はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

TRONブロックチェーン、ビットコインとイーサリアムをトークン化でDeFi分野狙う

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTCとETHをトークン化

暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)のプロジェクトとカストディ企業BitGoが戦略的提携を締結し、2種類のトークンを発行することが分かった。

トロンのブロックチェーン上でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)をトークン化。それぞれ「Wrapped Bitcoin」、「Wrapped Ether」として発行し、TRC20トークンとして元の通貨と1:1の割合でペッグさせる。ステーブルコイン発行の担保やレンディング、決済など幅広い利用を想定しており、トロンのネットワークにおける分散型金融(DeFi)のエコシステムを成長させることが狙いだ。

ブロックチェーンをまたいだトークンの発行は、ETHのネットワーク上でもすでに行われている。BTCもERC20トークンとして発行されて利用が増加しており、最近のDeFiの活況に合わせて人気を高めている。

今週にはトークン化されたBTCの発行総額が約11億ドル(約1160億円)に達したことが分かった。時価総額がトップで流動性が高いBTCのブランド力は、DeFiでも大きな需要があることが証明されている。ETHネットワーク上のBTCのERC20トークンであるWBTCを提供しているのもBitGoだ。

関連イーサリアム上でトークン化されたビットコイン、DeFiで巨大需要

トロンの創設者ジャスティン・サンは、「業界をリードするBitGoとのバートナーシップによって、クロスチェーンのソリューションを提供し、トロンのDeFiの可能性を広げられることを嬉しく思う」と述べている。

また「イーサリアムネットワークのガス代(手数料)の高騰に悩まされることなく、BTCやETHを利用できる」とも主張した。

トロンネットワークの上には、分散型取引所Uniswapに似たサービス「JustSwap」があるが、24時間の出来高が1億ドル(約105億円)に達したという。

イーサリアム上のWBTC

ETHブロックチェーン上のWBTCについて、シンガポールに拠点を置く仮想通貨ヘッジファンド「Three Arrows Capital」が、昨日2316WBTC超を発行したことが分かった。

これは1回の発行において史上最高額となる。先週までのトップはAlameda Researchで1999WBTC超。Three Arrows Capitalの発行量はWBTC全供給量の約3%に当たるという。

BTCトークンの需要が現在でも続いていることを証明する事例となった。

参考資料 : BitGo

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧