はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社のxRapid利用によるXRPの流動性確保の方法

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPの流動性
流動性は、あらゆるビジネスにおいて極めて重要なファクターです。新興国市場への支払いにおける流動性コストを最小限にするためのソリューションである「xRapid」は、全ての通貨ペアで、リアルタイムかつ低コストな取引を提供することを目標としており、リスクを軽減しつつ、支払い能力を最大限解放することを可能にします。

XRPの流動性解決策とは

リップル社は、公式ブログを通して「xRapid」を使用したXRPの流動性を解決するための重要情報を公表しました。

いかなるビジネスにおいても「流動性の確保」は非常に重要な要素であり、価値を変動させずに、ストレスフリーな資産の取引を行う上でも必要不可欠です。

流動性は、資産を現金に換金する簡単な方法として表現することもできます。

これらを念頭に置いた上、リップルチームが流動性に関する解決策を見出したことは、金融市場において大きな前進となるでしょう。

リップル社の公式ブログによると、同社が提供するxRapid解決策は、独自のxRapidを使用することで高い流動性を確保、提供できるようになるとの説明があります。

xRapid利用の恩恵

xRapidの利用により、全ての通貨ペアで「リアルタイムかつ低コストな取引」を提供することで、リスクを軽減し、支払い能力を最大限発揮できます。

国際取引が処理される前に、現地通貨建てで決済する際の、当方勘定である「ノストロ口座(Nostro Acct.)」に予め現金を入れておくのは、流動性を確保する上で非効率的であり、非常にコストのかかる方法です。

ノストロ口座の残高には、多額の資金が眠っているとされていますが、その大半が循環せず、本来効率的に使用できるはずの資本を固定させてしまうという問題があります。

この「ノストロ口座」問題を回避し、コストの削減を進め、あるいはさまざまな形式の流動性を高めるため、デジタル資産は優れた代替品となるのではないでしょうか。

デジタル資産は、あらゆる送金において、迅速かつ経済的に必要な通貨に変えることのできる多目的通貨として機能します。

デジタル資産は、異なる取引における問題を迅速に解決する必要があり、解決のための唯一の手段が「XRP」であるとされています。

そういった意味で、XRPは他とは一線を画すデジタル資産であり、決済スピードなどビットコインの基本性能を遥かに凌駕しているのです。

XRPの特長の一つは決済スピード

ビットコインは、取引処理に約60分かかり、トランザクションは16/秒が限界であることからも、決して迅速な部類ではありません。

対してXRPは、秒間1,000以上のトランザクションを処理することができ、国際的に使用されているクレジットカードである「Visa」のような主要決済ネットワークの速度を追従しています。

XRPの取引は迅速かつ効率的であることで、送金者のボラティリティ(相場変動性)リスクを軽減し、遅延なく送金を完了することが出来るのです。

一方で、ビットコインは取引処理速度の問題から、さまざまな取引能力においてデジタル資産としての安定性に関しては欠けていると言えます。

その点「xRapid」であれば、XRPという独自のデジタル資産の流動性を低コストで提供することができます。

さらに、少ない資産で高い流動性を実現する手助けとなり、金融機関や決済企業の顧客に対し、最大限の顧客体験を提供することを実現出来るのです。

最後に、リップル社のCEO「Brad Garlinghouse」氏は、xRapidに対して、以下のような説明を行いました。

『xRapidは、デジタル資産として”リアルタイムの流動性”を持つソリューションとして設計されている。』

『例えば、Bank of Andyのような銀行が、$1(約104円)のXRPを購入した場合、10秒足らずでアルゼンチンの取引所に送金、他市場であるアルゼンチンペソの流動資産を購入することができる。』

CoinPostの関連記事

なぜ、仮想通貨XRP(リップル)に関心が集まるのか|今後の将来性と重要プロジェクト
投資家の注目度の高い仮想通貨XRP(リップル)に関するSEC裁判の行方など、XRPのプロダクトや今後の将来性について、投資初心者でもわかるように解説しています。
リップル社プロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)の違いと採用企業まとめ
リップル社のプロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)と採用企業をまとめました。Rippleのプロダクトのうち、XRPが利用されるのはxRapidです。提携企業がどのプロダクトを採用するかに注意が必要です。

Liquidity Solution Explained by Ripple (XRP) Through the Use of xRapid

Mar 24, 2018 by Ali Qamar

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/03 水曜日
13:50
ソラナ、年末までに37000円に上昇の可能性 大型アップグレード承認で=MEXCアナリスト
ソラナの大型アップグレード「アルペングロー」が98%の圧倒的支持で承認された。ファイナリティが12秒から0.15秒へ短縮され、従来のインターネット・インフラのスピードと同等水準になると期待されている。MEXCアナリストは年末までに37,000円到達を予測した。
11:30
ビットマイン、保有イーサリアムが1兆円突破 トム・リー会長は対BTC比率上昇を予想
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が186万枚に達した。同社会長はETH/BTC比率の回復を予想している。イーサリアムの将来性に期待する背景も語った。
10:55
Improbable、「Somnia」のメインネットをローンチ
ソフトバンク出資のImprobableは、イーサリアムと互換性のあるL1「Somnia」のメインネットのローンチを発表。独自仮想通貨SOMIもローンチされた。
10:50
イーサリアム財団、1万ETH売却予定 研究開発資金確保
イーサリアム財団が10,000ETHの売却を発表。研究開発や助成金資金確保のため、集中型取引所で数週間にわたり分割実行予定。
09:35
Chintai Nexusなど、個人退職金口座で保有するゴールドをトークン化 DeFiで運用可能に
米国の個人退職金口座プロバイダーSmartGoldがChintai Nexusと提携し、IRA口座のゴールドをトークン化する。利用者はDeFiプロトコルで利回りを得ることも可能になる。
08:50
仮想通貨取引所ジェミニ、IPO詳細を発表
仮想通貨プラットフォーム大手ジェミニが新規株式公開の詳細を発表。クラスA普通株1666万6667株を17-19ドルで発行し、ティッカー「GEMI」でナスダック上場を予定。
08:30
ビットコイン上昇、SEC・CFTC共同声明と米金利差拡大が後押し|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは2日から3日にかけて上昇した。背景には、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)が共同声明を通じて、米国における仮想通貨市場の発展を促進する姿勢を明確化したことがある。
07:25
Crypto.com、スポーツの予測市場を米企業Underdogとローンチへ
仮想通貨取引所Crypto.comとスポーツゲーム企業Underdogは、スポーツの予測市場のローンチを発表。NFL、NBA、MLBなどの試合に賭けることができるようにするとした。
07:15
コインベース、株式・仮想通貨複合指数先物を9月22日より提供開始
コインベースが9月22日にMag7+クリプト・エクイティ指数先物の取引開始を発表。米国初の株式と仮想通貨ETFを組み合わせた革新的なデリバティブ商品を提供。
06:40
イーサリアムトレジャリー投資が加速、上場3社が数十億ドル規模でETH取得・運用
シャープリンクゲーミングが39,008ETH、イーサマシンが15万ETH追加取得。ETHジラも1億ドル相当のETHをリキッドリステーキングに配備。企業のイーサリアム投資および運用が加速する。
06:15
米SEC・CFTC、仮想通貨の取引所上場促進で規制明確化
米SECとCFTCが仮想通貨市場に関する共同声明を発表。現行法は仮想通貨現物の商品取引を禁止せず、登録取引所での上場を促進する方針を明確化した。
05:50
ジャック・マー関連企業ユンフェン、1万イーサリアムを65億円で取得
アリババ創設者ジャック・マー氏と関係の深い香港上場企業ユンフェン・フィナンシャルがイーサリアム1万枚を取得。アジア上場企業による今年最大級の購入規模に。
05:30
ストラテジー、666億円でビットコインを追加購入 S&P500指数編入の可能性も
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを4,048枚追加購入し、保有量は636,505 BTCに達した。
09/02 火曜日
18:41
「ガス代ゼロで金融の自由を」TRON創設者が語る、ステーブルコイン普及戦略と中国香港展開|独占インタビュー
TRON創設者Justin Sun氏独占インタビュー。ガス代無料のGasFree技術、2.5億ドル超の犯罪資産の凍結を実現したT3+イニシアチブ、中国香港を拠点とした世界戦略を語る。
18:29
コインチェックグループ、仏Aplo買収で機関投資家向け事業を強化
コインチェックグループが仏Aplo買収を発表。欧州進出の第一弾として機関投資家向け事業を強化し、流動性やB2B2C展開を拡大へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧