盛り上がるNFT市場
暗号資産(仮想通貨)リサーチ・コンサル企業のDelphi Digitalが、5つのイーサリアムブロックチェーンのNFT(非代替性トークン)を購入していたことが分かった。
そのNFTはブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」上で購入されたもので、総額は16万ドル(1,700万円)ほどに上る。
Looks like @Delphi_Digital is investing directly into @AxieInfinity assets via this triple mystic reptile.
— artic.eth (@Axie44) September 24, 2020
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Axie Infinityは、デジタルのペットを所有することができ、育成機能や対戦機能なども備えたゲームとなっている。
またペットを配合させることで「Axies」と呼ばれるキャラクターを生成することも可能だ。
それぞれのAxieはユニークな遺伝子を持ち、それがゲーム内でのそれぞれのキャラクターの価値を担保しているという。
今回、同NFTを購入したDelphi Digitalの共同設立者Medio Demarcoは、購入理由について以下のように語っている。
このゲームの人気が上昇することで、NFTの価値も上がることになるだろう。
もう一人の共同設立者Anil Lullaは、「Axiesはただの絵ではなく、仮想通貨ポートフォリオの一部に含まれる」と話し、そのNFTの資産性について言及している。
最近では、国内大手仮想通貨取引所コインチェックがNFT市場へ参入を表明。
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クリスティーズでNFT競売
NFT市場の拡大は、仮想通貨セクターだけでなく、美術品コレクターの世界にも進出している。
イギリスの著名美術品オークションハウスの「クリスティーズ」が次回のオークションでビットコインに関連するNFTを初めて競売にかける予定だ。日程は、10月7日でニューヨークで行われる。
競売にかけられる作品名は「Portraits of a Mind」。芸術史家からブロックチェーンアーティストに転身したRobert Aliceによる作品で、計40の作品(40の円形)からなる。ビジュアルアートでブロックチェーン文化を表現するものだという。
40の円形にある「ブロック21」が今回競売の対象となり、12,000ドル〜18,000ドルの価格帯と推定。バイナンスのCZなどの仮想通貨著名人はすでに他の「ブロック(1〜20)」を所有している。
Aliceは、NFTがアーティストにより多くのコントロール権と利益をもたらし得ると見込んでいる。
NFT関連銘柄の相場
本日のNFT関連銘柄の騰落率はこちらとなる。(CoinGeckoデータ)