ被招待者に紐づいたNFT(非代替性トークン)を付与する仕組みです。

例として、すでにWAVEEに参加している「Aさん」が、人材候補者として「Bさん」をプラットフォームに招待したとしましょう。

この招待により、AさんはBさん個人に紐づいた“人材NFT(非代替性トークン)”を獲得します。そしてBさんが企業に採用されるたびに、発生する紹介報酬の一部がNFTを通じてAさんへと支払われるのです。この人材NFTは、将来的に自社のNFTプラットフォームや、OpenSeaなどの二次流通市場で売買できるようになる可能性があります。

さらにWAVEEにおいて、招待によって取得可能なNFTに有効期限はありません。被招待者がマッチングする限り無期限に報酬を取得できます。また、招待した方がプラットフォームへ招待した方(二次招待)が採用された場合にも、最初の招待者にインセンティブが発生する点も魅力と言えるでしょう。

また、被招待者がWAVEEを利用する利点として、WAVEEは様々な人材紹介会社等との連携を通じて網羅的に求人を掲載しているため、業界の求人を全体的に把握できる点が挙げられます。

加えて、今後のアップデートで「応援・評価機能」が登場する予定。この機能は、招待主が招待する人材についての情報(ワーカーとしての素晴らしい点やスキルなど)を記載して応援ができる機能で、招待された方がより仕事の機会を多く得られるための仕組みです。

WAVEEはスタートアップの役員クラス人材などから招待が始まっているため、豊富な経験や高い能力を有したハイスキル層も多く参加しており、採用側にとっても利用するメリットが大きいサービスといえるでしょう。

またWAVEEでは、正社員としての就職だけでなく、副業やフリーランスとして業務を受託した場合もインセンティブ支払いの対象になります。このように、WAVEEの参加者へ人材候補者の招待を行う大きなインセンティブを与えることで、プラットフォームの継続的な拡大を促します。

2-1-1. 報酬のシミュレーション

WAVEEへの招待によって得られる推定報酬は、公式サイトの「報酬シミュレーション」ページで計算することが可能です。

年収1000万円の人材を1名紹介するだけで約20万円の報酬が得られますが、高いスキルと豊富な人脈を持つ人たちを想定して下記のシミュレーションを行った場合、10年間で最大「2000万円」超の報酬が獲得できる可能性があると算出されます。

  • 年収:800万円(転職頻度は40ヶ月に1回)
  • 招待人数:5名
  • 各二次招待者が招待する平均人数:5名

2-1-2. フィー分配の仕組み

このようにWAVEEでは、招待する人材の年収や招待人数、二次招待者が招待する人数に応じて報酬期待値が変動します。また、WAVEEでは招待者だけでなく被招待者にも報酬が支払われる報酬設計を採用しており、双方にとってメリットが大きい点も特徴です。

具体的には、各マッチングで得られる成功報酬を100%とした場合、招待者側に20%、企業側に15%、マッチング者(有料職業紹介事業者)側に30%という割合で配分が行われます。

2-2. WAVEEの基本システム

WAVEEにおいて、採用に必要なコストは成功時報酬のみで、募集をいくつ出しても基本料金は0円です。

成功報酬は「採用者年収の25%以下」と設定されていますが、外部から入る人材エージェントを介さず直接候補者を採用した場合は17.5%に手数料が低下します。

さらに、自社にカルチャーフィットしやすい人材を採用する場合にはさらにコストが抑えられ、一般的なエージェントによる採用に比べて、50-70%OFFで採用が可能となります。

2-3. 自動ドラフト生成機能で採用プロセスを効率化

また、WAVEEで採用活動をおこなう企業は、募集要項をAIを利用して自動で生成する機能「自動ドラフト生成」という追加機能を利用できます。

募集タイトルを記入するだけで、魅力的かつ簡潔な募集要項が生成されるため、採用活動にかける時間を短縮できるでしょう。

3.「WAVEE」の普及によるインパクト

WAVEEが普及することで、次のような人材業界のアップデートが期待されています。

  • これまで積極的に転職先を探していなかったハイスキル人材の発掘
  • 本人の能力を真に発揮できる仕事とのマッチングによる価値創出の増加
  • 世の中の人材に関する付加価値の最大化による日本のGDP向上と所得の増加
  • 給与水準が上がることによる国際的な人材競争力の向上
  • 海外人材の採用が容易となり、日本の人材不足解消の契機に

WAVEEの取り組みは、既存のリファラル採用(友人・知人の紹介)を大きくアップデートした仕組みが実現できている点にも強みがあります。リファラル採用は、近年日本でも取り入れる企業が増えている採用方法のひとつで、社員の人脈や繋がりを通して採用活動をおこないます。

リファラル採用を用いると、”類は友を呼ぶ”ということわざがあるように、従業員と近しい価値観や能力を持った人材に出会いやすく、企業にとっても被紹介者にとっても互いにカルチャーがフィットしやすい傾向があり、マッチングミスによる定着率低下を防ぐ効果もあります。

しかし一方で、リファラル採用で紹介できる人材は個人や企業のコミュニティの範囲に限られてしまいます。そのため企業にとっては選択肢を確保しづらく、必ずしも求める人材を採用できるとは限らない点がデメリットです。

それに対してWAVEEでは、2次、3次の繋がりにまでリファラルを広げる仕組みがあることや、現時点で“必ずしも転職意向がない”方でもWAVEEに招待することはできるので、候補者が断然広くなりやすいメリットが挙げられます。

このようにWAVEEの事業は採用の手法そのものに変革をもたらし、今後の採用プラットフォームの主流となる可能性を秘めています。

4. WAVEEの導入実績

WAVEEは、すでに国内外で多くの企業に導入されており、日本ではSBIホールディングスグループや博報堂グループ、DMMなどの大企業やその他上場企業でも採用が進んでいます。

国内のWeb3事業者に従事している人材の希少性は高く、1000~2000人程度がそれぞれ複数のWeb3企業で働いているとされる状況下で、WAVEEはすでに1600人以上のアクティブユーザー数を獲得しています。

今後も認知が進むにつれ、さらに急速に普及する可能性を秘めています。

企業の経営者や管理職の方がWAVEEに登録し、他社から案件を業務委託で受注するなど、BtoBでのマッチング事例もあり、経営者層や役員クラスの人材がWAVEEを利用するケースも増えています。BtoB市場は国内だけでも約1000兆円あるとされる大規模な領域であり、WAVEEは将来的にBtoB市場での拡大を計画しています。

5.運営会社・株式会社WAVEEの概要

最後に、運営会社である株式会社WAVEEについてご紹介しましょう。

社名 株式会社WAVEE(英名: WAVEE Inc. )
代表者 早川裕太
所在地 東京都江東区永代2−27−6
創業 2022年11月
事業内容 人材サービス業

WAVEEは元々、2017年に創業者の早川氏がICOに向けて進めていた事業を、2021年末頃に米国で酷似事業が1億ドル調達したことを契機に、よりアップデートした上で、HR領域に強いエッグフォワード社と共に開始したものとなります。その後、2024年7月にエッグフォード社からカーブアウトする形で、株式会社WAVEEとして設立されました。

「優秀な人に、その人の価値が最も発揮される最適な仕事を紹介して、世の中全体で生める付加価値を最大化する」をミッションに掲げ、従来の人材紹介業界の課題解決を目指しています。

あらゆる人々が、才能を最大限発揮して活躍できる場を提供することで、生産性を高め、日本全体のGDP向上や経済活性化を目指しています。

これまでWAVEE社は、PlayMining、SHINSEKAI Technologies、Kudasai、boarding bridgeといったWeb3領域の主要なコミュニティや企業・サービスとも連携しています。

先述したように、将来の展望としては、人材NFTを売買可能な独自マーケットプレイス開設を計画しているほか、人材の将来性や成長可能性を「投資対象」として評価する新しい仕組みの構築も目指しています。その他、スタートアップ領域への展開や、グローバル展開も視野に入れています。

スタートアップ展開にあたっては、すでにスタートアップ1万社のCEO/CFOとコンタクトのある事業者との提携が確定。他にも、オープンイノベーション系事業者との共同プロダクト構築や、300万人以上のキャリア情報を保有するプラットフォームとの連携などの準備が進められています。

人材領域で培ったアドバンテージを活かしながら、新たな領域にも挑戦し続けることで、今後もより幅広い事業・サービス拡大を実現していくでしょう。

6.仕事マッチングを加速化させる「WAVEE」

このように、「WAVEE」はブロックチェーン技術とリファラル採用の強みを活かした、新時代の人材プラットフォームです。

各人材をこの経済圏に繋げることにメリットを提供し、プラットフォームへのワーカー流入を促すことで、企業は豊富な選択肢のなかから、事業やプロジェクトの達成に必要な人材の円滑な確保を可能にします。

さらに、WAVEEには5,000人以上のキャリア支援を行ってきたヘッドハンターが在籍しており、あらゆる人が無料でキャリア相談を受けられます。自分の望むキャリアや条件に合う職場へしっかり導くことで、ワーカーにも企業にもメリットのある採用活動を提供してくれるでしょう。

WAVEEの公式discordに参加すると、「キャリア相談窓口」からすぐに相談可能です。

より質の高い人材を集めるため、通常WAVEEには「招待コード」がないと登録できません。しかし、国内最大の暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostの読者はWeb3への知識が豊富で関心も高いと想定されることから、特別に期間限定で招待コードなしの登録が可能となりました。

ご登録はSNS連携によって30秒程度で完了しますので、新しいプラットフォームや人材招待を通じた収益化に興味のある方は、この機会にぜひ試してみて下さい。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/30 水曜日
14:00
ビットコインが年内21万ドル到達の可能性、プレスト責任者が『デジタルゴールド』の価値を強調
プレストのピーター・チャン氏が年内のビットコイン21万ドル予測を維持。危機時に金と同様の安全資産として機能する二面性を指摘。ARK Investmentは2030年までに最大150万ドルの強気予測を強調。
12:30
Ginco、東京都カーボンクレジットマーケットにNFT技術を提供
株式会社Gincoが東京都カーボンクレジットマーケットの運営会社e-dashにブロックチェーン技術を提供。スマートコントラクト開発やNFT化による信頼性向上を通じ、2030年CO2排出量半減に向けた取引プラットフォームを支援。
11:45
メタプラネット、ビットコイン・マガジンのCEOをアドバイザーに迎え、BTC戦略を強化
ビットコイン・マガジン親会社CEOのデイビッド・ベイリー氏がメタプラネットのストラテジック・ボード・オブ・アドバイザーズに就任。10年以上の業界リーダーシップと実績を活かし、同社のビットコイントレジャリー事業の加速を支援してゆく。
11:15
通貨秩序崩壊の先は? 著名投資家ダリオ氏が描く世界経済の未来とビットコインの役割
著名投資家のレイ・ダリオ氏が『もう手遅れだ』と題した投稿で米国中心の世界経済秩序崩壊を警告。過去のビットコイン支持発言と合わせ、従来の金融システムからの脱却傾向に注目が集まる。
10:35
ブラックロックのビットコインETF、28日の純流入額が史上2番目の規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETFは28日、2024年1月の取引開始以降2番目の規模の資金が純流入。純流入額は約1,380億円だった。
10:05
ビットコイン推進派のポワリエーヴル氏が敗北、カナダ総選挙で
カナダ下院総選挙で自由党のカーニー氏が勝利し首相として続投することになった。過去にビットコインなど仮想通貨に懐疑的な姿勢を示していた人物であり、今後の方針が注目される。
08:20
「トランプ大統領がBTC準備金に取り組むのは関税問題解決と停戦の後」米商務長官
米商務長官はビットコイン・マガジンの独自取材に応じ、ビットコイン準備金などの仮想通貨政策の見通しについて話した。トランプ大統領は現在、貿易政策と停戦に集中していると説明している。
07:45
クジラ投資家が70億円相当のイーサリアムを蓄積、ETF資金流入も継続
仮想通貨分析サイトLookonchainによると、カンバーランドが70億円相当のイーサリアムを取引所から引き出し蓄積を開始。一方でギャラクシー・デジタルは60億円相当を売却。現物ETFへの資金流入も継続する中、機関投資家の動向に注目が集まる。
07:26
トランプメディア企業TMTG、独自の仮想通貨とデジタルウォレット導入を計画
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループが株主書簡で仮想通貨戦略を発表。Truthデジタルウォレット内のユーティリティトークン導入とTruth.Fiブランドを通じたETF展開を計画。
06:30
ビットコイン相場の注目材料 米財務省のBTC準備金評価と機関投資家の動き──K33分析
仮想通貨ビットコイン価格は先週9%上昇。K33レポートは直近の値動き関連材料として米国財務省のSBR評価期限と機関投資家の動向に注目。
06:02
イーサリアム、45%下落で『長期投資チャンス』到来か? フィデリティ分析
フィデリティの最新レポートによると、仮想通貨イーサリアムが2025年第1四半期に45%下落しテクニカル指標が悪化する一方、価格評価は「過小評価」ゾーンに入り長期投資機会を示唆。Pectraアップグレードの影響などが今後の焦点に。
05:30
米SECがXRPとドージコインETF判断を延期、第4四半期まで決定先送りの可能性浮上
米SECが仮想通貨XRPとドージコインに連動する現物ETF審査を6月中旬まで延期。専門家は年内第4四半期までさらなる延期を予想する中、ナスダックが新たに21SharesのドージコインETF上場許可を申請した。
04/29 火曜日
19:09
LINE NEXT、ドバイで「Mini Dapp Builder Meetup」開催へ
LINE NEXTがドバイで開催する「Mini Dapp Builder Meetup」の詳細をお届け。TOKEN2049期間中に実施され、2ヶ月で5000万ユーザーを突破したMini Dappの成長戦略や開発支援プログラム「Kaia Wave」について共有。
17:11
イーサリアム次期アップデート「フサカ」、コード改良機能を見送りへ
ペクトラに次ぐイーサリアムの大型アップグレード「フサカ」からEOF導入が見送られることが決定した。Tim Beiko氏はスケジュールリスクとコミュニティ合意の課題を理由に挙げた。
13:01
テザー発行のゴールド担保型ステーブルコインXAUT、監査済み証明書を発行 時価総額1100億円超に
テザー社の金担保型ステーブルコインXAUTが約7.7トンの金に裏付けられ、時価総額1100億円に到達した。テザー社は金価格高騰の背景としてBRICS中銀による蓄積を挙げた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧