はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

市場規模急拡大のNFT業界けん引するDapper Lab、2.5億ドルの大規模資金調達へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFT業界発展のために

NFT(非代替トークン)分野で業界をリードするスタートアップDapper Labsが、新しい資金調達ラウンドで2億5,000万ドル(約262億円)を調達しようとしている。

情報筋によると、Coatue Managementが、この資金調達ラウンドを主導しているという。The Blockの報道で分かった。

Dapper Labsは、3年前の仮想通貨バブルで世界的人気を博した、イーサリアム(ETH)基盤のコレクティブル・ブロックチェーン(NFT)ゲーム「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」を生み出した企業だ。10万ユーザーが利用し、4,000万ドルを超える経済効果を生み出すなど、同分野では別格のヒット作となった。

また20年10月には、米プロバスケットボールリーグ(NBA)とのコラボにより実現したブロックチェーンゲーム「NBA Top Shot」をリリース。試合中の選手の写真やプレイ動画がカード化されており、ユーザーがカードパックを購入して収集することができるゲームだ。

NBA Top Shotは、2021年1月に取引高で最も人気のあるNFTシリーズとなった。1日あたりの最大取引高として1月24日に610万ドル(約6.4億円)を記録した。Dapper Labsは、これまでにCryptoKittiesとNBA Top Shotにより、合計で1億ドル(約105億円)近くのNFTによる売上を生み出してきた。

需要急増するNFTアイテム

NBA Top Shotでは需要が急増しており、収集可能なカードの価格も急上昇している。2月6日のセールでは、レジェンダリーパックの価格が230ドルから999ドル(約10万円)へと、350%引き上げられた。

DapperLabsのRoham Gharegozlou CEOのツイートによると、2,332個のカードパックを購入するために、25,000人が順番待ちしていたという。すべてのパックが完売してセールは成功を収めたものの、課題としてはバグにより順番を待つことなく購入できてしまった人々がいたことだった。

尚、Dapper Labsのプロスポーツとの提携は、NBA以外にも広がっている。昨年2月には、人気の総合格闘技リーグ「Ultimate Fighting Championship(UFC)」とも、ファンにデジタル収集品を提供するためライセンス契約を結んだ。

一方、イーサリアム基盤のチェーンでは、高騰する取引手数料や拡張性に関するスケーラビティ問題などに直面、独自ブロックチェーン「FLOW」を開発した。まさに業界をけん引するリーディングカンパニーといえる。

コインチェックも参入するNFT市場

市場規模が急拡大するNFT(非代替性トークン)市場は、主にイーサリアムの「ERC-721」規格により構築されるトークン。唯一無二、分割不可能という特製を持ち、スポーツ選手のグッズ、美術品、ゲーム内アイテムなど収集品に応用されるものだ。

米国の著名投資家Mark Cuban氏も、音楽や動画などの分野でも応用可能な、NFTの革新性に注目していると語っている。

関連「ビットコインよりもイーサリアムに注目する理由」 著名投資家Mark Cuban氏

日本では昨年10月に暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが、Dapper LabsとNFTプラットフォーム事業において連携開始したことを発表。

コインチェックはNFTを取引するマーケットプレイスの提供に向けて動いており、その一環としてNFTマーケットプレイス「miime」(ミーム)を運営するメタップスアルファを完全子会社化した。

関連コインチェックがmiime運営メタップスアルファを子会社化、NFT市場のシェア獲得へ本腰

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTC20万ドル到達分析や米国でXRPなどのETF個別申請が不要になど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1775万円周辺まで反発。米政府機関閉鎖による逃避資金流入と利下げ期待の復活が支援材料に。ドル建て12万ドル回復で史上最高値更新の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧