CoinPostで今最も読まれています

【後編】ブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント」開発企業にインタビュー|新たな価値を生むゲームを目指して

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント」開発企業にインタビュー

インタビュー前編はこちら

【前編】ブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント」開発企業にインタビュー|ゲームの未来を模索する先駆者の取り組みとは
今回はブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント」の開発を手がけるアクセルマークの代表を務める尾下氏と田中氏に、コントラクトサーヴァントとDAppsゲームについて話を伺った。

コントラクトサーヴァントの魅力 (そのゲーム性)とは

田中氏)コントラクトサーヴァントの大きなテーマはNFTの多様性を体現することです。

これまでのゲームは一つのキャラクターが同一の強さを持っていましたが、NFTでは同じ絵柄のカードでも一枚一枚に攻撃力が強い、HPが高いといった個性が持たせられています。自分には価値のないカードも誰かにとっては価値があるといったゲーム性を持つように設計しています。

また、今までのブロックチェーンゲームはエンターテインメント性が弱かったが、私たちのゲームでは、例えばタワーというモードは、詰将棋のような奥深いゲームを楽しめるので投資目的ではないユーザーにも楽しんでもらえる作りになっています。

市場に数百枚、数千枚とカードがある中で、自分が見つけてきた1枚をどれだけ育ててどれだけ価値をつけていくのかというところに、しっかりフォーカスをあてて楽しめるゲームになっています。

カードの価値創出とバランス調整

ブロックチェーンゲームの拡大により、OpenSeaなどのNFTトークンのマーケットにて、いわゆる強キャラが高値で取引されている。そんな中、コントラクトサーヴァントでは、流通する全てのカードが異なるスキルを持ち、この世に1枚のみとなっている。

従来のブロックチェーンゲームでは、優秀なスキルを持つ強キャラがごく少量の枚数制限により、マーケット価格が高額になっていくケースがほとんどだが、コントラクトサーヴァントのシステムでは、このようなケースは起きにくい設計となっている。

一見すると、ゲームバランスの調整が難しく、価値の創出がしにくくなっているように思えるが、そこには一体どのような狙いがあり、これを可能とする仕組みが導入されているのか。

流動性の確保

尾下氏)流動性は重視していて、ほかのブロックチェーンゲームと比べても、流動性を活性化する仕組みを大事に考えています。

コントラクトサーヴァントでは8枚で自分のデッキが組めるが、カードが何番目に行動するのかを指定することはできない仕組みになっています。カードそのものに行動順が決まっているので、強いカードでも自分のデッキには使えないというような状況が生まれて、自分のデッキに合わない強いカード、レアリティの高いカードをマーケットに出してしまおうという、流動性が生まれやすいような設計になっています。

レアリティと価値の関係性

田中氏)レアリティが高いほど強いというのはこれまでのゲームと同じだが、スキルやステータスにはレアリティは他のゲームと比較してそこまで影響するわけではありません。

各レアリティには発行上限枚数が存在します。高レアリティほど流通数が少なく定められており、その内の何%を持っているのかによって、そのカードがさらにボーナス、ステータスがアップするといった効果もゲーム内に存在しているので、単純にレアリティが高いほどボーナスが入るというイメージもできるかなと思っています。

それぞれが固有の強さを持つ中でゲームバランスはどのように調整したのか

田中氏)そこは本当に苦労したところで、実際にシュミレーターツールを作り、数を回すことで、勝率が突出したカードが出ないようにバランスをとって、全てのカードで勝率が大体50%程度になるように調整しました。

尾下氏)シュミレーターで何千、何億という回数を回してから市場に投入して、新しいカードの度にそれをやっていくつもりです。

提供:コントラクトサーヴァント

予期しない環境の変化への対応

田中氏)既存のブロックチェーンゲームを参考にし、必要に応じてトークン価値を毀損しない範囲でバランス調整を行っていく予定です。

そこに関しては公平性を持ってやらないと価値の毀損に繋がるので、実際の動きを見てルール化をしていきます。

ゲーム内の仕組みについて

コントラクトサーヴァントでは、様々なゲーム要素が盛り込まれているが、その中でも新しいゲームの遊び方、稼ぎ方となりそうなMIXに関して詳細を伺った。

MIXとは、その仕組みは?

田中氏)MIXは、NFTとNFTの掛け合わせで新たなカードを生成する機能です。1枚のカードには9種類のDNAが振られています。例えばAというカードとBというカードのDNA同士を読み合って抽選をして、割り振られたDNAを持つカードが生まれます。

AとBというカードはそのまま残るが、1枚に1回しかMIXを使えないという制限があるので、マーケットにジェネゼロトークンが1時間に1枚づつ安く発行されていくような仕組みをつくり、気軽に購入してもらって、MIXを試してもらう流れを考えています。

新しいゲームでの稼ぎ方

田中氏)DNAはゲーム内で確認することができます。カード詳細にあるアイコンのようなものがDNAを表していて、これらを組み合わせると高いレアリティが生まれるとか、ある程度の法則性を持たせています。

なので、レジェンダリーが高くて買えなくても、ブリーダーのように、DNAを分析してレジェンダリーを上手く生み出すことで稼いでいくような人も出てくるのではないかと考えています。

プレセールに関して

12月5日に発表された最新情報にてプレセールの詳細が明らかになった。決済仮想通貨はイーサリアム(ETH)を予定されており、日程は下記の通りだ。

プレセール期間:2019年12月18日(水)15:00〜2019年12月27日(金)15:00まで

プレセールの詳細

田中氏)プレセールはダッチオークション形式で行います。Mediumの方でも枚数等はお知らせしていますが、最終的調整した上で後日発表したいと思っています。

プレセールでは、プレセールでしか購入できないカードをレジェンダリー3種、エピック4種、レア5種という風に販売する予定です。

また、プレセールに参加されると抽選でエピックサーヴァントの「ジル」や、ゲーム内のアバターと交換できるチケットがもらえるキャンペーンも行う予定です。

再販はないので、その場でしか購入できない限定のカードとなっています。

おわりに

尾下氏)普通にゲームをするだけでおもしろくて、且つゲームの中のアセットを持つことが出来るというのは投資としての妙味もすごくあって、期待してもらいたいなという風に思っています。

田中氏)ブロックチェーンゲームをやったことのない既存のゲームユーザーでも楽しめるという目線で練ってきたので、どなたにもとりあえず触ってもらって楽しんで頂きたいです。

スマホ版に関しても、従来のスマホゲームと同じ感覚でゲームが出来るのではないかと考えています。そこに関しては、自信をもってお届け出来るクオリティに仕上がっているので、期待していただければと思います。

『コントラクトサーヴァント』(略称:コンサヴァ)

提供:コントラクトサーヴァント

ブロックチェーンゲームである『コンサヴァ』は、これまでにない”デッキ戦略”と、サーヴァントと呼ばれるカードの真の価値を見抜く“目利き”がユーザーに求められる陣形タクティカルバトルゲームです。

市場に存在するサーヴァントは全て異なる性質を持ち、同じステータスのサーヴァントは一つとして存在しません。ユーザーは選び抜いた8枚のカードでデッキを構成しバトルに備えます。その組み合わせは1兆2554億通り以上。

公式サイト: https://cscg.jp

Twitter: https://twitter.com/CSCG_JP

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCo6FpXC0RP6U0LRjx-ObxjQ

Discord: https://discordapp.com/invite/5yKwtnH

Medium: https://medium.com/contract-servant

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。
06:36
ビットコイン、米大統領選当日に最高値到達の可能性 SCB銀アナリスト予測
大統領選まであと12日 英金融大手スタンダードチャータード銀行のデジタル資産調査グローバル責任者ジェフ・ケンドリック氏は、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の価格が11…
06:10
30億円相当の仮想通貨が米政府のウォレットから不正流出か アーカム報告
米司法省の仮想通貨ウォレットから、30億円相当の仮想通貨が盗まれて流出しているようだ。オンチェーンデータを提供するアーカムが25日に報告した。
10/24 木曜日
14:50
テスラ、9月末時点のビットコイン保有継続が判明 
テスラが2024年7~9月期の決算を報告。11,509枚のビットコインを保有し続けていることが明らかに。収益は前年比で8%増加した。
14:44
日本酒×Web3の実証実験開始へ、ぷらっとホームなど6社が協議会設立  
IT企業のぷらっとホーム、インターホールディングス、三井住友海上など6社は、Web3技術「ThingsToken」を活用した新しい日本酒流通システムの実証実験開始を発表した。
13:56
リップル社CEO「XRP現物ETFの誕生は必然だろう」
リップル社のガーリングハウスCEOは、ビットコインETFの成功などを背景にXRP現物ETFの実現は必然的と主張。対SEC訴訟継続も楽観的な見方を示した。
12:05
金相場が高値更新する中、注目の「Kinka Gold」 とは 
金(ゴールド)相場が高騰する中、金価格連動型ステーブルコインのKINKA Goldが注目されている。主な特徴と保有するメリットなどを解説。
10:50
バイナンス、ブロックチェーンイベントをドバイで開催へ
仮想通貨取引所バイナンスは、ドバイでブロックチェーンの年次イベントを開催。グーグル幹部、サークルのCEO、サザビーズのデジタルアート責任者らが登壇する予定で、テクノロジーの変革力と未来の展望を探る。
10:10
マイクロストラテジー会長のビットコインめぐる発言が波紋 ヴィタリックも反論
機関投資家によるビットコイン保管をめぐるセイラー氏の発言が波紋を呼んだ。ヴィタリック・ブテリン氏は「仮想通貨の本質と相いれない」と批判している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧