WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リブラは違法な越境決済を助長する可能性 中国SAFEが警告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル通貨は違法な越境決済を助長する可能性があると警告

中国の外国為替規制当局である国家外貨管理局(SAFE)は革新的な金融テクノロジーがもたらす負の側面として、国境をまたいだ違法な金融活動が活発化する可能性を指摘、特に新興市場にとっては注意が必要だと警告した。

英ロイターの報道によると、国家外貨管理局(SAFE)の主任会計士であるSun Tianqi氏は28日、上海で行われた金融フォーラム「The Bund Summit」において次のように述べた。

フィンテックは国の金融市場の開放、革新、発展を促進することができる。しかし、それはまた多くの国境をまたいだ違法な金融活動をもたらす可能性もある。この事実はすべての国々、特に新興市場を抱える国にとって大きな懸念事項として捉えられるべきだ。

Sun氏は世界各国が警戒するフェイスブックの仮想通貨リブラを例に挙げ、「中国においてはリブラのようなデジタル通貨は外国為替規制を厳守しなければならず、国内取引で人民元を置き換えるものであってはならない」と述べ、それができない場合は禁止されるべきだと主張した。

ちなみに同氏は8月、リブラの外国為替管理および国境を越えた資金フローに対する影響を分析した結果、リブラは国境をまたいで自由に移動できる外貨とみなされ外国為替管理規制の枠組みに統合されるべきであるとの判断を下した経緯がある。

さらに新興市場の政府が国の資本規制や外国為替管理が脅かされるリスクを認識した場合には、リブラ進展の抑制を検討することを求めた。

国を挙げてブロックチェーン開発に邁進する中国

リブラに対する危機感と敵対心は、ある意味で、既に国を挙げてブロックチェーン開発を行ってきた中国の政策をさらに加速させたのではないだろうか。

習近平国家主席が「ブロックチェーン技術開発促進」の国際戦略について発言して以来、堰を切ったように中国のブロックチェーン開発関連のニュースが活発に報道され始めた。

直近の重大ニュースとしては、中国の中央銀行である中国人民銀行がデジタル人民元の発行を正式に示唆したことだろう。28日に発表された「DCEP」計画では発行技術にブロックチェーンを利用した政府発行のデジタル通貨が商業銀行に限定して試用運転を開始する可能性が示されている。

関連:【速報】中国人民銀行、デジタル人民元の発行を正式に示唆

また、中国議会が政府のデジタル通貨発行に備え「暗号法」を可決したという報道もある。

他にも、SAFE幹部のLu Lei氏は国境をまたぐ貿易金融と金融システムのリスク分析のためにブロックチェーンとAI(人工知能)の適用を検討しているとコメントしている。同氏は効果的な金融インフラの構築がリスク管理の基盤として効果的であり決済システム強化の一環として、上海でデジタル技術採用を提案していると述べた。

関連:中国 国家外貨管理局、国際間取引などでブロックチェーン・AIの導入を検討

CoinPostの関連記事

中国大手銀行がビットコインウォレットに出資 仮想通貨技術の国有化を専門家は指摘
中国の大手商業銀行「中国招商銀行」がビットコインウォレット企業BitPieに出資した。中国事情に詳しい専門家は仮想通貨関連技術の国有化の可能性を指摘する。
中国のブロックチェーン関連株、大幅高騰で全面高 習主席の発言を材料視
習近平主席のブロックチェーン推進発言を材料視し、28日に60社以上の中国発テック企業の株価はストップ高まで上昇した。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:26
米ファイサーブ、デジタル資産基盤を稼働 米国の州営銀ステーブルコインが第1弾
米決済大手ファイサーブは1日、デジタル資産プラットフォームが金融機関向けに稼働したと発表した。第1弾はノースダコタ銀行の米ドル建てステーブルコイン「Roughrider Coin」で、ソラナ上で州内90超の銀行・信用組合の銀行間送金に使われる。
14:01
アマゾンのAWS、ブロックチェーン管理サービスを2027年9月終了
アマゾンウェブサービス(AWS)は、Amazon Managed Blockchainのサポートを2027年9月29日に終了すると発表した。新規受付は2026年10月29日に停止し、既存顧客には早期の移行計画立案を呼びかけている。
12:25
ハイパーリキッド関連団体とサークル社、仮想通貨規制「MiCA」見直しで意見書
ハイパーリキッド・ポリシーセンターとサークル社がそれぞれ欧州委員会に意見書を提出。無期限先物とステーブルコインの規制についてそれぞれ要望を述べた。
10:45
ポルシェのWeb3プロジェクトが終了、NFTはブロックチェーンに残存へ
高級車大手ポルシェのWeb3プロジェクトが終了することが発表された。同社のモデル911のNFTは仮想通貨イーサリアム上のブロックチェーンに残るという。
10:20
SBIデジトラスト、日韓間ステーブルコイン送金で共同検証へ
SBIデジトラストは韓国のNICE情報通信、DSRVと、日韓間のステーブルコインを活用したクロスボーダー送金・決済の商用化に向け共同検証の実施について基本合意書を締結した。実現すれば、日韓間の決済手段の選択肢が広がる可能性がある。
09:57
ポリマーケット国際版、個人口座の約7割が損失=ギャラクシー分析
米ギャラクシーが予測市場ポリマーケット国際版の全オンチェーン決済記録を分析。個人口座約290万のうち69.2%が損失で、合計3億3,890万ドルの赤字となった。損失後の離脱率や分野別の黒字比率の差から、勝者と敗者の行動の違いを読み解く。
09:30
ビットコイン、上昇の初期段階も売り注文の壁が上値抑制=グラスノード
オンチェーン分析企業グラスノードは、ビットコインは上昇の初期段階にあるが市場参加者の広がりは限定的と分析。ETF流入の減速や8.5万ドル付近の売り板に言及した。
09:30
リップル、ブラジルの中央証券保管機関とXRPレジャーで提携
リップルはブラジルの証券保管振替機関CSD BRと提携し、XRPレジャーを使ってBTGパクチュアルの投資信託受益証券の記録・監査を始めると発表した。
08:20
イーサリアム発行量削減案、次期アップグレード『ヘゴタ』実装候補から撤回
イーサリアムの発行量削減案「EIP-8363」が、次期アップグレード「ヘゴタ」の検討対象から撤回された。想定されていた利回り低下は当面見送られる形となった。
07:42
ビザとロイズ、ステーブルコインの越境決済の実験完了
ビザとロイズ・バンキング・グループは、ステーブルコインの越境決済のライブ実験を完了。利用したブロックチェーンや決済の規模など、実験の内容を発表している。
07:35
米イリノイ州、仮想通貨0.2%課税の延期へ合意
米イリノイ州当局と原告側は、仮想通貨取引への課税施行を2027年1月から7月に延期することで合意し、裁判所に共同申立てを行った。対象事業者は新たな期限までの対応期間を確保できる。
06:45
イーサリアム財団、AI利用料を匿名で支払う新技術「zkAPI」始動
イーサリアム財団は、ブテリン氏らが設計した匿名決済技術「zkAPI」をメインネットで稼働させた。ゼロ知識証明により決済層と提供者の双方が身元や内容を把握できない仕組みだ。
06:25
XRPトレジャリー企業エバーノース、8日にナスダック上場見込み
エバーノースとアルマダ・アクイジション・コープIIの株主が事業統合を承認し、10月8日にナスダックで「XRPN」として上場する見通しとなり、投資家は規制された枠組みでXRPへのエクスポージャーを得られるようになる。
06:10
NEARインテンツが一時停止、約6億円の不正流出判明
NEARインテンツが10月1日、セキュリティ事案を受けてサービスを停止し、約380万ドル相当の資産不正流出が判明した。流出資金は全額補償予定で、NEAR現物ETFの価格にも影響が出ている。
05:50
米SEC、投資顧問の仮想通貨自己保管を認める規則案を公表──数兆ドル規模市場に適法な道筋
米SECが仮想通貨の保管に関する新規則案を公表した。投資顧問会社やファンドが仮想通貨関連の助言・運用を提供しやすくなり、投資家の選択肢拡大にもつながる内容だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧