東欧ジョージア、マイナーが国全体の10%分の電力を消費
東欧のジョージアで、仮想通貨のマイナーが消費する電力が国全体の電力供給の10%を占め、国は電力の不足に直面する事態となっている模様だ。英BBCが報じた。
特に問題となっているのがジョージア北西部のスヴァネティ地方だ。この地域では住環境の厳しさから電気料金が無料になっているという。この地域が採掘業者の流入に拍車をかけているとみられる。
スヴァネティ地方の政府責任者Kakha Zhorzholiani氏はBBCのPodcastで以下のように語っている。
人々は一週間のうちの殆どを電気なしで暮らしているが、それは抗議を引き起したビットコインの採掘のせいだ。私たちは村のひとつの採掘業者と話し合い、彼らは稼働を停止することに合意した。しかし、このようなことは明日もその次の日も繰り返されているだろう。
また、ジョージアは仮想通貨と法定通貨間の取引において付加価値税を免除しているなど、仮想通貨に対して寛容な姿勢を示していることも、ジョージアで仮想通貨産業が盛んである理由の一つとみられる。
参考:BBC