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FTXが新たな分散型取引所「Serum」立ち上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たな分散型取引所「Serum」始動

仮想通貨デリバティブ取引所FTXが運営する新た分散型取引所(DEX)「Serum」が、8月30日に公式に運営を始めた。

現在Serumには ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、Serum(SRM)、MegaSerum(MSRM)のマーケットがあり、それぞれテザー(USDT)とUSD Coin(USDC)に対する取引ペアが用意されている。

SRMはSerumの独自トークンで、Serumにおける手数料の支払いや手数料割引などに利用される。発行上限は100億に設定されている。

MSRMは、100万SRMをロックすることにより入手できる、より稀少なトークンで発行上限が1000に限定されている。100万SRMを所有していると取引手数料が50%オフとなるが、MSRMを所有していると60%オフになるなどのメリットがあるという。

Serumの目的は、信頼性の高いクロスチェーン取引が可能な分散型取引所を、ユーザーが望むスピードと価格で提供することである。

このためスケーラビリティの高いブロックチェーン「Solana」を利用、イーサリアムのブロックチェーンよりも処理が速く、手数料も安くなる。

現在イーサリアムは1秒間に約15取引を処理するが、Solanaは5万取引を処理可能だ。

DeFiに広く利用されているイーサリアムと互換性があることも利点となる。

関連:FTX、分散型取引所Serumをローンチへ 採用した「Solanaブロックチェーン」の利点とは

利用には「Solana」ブロックチェーンのSOLトークンが必要

取引するためにユーザーはまず、ブロックチェーンSolanaのトークンSOLを保管するウォレットを作成する必要がある。そしてFTXやバイナンスなどの取引所でSOLを購入しウォレットに送信。ウォレットをSerumと紐づける。

ホワイトペーパーによると、Serumの注文板は「分散型自動注文板」であり、トレーダーが注文を完全にコントロールできるという。

またクロスチェーンコントラクトにより、合成資産についてDeFiでの証拠金取引を簡単に行うことも可能だ。

FTXのCEO Sam Bankman-Fried氏は、分散型取引所SerumをローンチしたことをTwitterで発表した。

最近、取引開始から32,000%以上も急上昇して話題になったアルト銘柄「YFI」を引き合いに出して、将来性の高いプロジェクトには市場が反応すると語った。

過去に自らの立ち上げたFTX取引所や独自トークンSRMについても、市場から予想以上の好反応があったことに驚いたが、その後FTXやSRMが順調であることを考えるとふりかえればその反応は正しいものだったという。

そして今回の新たな取引所Serumについてもすでにこの先多くの組織とのパートナーシップが予想されていると明かした。

取引所FTXとは

FTXは2019年にオープンした仮想通貨デリバティブ取引所で、様々な金融商品を扱う。ビットコイン(BTC)価格のボラティリティやマイニングにおけるハッシュレートも商品化。

今年2月には、米大統領選挙の結果予測を収益化できる先物を発表するなど、独自の試みで注目されている。

取引高も増加傾向にあり、DeFi(分散型金融)関連銘柄のデリバティブをはじめ、複数のインデックス契約商品の取り扱いも開始。

また今年8月には仮想通貨のポートフォリオ管理アプリBlockfolioを1.5億ドルで買収した。これまで顧客として機関投資家や大口投資家に重点を置いてきたが、今後は個人投資家にもリーチを拡大していく計画で、その上の施策の一つとみられる。

3万%以上価格上昇した「YFI」

FTXのCEOも言及したアルトコイン「YFI」とは、DeFiプラットフォームyearn.financeのガバナンストークン。驚異的なパフォーマンスの背景はyearn.financeのガバナンス方法にあると考えられる。

関連:市場価格で初めてビットコインを超えるアルト銘柄「YFI」 取引開始から32,000%上昇

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