はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

世界はどう見る「仮想通貨・ビットコインの将来性」 米Paxful世論調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の将来性に関する世論調査

23日に発表された米P2P仮想通貨取引所Paxfulの調査によると、70%近くの回答者がビットコインが今後、決済の主流になる可能性があるとして、その将来に信頼を寄せていることがわかった。一方、ビットコインは主流にはなり得ないとして、仮想通貨バブルが弾けるのも時間の問題だとの意見を持つ回答者も、少なからず存在することも明らかになった。

調査結果

このオンライン世論調査は仮想通貨の知識があるアメリカ人500人を対象に行われ、デジタル通貨とブロックチェーン技術の将来に関する認識を探るための9つの質問が用意された。

何が、人々がビットコインや仮想通貨を使用し始める転機となるかという質問に対しては、現在の送金システムの複雑さ(64.4%)と価値の保存のための通貨の必要性(45.4%)と並んで、半数近く(49.2%)の回答者が、金融システムにおいて、何かしらの「引き金となる出来事」が起きることをあげている。

Paxfulは、新型コロナウィルス・パンデミックの影響により、現行の金融システム並びに仮想通貨が同時に試されていると述べている。 伝統的市場が大きく混乱するのに対し、ビットコインは安全資産としての地位を確立しつつあるとして、現在の世界の状況が、転換を促す重大な出来事にあたると示唆している。

ビットコイン普及のユースケースとしては、69.2%の回答者が「実際の支払い」と答える一方で、50.4%は、「インフレ及び汚職との闘い」を挙げている。しかし、30.6%は実用的なユースケースはないと回答し、ビットコインの普及に疑問を持つ層があることも明らかになった。

ビットコインが金融システムの主流に浸透するのにかかる時間に関しては、今後10年以内だと考える回答者が63.8%に上った。(1〜2年:2.4%、2〜5年:22.8%、5〜10年:38.4%) 11年以上かかるとの回答は22.4%だが、7.4%はビットコインが主流となることはないと回答している。

ブロックチェーンに対する調査結果では、56.6%の回答者は、ブロックチェーンがデジタルID、データ管理、監査証跡、契約、自動化されたガバナンスなどの分野で、大きな影響を与える可能性があると考えており、56.4%がブロックチェーンが世界を変革するとしている。 一方、ブロックチェーン技術は過大評価されており(39.8%)、セキュリティ面などの課題があるため普及はなかなか進まない(34.4%)とする見方もあった。

普及への課題

調査では、今後、仮想通貨の普及を牽引する分野として、モバイルマイニング(57.4%)、機関投資(48.6%)、アルトコイン市場の復興(47%)、および企業によるブロックチェーンの利用(44.4%)が挙げられた。 そして、今年、仮想通貨の普及をリードする国と地域は64%のアメリカを筆頭に、イギリス(39.8%)、東南アジア(32.2%)、イギリスを除くヨーロッパ諸国(30.8%)、アフリカ(22.2%)、オーストラリア(21%)、インド(18.2%)との回答が寄せられた。

一方、普及を妨げる要因のトップには、仮想通貨に対する知識不足(53.8%)が挙げられたが、これは英エコノミスト誌の調査結果(デジタル通貨の理解不足:44%)とも一致する。

PaxfulのCOO、Artur Schaback氏は、仮想通貨に対する一般の認識が高まりつつあることは評価できるとしながらも、依然としてギャンブルや詐欺などと結び付けられることもあるため、正しい知識を広めることが業界としての課題だと述べている。 しかし、今回の調査結果を踏まえると、新興市場における金融の不平等の解決に大きな力を持つと信じていた仮想通貨とブロックチェーン技術が、「世界の超大国」でも同様の受け止め方をされ始めているのを目の当たりしているとして、業界の今後の発展へ期待を寄せた。

出典:Paxful

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:02
ソフトバンクなど出資のビットコイン企業「21キャピタル」、12月9日から「XXI」で取引開始
ビットコイン特化企業の21キャピタルとカンター・エクイティ・パートナーズの事業統合が株主承認を得た。ティッカーシンボル「XXI」として株式の取引を開始。
05:35
CFTCが仮想通貨現物取引を連邦規制市場で初承認、米国で取引開始へ
米CFTCが仮想通貨現物商品取引の許可を発表した。CFTC登録先物取引所で初めて取引が可能となり、厳格な監督と投資家保護の下で安全に取引できる環境が整った。
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場に追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:30
仮想通貨スイ(SUI)の特徴|国内取引所・手数料を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
12:26
スイの注目プロジェクト「Walrus(WAL)」、将来性・購入方法を解説
Walrus(WAL)は分散型ストレージであり、暗号資産(仮想通貨)です。Sui Networkを活用した高度な技術、将来性、買い方、投資リスクまで徹底解説。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧