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コロナ禍でデジタル通貨の議論が活発化 国際決済銀行幹部が現状明かす

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デジタル通貨の議論が活発化

国際決済銀行(BIS)のイノベーションハブのトップを務めるBenoit Coeureが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)に関する国際的な議論が活発化していることを明かした。

BISは「各国中央銀行の中央銀行」と称される。イノベーションハブは中央銀行のコミュニティを形成し、革新的な金融テクノロジーにおいて国際的な連携を推進することを目的に設立された。Coeureは、Accenture社が主催するオンラインイベントで、本内容を語ったという。

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この発言に関係して、中央銀行の業務や決済の観点から、今後の重要ポイントとして「テクノロジー」と「回復力」の2点を挙げている。

Coeureはコロナによってテクノロジーの価値が明確になったと指摘。「テクノロジーによって、一定の距離を保って経済活動を営むことができるし、ソーシャルディスタンスもある程度実現できる。オンラインショッピングの普及拡大など、コロナウイルスが労働や消費にもたらした変化は重大。テクノロジーによる変化は、今後も経済活動に影響を与え続けるだろう」と語った。

またコロナウイルスの影響で現金の利用が減少するかは明確ではないが、様々な決済手段を利用できる価値は高まっていると説明。広範囲に潜む脅威に対し、決済も回復力を持つ必要があると指摘した。

さらにコロナウイルスの蔓延は決済以外でも、デジタル化を加速させ得るとの見解を示している。

BISは今月初め、現金が感染源になっている可能性があると懸念を示し、コロナの世界的蔓延は決済に変化をもたらすかもしれないと発表。なお1月には、各中央銀行へ調査を行い、CBDCの発行に対する取り組みが加速していることも公表している。

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