グーグルペイにも対応済み
仮想通貨決済プラットフォームのSwipeは韓国スマホ大手のサムスンと提携、キャッシュレスアプリ『サムスンペイ』から仮想通貨での支払いが可能となった。
Swipeの提供する仮想通貨Visaデビットカードをサムスンペイに登録することで、サムスンペイが利用可能な店舗等でカードの仮想通貨残高から支払うことができる、という仕組みだ。
日本では存在感が比較的に低いサムスンだが、2019年を通してそのシェアはアップルやファーウェイに優り世界1位となっている。
そのサムスン独自のペイメントサービスのサムスンペイは日本では利用できないものの、2019年5月の時点でその世界利用者数は1400万を超えていることが公式で発表されている。
また、データ統計サイトstatista社が掲載する業界予測によると、2020年にはサムスンペイの利用者が1億人に達する。(グーグルペイも1億で、Apple Payは約2.3億との試算)
また、Swipeはグーグルペイにもすでに対応しており、同社によると両方に対応した仮想通貨ウォレットとしては世界初になるという。(グーグルペイへの導入は今年3月)
Swipeの対応する仮想通貨には、ビットコインのほか、イーサリアムやイーサリアムクラシック、XRPやBNBなど30以上の銘柄が含まれる。
コロナでキャッシュレス社会に突進
Swipe社のCEOのJoselito Lizarondoは今回の発表に対しコメントをしている。
COVID-19(新型コロナウイルス)によって、人々は現金やカードといった実体のある製品をますます遠ざけているわけだ。デジタルソリューションが我々の顧客のニーズに最も応えている。
「○○ペイ」でも仮想通貨の支払い手段は確実に広がりを見せている。今年3月にも、グーグルペイはコインベースのVisaカードへの対応を発表しており、ヨーロッパ14カ国で利用可能だ。また、アップルペイを介して仮想通貨を購入できるサービスなども存在している。
参考:Swipe