はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融包摂を目指した新たな仮想通貨構想 「セロ」a16z、CoinbaseVCなど50社を超える参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融包摂を目指すセロプロジェクト

米シリコンバレーのスタートアップcLabsが開発するセロ(Celo)プロジェクトに、50社に及ぶ初期加盟メンバーが参加することが発表された。フェイスブック社の考案したプロジェクト仮想通貨リブラとの類似点も指摘されている。

今回、セロプロジェクトに参加する企業の同盟「Alliance for Prosperity」にはa16z、Coinbase Ventures、Polychain Capitalなどの仮想通貨・ブロックチェーンVCが参加。

その他にも、ウォレットメーカーのLedger、仮想通貨カストディアン企業アンカレッジ、ブロックチェーンプロトコルプロバイダーBison Trailsなどが含まれる。

セロ財団は、プロジェクトを通じて経済的包摂に向けて動き出し、送金、人道支援、マイクロレンディングなどのユースケースを探求すると述べた。

Celoは世界的に有名な人工言語であるエスペラント語で「purpose(目的)」を意味している。エスペラント語が異なる言語間のコミュニケーションを手助けするため開発されたのと同様に、セロプロジェクトもすべての人が繁栄できる環境を実現するための金融システムの構築を目指しているという。

セロプロジェクトでは、モバイルファーストを宣言しており、スマホから電話番号宛てで簡単にお金をやり取りすることを可能に。最初は、銀行口座を持たない新興国の人々を対象とする見込みである。

また現在、独自通貨Celo gold tokenと、ボラティリティを抑えたステーブルコインCelo Dollars(米ドル)という二つのペッグ通貨の開発を行っている。

すでに、アンドレーセン・ホロウィッツ氏の著名ベンチャーキャピタルファンド(a16z)や、Polychain Capital、などから計3000万ドル(約33億円)の投資を受けているほか、Twitter社CEOのジャック・ドーシー氏も出資を行っている。

「最終目標は、Celo Dollarsを最大限アクセス可能にして、世界中の56億のスマートフォンユーザーにオープンファイナンスをもたらすこと」とセロ財団はビジョンを語る。

また、Celoの創設者であるRene Reinsberg氏は以下のように述べている。

「Alliance for Prosperity」が「誰もが繁栄を共有できる未来」の創造に貢献し、国境を越えた送金から、人道支援団体への寄付まで、お金が仲介人のポケットではなく、正しく本来の受け手へ届くようにしたい

リブラ協会のメンバーも参加

このプロジェクトは、リブラの構想にも類似していることが注目される。

リブラ協会のメンバーであるCoinbase Ventures、a16z、Bison Trails、アンカレッジなどが、この同盟にも参加し、何らかの形でセロのプロモーションに取り組んでいる。最初に銀行口座を保有しない人々の金融包摂を目指すとしたことも、リブラと共通している。

また、フェイスブックは仮想通貨リブラについて軌道修正を行うことが最近報道されている。複数の法定通貨を裏付け資産とするバスケット型の「リブラ」については、棚上げし、米ドルやユーロなど法定通貨をペッグする単一型のステーブルコインに切り替えるという。

CoinPostの注目記事

Paypal、リブラ協会を脱退した「もう一つの理由」を明かす
Paypalのチーフテクニカルオフィサーが、リブラ協会を脱退した新たな理由を明かした。仮想通貨と通貨のデジタル化についても語った。
速報 米フェイスブックが新たな仮想通貨発行を計画か リブラは棚上げの可能性=The Information
フェイスブック社が、リブラの計画を一時中止し、新たな仮想通貨発行計画に移る可能性が浮上した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧