はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

上値の重いビットコイン、今後の展望は?GWのフラッシュクラッシュに警戒感も|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●ビットコインの重要ライン考察

●2019年始のフラッシュクラッシュと仮想通貨への影響は?

●NASDAQの仮想通貨デモトレードに関する続報

金融市場と仮想通貨

本日の東京株式市場は、前日比107円高の2万2307円に。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、決算発表したマネックスの19年3月期の連結利益が、前期比79.3%減の17.9億円に落ち込んだことで、後場から一時急落するも、大引けにかけて買い戻され、前日比同値で取引を終えた。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

23日に急騰するも、翌24日に売り叩かれたBTC価格は、一夜明けた25日にかけて上値の重い展開が続いている。

61.7万円付近で一旦は持ち直したものの、戻りを叩かれて続落。12日より形成している上昇チャネル内に回帰する形で、上値を切り下げている。

24日時点で下げ止まった地点は、11日の高値と水平線で結んだラインにあり、時間足で3度目の防衛に成功(25日19:00時点)するなど、ツッコミショートが焼かれる底堅い値動きも見せている。3度目は信頼度高めだが、上下ともに優位性を見出すのは困難な状況で、半端な位置で無理にエントリーする必要はないようにも思われる。

この先の展開予測としては、チャネルサポート割れで下限までいくケース(白矢印)が挙げられるが、この場合は、60万円の支持線と59万円(青点線)がサポートされやすい。もちろん、思わぬネガティブサプライズや大口の仕掛けなどがあれば、一気に貫通する可能性もあるので慢心は禁物と言える。

逆に、ここから反騰してチャネル上限上抜けに成功すれば、25日時点で57.7万円付近にある25MA乖離率を調整した上で、結果的に上昇トレンドの押し目となるケース(青矢印)も考えられる。この場合は、急落後の直近高値である61.5〜62万円を抜けて定着出来るかどうかが焦点となりそうだ。

フラッシュクラッシュに警戒感

ビットコインは今年初めの1月3日、日本時間7:30に約1万円幅ほど急落を見せた。

同時間帯の世界金融市場を確認すると、年始で薄商いの中、為替レート109円台から一時104円85銭まで大暴落しており、同タイミングでビットコイン価格も急落している(下図参照)ことから、価格推移には一定の相関性が認められる。

TradingViewのBTCJPYチャート(上側のチャートがBTC価格)

発端となったのは、米Apple社の2019年第1四半期決算における「売上高予想」の下方修正で、日本株式市場などが閉じる年始の薄商い(東京証券取引所の大発会は1月4日)の中で、これを契機に投資家のストップロスを巻き込んでフラッシュクラッシュを引き起こした。

今年の国内ゴールデンウイークは、2019年5月1日の新天皇即位に伴い、2019年5月1日に「平成」から「令和」に改元されることで10連休の大型連休となるため、為替市場を中心に警戒感も台頭している。

確率自体は決して高くないと思われるが、仮に閑散化した国際金融市場で大きな仕掛けがあった場合、BTC市場に波及する可能性も考えられるため、注意しておくに越したことはない。

NASDAQの仮想通貨デモトレードに関する続報

昨日、ナスダック上でBTCとLTCのデモトレード(デモ)が確認されたことを報じたが、本日、マネックスグループも出資する米仮想通貨取引所「ErisX」が、新たに現物取引を一部機関を対象として試験提供していることが判明した。

ナスダックとErisXがどのように取引事業を進めているかは現時点では不明だが、ErisXの仮想通貨取引ペアがナスダックでデモ取引されているのかに関して、以下のようにシナリオは想定できる。

  • ナスダックがErisXの仮想通貨現物取引を提供する
  • ナスダックとErisXがそれぞれ別々の仮想通貨取引商品提供に向けて動いている

最も現実的に考えられるシナリオは、「ナスダックがErisXの仮想通貨現物取引を提供する」ことだろう。ナスダックは仮想通貨に対して前向きな姿勢を示しているが、仮想通貨投資の本格参入をした実例はない。

もう一点は、ナスダックとErisXがそれぞれ仮想通貨取引の提供を目指して行くとの見方だが、こちらも十分可能性はある。

ナスダックやTD Ameritrade(ともにErisXの出資企業)でErisXの仮想通貨現物取引が実現した場合、世界的な証券取引所や大手オンライン証券がビットコイン取引を提供することが大きな反響を呼び、機関投資家からの資金流入が促進されることも期待される。

最新情報はこちら

ナスダックの仮想通貨模擬取引の正体は? 新情報から見えた可能性と今後のシナリオ
本日情報が公開されたEris Xが仮想通貨の現物取引を一部機関を対象に試験的に提供しているとの内容から、ナスダックの模擬取引と多くの類似点があることが見えてきた。公開情報を基に、ナスダックを通したビットコイン取引の可能性と今後起こりうるシナリオを考察した。

CoinPostの関連記事

マネックス決算、仮想通貨取引所コインチェックの4Q連結損益は5.6億円と大幅減|米仮想通貨事業は7月開始を目処
コインチェックの4Q連結損益は5.6億円の損失 マネックスグループが25日に決算...
世界的シンクタンクT20、5月下旬に仮想通貨を含む10分野を議論|G20首脳会談に提言
T20は来月末、6月下旬開催のG20への提言のため、仮想通貨を含むデジタル経済など10分野について議論する。T20 JAPANでは「安定と発展のための国際金融アーキテクチャー、暗号資産とフィンテック」を掲げる。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/05 水曜日
09:30
ビットコイン10万ドル割れ、MEXC不安とBalancerハッキングが相場を圧迫|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは一時10万ドルを下回り、円ベースでは24時間で約140万円下落した。MEXCやBalancerにおける信認性不安や米IT銘柄が失速したことが下落を後押しした。
08:45
米財務省、北朝鮮サイバー犯罪と仮想通貨洗浄で8人と2団体を制裁指定
米財務省が北朝鮮によるサイバー犯罪とIT労働者詐欺から得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を制裁指定した。過去3年間で北朝鮮関連サイバー犯罪者は主に仮想通貨で30億ドル以上を盗んでいる。
08:02
ビットコイン価格、10万ドル維持できなければ72000ドルまで下落の可能性=クリプトクアント分析
クリプトクアントの責任者はビットコインが10万ドルの水準を維持できなければ今後1~2カ月で72000ドルまで下落する可能性があると警告。10月の清算イベント後、現物需要が縮小していると分析している。
07:15
ビットマイン、1週間で400億円相当のETHを買い増し
トム・リー氏が率いるビットマインは、過去1週間で400億円相当の仮想通貨イーサリアムを買い増ししたことを発表。現金についても1週間で約598億円に増加したと説明した。
06:45
ソラナ保有企業フォワード・インダストリーズ、10億ドルの自社株買いプログラム承認
仮想通貨ソラナを財務資産とするフォワード・インダストリーズが10億ドル規模の自社株買いプログラムを承認した。2027年9月まで有効で、同社のSOL戦略への確信を示すものとしている。
05:55
米上場セカンス、保有ビットコインから970BTC売却で債務削減 
株価大幅安 米ナスダック上場のIoT半導体メーカーのセカンス・コミュニケーションズは4日、保有ビットコインから970BTCを売却し転換社債の50%を償還したと発表した。7月7日…
05:35
ビットコインが10万ドル割れ、2500億円以上のロスカット発生 6カ月ぶりの安値
ビットコインが11月5日に6カ月ぶりに10万ドルを下回り、一時99,954ドルまで下落した。過去24時間で16億ドル超相当のポジションが清算され、イーサリアムも年初来上昇分を帳消しにした。
11/04 火曜日
18:06
リミックスポイント、ビットコイン追加取得 新株予約権の残存分は消却
リミックスポイントは10月31日に約5億円分のビットコインを追加取得。累計1,411BTC・214億円規模に達し、第25回新株予約権を全て消却、希薄化型ファイナンスを終了した。
17:02
エアドロップやCZ支持で注目集めるDEX「Aster」とは
エアドロップやバイナンス創業者CZ氏からの支持などで注目集めるAsterについて、DEXの特徴や使い方を解説。注目される理由、エアドロップの参加方法やリスクまで詳しく紹介します。
17:00
OKJ、国内初の「MEME」取扱いを発表 
OKJがWeb3スタジオMemeland発の暗号資産(仮想通貨)「MEME」を国内で初めて上場。11月11日17時より取引開始し、販売所・積立など4サービスに対応。
16:46
モブキャストHD、ソラナ(SOL)を1.5億円取得
モブキャストHDがソラナ1億5,000万円超取得、累計5,177SOL保有。クオンタムソリューションズのETH保有など、国内企業アルトコイン保有の動きが活発化。
15:09
ストラテジー、ビットコイン購入で約620億円を調達へ
ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、ユーロ建て永久優先株で約620億円を調達し、ビットコインの追加購入資金に充当する。保有総量は64万BTCを突破。
13:51
トランプ大統領、バイナンスCZとの面識を否定 恩赦に対する批判をかわす
トランプ大統領がCBSのインタビュー番組で、バイナンス創設者CZ氏への恩赦について「面識がない」と主張し、その妥当性を強調した。民主党議員らはこの恩赦について強く批判しているが、トランプ氏は米国を仮想通貨No.1にする戦略の一環と擁護している。
11:59
イーサリアム財団、戦略的な新助成金プログラムを発表
イーサリアム財団が優先項目に特化した新助成金プログラムを発表した。ウィッシュリストと提案依頼の2経路で、仮想通貨イーサリアムのエコシステムを戦略的に支援していく。
11:09
チェーンリンク、英FTSE Russellと提携 伝統金融の代表指標をブロックチェーンへ
ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE RussellがChainlinkと提携し、Russell 1000やFTSE 100など主要株価指数のデータをブロックチェーン上で提供開始。18兆ドル超の運用資産の投資指標として利用される指数データがオンチェーン化される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧