- ビットコイン価格が高騰し続ける理由
- 理由は2つあり、1つ目はビットコイン先物取引等のデリバティブ商品採用が相次いで行なわれていること、2つ目はビットコインのハードフォークビジネスが加速していることです。
- ビットコインはこのまま上昇し続けるのかどうかを考察
- 年単位の長期的にはビットコインは価格上昇し続けると予想出来ますが、ビットコイン先物導入の12月10日前でも既に大量の資金が投入されていることから、機関投資家も参入済みと推察すると、飽和状態を恐れて大きなショートポジションを取り、価格が下落する可能性もあります。
- ビットコインが下落した場合の投資先通貨は?
- ビットコインのディフィカルティが18%上昇、トランザクションが数十万件詰まっていること等から、ビットコインキャッシュに再度注目が集まると思われます。
ビットコイン価格が200万円台を記録しました。
100万円を超えてからの伸び率はとてつもなく、ビットコインに入っている時価総額の金額から考えても200万円到達までの資金流入の多さが異常であることがわかります。
ビットコイン価格上昇している理由2つ
1つ目は、ビットコインの先物取引などデリバティブ商品採用が相次いで行われていることと、その取引開始が控えていることにあります。
- CBOE(シカゴ・オプション取引所)
- ビットコイン先物 2017年12月10日
- 米国金融機関CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)
- ビットコイン先物 2017年12月18日
- Cantor Fitzgerald & Co.の子会社Cantor Exchange
- ビットコインバイナリーオプション取引 2017年12月18日
- Cantor Fitzgerald & Co.
- ビットコイン先物 2018年の前期中
- ナスダック証券取引所
- ビットコイン先物 2018年の前期中
まず最初の日程となるのは12月10日のCBOEとなります。
10日に機関投資家の参入により、ビットコインに資金が流れてくるという理由がビットコインにとってかなり大きい状況でした。
2つ目は、ビットコインのハードフォークビジネスが加速し、年初まででも6件ほど予定されていることです。
この6件がビットコイン保有者に付与される形になる可能性が高いため、ある意味ボーナスという認識で購入される方も多くいるでしょう。
↓はこれから誕生予定の主なビットコインハードフォーク通貨一覧です。
- 12月17日:スーパービットコイン(SBTC)
- 12月23日:ライトビットコイン(LBTC)
- 12月23日:ビットコインプラチナム(BTP)
- 12月25日:ビットコインゴッド(GOD)
- 12月31日:ビットコインウラニウム(BUM)
- 1月2日:ビットコインキャッシュプラス
- 未定:ビットコインシルバー
- 未定:ビットコインX
※上記したのはあくまでも予定日であり、前後することや延期することもあります。
今後ビットコインは伸び続けるのか?
ビットコインは知名度が今年初めから急激に上昇し続け、BTC先物を既存の大手取引所で取り扱うことでの安心感と期待感を投資家に与え、さらなる新規参入者を生んでいる状況となっています。
しかし、これはあくまでも主観的な考えですが、12月10日前でも既に大量の資金流入があり、相場が大きく上がっているため、ビットコインを知っている機関投資家は10日を待たずして投資している段階に至っているのではないか、と思います。
年単位の長期や、将来性についても考えるとビットコインは値段を上昇し続ける段階だと思いますが、あまり市場の状況を把握していない新規参入者の動向を考えても、下落に向いた時には一気に暴落する可能性もあるでしょう。
ここで、12月10日以降、度重なるビットコインデリバティブ取引による資金流入が既に入った状態で、思ったよりも価格上昇が見込めない、という状況を仮定して考えてみます。
この状況で、機関投資家が飽和状態に近付いている可能性があるビットコインに大きな売りを入れ、ショートでポジションを取ってくるケースは想定しておいた方がいいのではないでしょうか。
特に、仮想通貨が儲かると思い参入してきた新規投資家は、一定期間大きめの価格下落が発生した場合、その相場から簡単に資金を抜く流れに移行する可能性が高いです。
新規投資家については、現在のような上昇傾向に向き続けている相場ですが、いつ高値で掴むかわからない状況であることから、下落への耐性がなく、心理的にあり得る話だと思います。
また、ビットコインハードフォーク通貨は付与は行われますが、連発しすぎていることもあり、ウォレットや取引所が取り扱いを表明しないケースが増加しており、一部の取引所での取引価格がその通貨の価格として世界で掲載されている現状です。
このようなビットコインハードフォークの連発は、付与されたものを取引所やウォレットが対応しないといけないため、本当に有力なものだけが対応されるようになるかもしれません。
ただこのハードフォークビジネスに乗っかっただけの通貨は、今後取引すらされずに消えていくことも考えられるでしょう。
しかし、こういった通貨の中にもしっかりとしたプロジェクトを掲げている通貨もあります。
その見極めは現状非常に難易度が高いですが、ビットコインキャッシュの時のように、ビットコインを保有する大きな理由となるかもしれません。
結果として、ビットコインの上昇理由とされる先物商品取り扱い日であるCBOEの10日前後と、CMEの18日前後は相場に注意が必要となることは間違いありません。
仮にビットコインが下落した場合どの通貨が投資されるのか?
まず、ビットコインの大幅な下落が起きた場合、BTCがアルトコインの基軸通貨であることを加味すると、アルトコインのフィアット建の価格下落は免れません。
既に200万を超えたビットコインも価格下落が始まり、ビットコインキャッシュの価格が上昇傾向に入っていますが、このようなビットコインの下落時に一番強いビットコインキャッシュはアルトコインの中でも特に注目すべき通貨だと思います。
また、先日ビットコインのデフィカルティが価格上昇に伴い18%上昇し、2週間固定されています。
これにより、すでにビットコインは大幅なトランザクションの詰まり(数十万件にも及ぶ)を起こしています。
よって、送金するための通貨としてもビットコインキャッシュが注目され、デフィカルティが高い値で固定されたまま価格が落ちることにより、ビットコインからビットコインキャッシュへのマイナーの大移動も現実的なものとなっています。
この他の通貨での注目通貨
リップル社は本日保有XRPの放出制限を設けるロックアップを発表しています。
これに伴う市場供給量の制限は投資家の心境に大きな緩和をもたらせるでしょう。
現在一時的に価格を伸ばしたXRPも、ビットコインの下落に伴い値を戻しています。
リップル保有者の間で今まで懸念されていた供給量に関する問題の多少の解決で、相場が中長期でどうなるか注目です。
またStratis (STRAT)は、11日にマスターノード、ブリーズウォレットリリースを予定しており、これはストラティスにとってかなり大きな一歩となります。
ブリーズウォレットは、ビットコインに匿名性を持たせて送金することが可能な点など、注目されることは間違いない性能を持っています。
他には、NEXTの28日のハードフォークは価格にも影響する可能性が高く、NEXTやARDRも注目通貨となります。