WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

DeFiプロトコル「ForceDAO」ハッキング被害、4200万円相当が不正流出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4200万円のハッキング被害

「DeFiのためのオープンヘッジファンド」を目指す新しいDeFiプロトコル「ForceDAO」が、正式ローンチの数時間後にハッキング攻撃を受けたことがわかった。スマートコントラクトの脆弱性を突いた攻撃により、最終的に183ETH(執筆時価格で約4200万円)に相当するFORCEトークンが換金されたという。

ForceDAOは事後分析の中で、影響を受けたのは、FORCEをステーキングした際に受け取る「xFORCE」トークンであり、プラットフォーム上の他の資産の安全は確保されていたと主張。UniSwapとSushiSwapのForce、xForce、Force/ETHの流動性プールが被害を受けたが、ForceDAOの戦略(Strategy)と保管庫(Vault)、報奨金プールのコントラクトは影響を受けていないと説明した。

裏目に出た大規模なエアドロップ計画

3月15日にパブリックベータ版がローンチされたForceDAOのチームは、プロジェクトの認知度向上と公平なローンチを実現するため、発行上限の4分の1にあたる合計2500万FORCEトークンのエアドロップを4月3日に開始。

対象は、チームが選んだDeFiプロトコルにステーキングしているユーザー等で、3週間にわたり実施される予定だった。(第一期の対象プロジェクトはAave、Alchemix、Badger、Balancer、Curve、Maker DAO、Synthetix、Sushi、Vesper、Yearn)

しかし、エアドロップ開始後、ハッカーがスマートコントラクトのバグを特定し、トークンを獲得し始める。幸い、最初にバグを発見したハッカーはホワイトハット(善意のハッカー)で、獲得した約1480万FORCEはネットワークに返還され事なきを得た。一方、4人のブラックハット(悪意のハッカー)が同じバグを利用し、獲得したFORCEトークンを様々な取引所でイーサリアムに換金した。

その後、ForceDAOチームが介入し、3人のブラックハットのアドレスに残っていたFORCEをバーン(焼却)することに成功したという。なお、ForceDAOチームはホワイトハッカーに感謝の意を示し、報奨金を用意したと呼びかけている。

ハッキングの分析

Polymath Networkのブロックチェーンリーダー、Mudit Gupta氏は、ハッキングの原因を、次のように説明した。

  • FORCEトークンは送金者に十分な残高がないなど、送金に失敗した場合、送金関数はトランザクションを戻すのではなく「false」を返すようになっているため、xFORCEコントラクトでは、FORCEトークンがなくても「入金(deposit)」関数を呼び出す事ができる。
  • そのため、xFORCEコントラクトは、存在しないFORCEのロックに失敗したとしても、新たなxFORCEを発行する。
  • xFORCEを入手後に、「出金(withdraw)」関数を呼び出し、xFORCEをFORCEトークンに交換できる。

Gupta氏は、この脆弱性はイーサリアムのコードであるSolidityでは、既によく知られているバグだとして、Force DAOはセキュリティの専門家からの監査を受けていないことが明らかになったと指摘した。

ForceDAOは、過失の責任を認めている。現在、セキュリティ企業2社を契約し、すべてのコントラクトシステムが設計通りに動作するかどうか、レポの見直しと分析を行っていると説明。今後数日中に、スナップショットと新しいトークンを利用して、再度xFORCEのローンチを行うと述べた。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/08 木曜日
10:25
XRPトレジャリー企業エバーノース、ナスダック上場は12日の見込み
仮想通貨XRPの財務企業エバーノースは、事務手続きの遅延によりナスダック上場が10月12日になる予定だと発表。事業統合に影響を与える見込みのある遅延ではないと述べている。
10:18
ヴィタリック氏「慌てて資金を移すのは勧めない」 AIの暗号解読リスクで
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、AIによる数学研究の加速で格子暗号やML-DSAの安全性が想定より早く損なわれる恐れがあると指摘。ハッシュ型署名の優先や未使用アドレスでの保管を勧めつつ、資金移行時のミスにも注意を促した。
09:40
「ビットコインはデジタル・ゴールドに向かう軌道に」ビットワイズCIO見解
米ビットワイズのCIOがWSJへの寄稿で、仮想通貨ビットコインがデジタル・ゴールドに向かう軌道にあるとの独自見解を示した。ボラティリティ低下などを背景に論じている。
09:15
金融大手FirstRand傘下のFNB、仮想通貨取引サービスを開始
大手FirstRand傘下で南アフリカの銀行サービス企業のFNBは、仮想通貨取引サービスの提供を開始。十分に銘柄を調査した上でビットコインやイーサリアムなどを取り扱う。
10/07 水曜日
18:40
金融庁、無登録の暗号資産交換業者一覧を専用ページで公開
金融庁は7日、警告書を発出した無登録の暗号資産交換業者を一覧にした専用ページを公表した。最新掲載は9月に追加された「IZAKA-YA」運営会社。大手海外取引所バイビットは2021年以降3度掲載されている。
17:52
ロビンフッド、ビットコイン約39.5億円分を自社保有 慎重姿勢から転換か=報道
米ロビンフッドが2,500万ドル相当のビットコイン(BTC)を自社のバランスシートに組み入れた。仮想通貨部門トップがThe Blockの独自取材で明らかにした。2025年には財務戦略としてのBTC保有に慎重な姿勢を示していた。
16:52
含み益のビットコインは約6割、休眠分除外で 中長期的に過熱遠い=アナリスト
クリプトクアントのアナリストDarkfost氏は7日、10年以上動いていないビットコインを除くと、含み益にある供給の割合は8月以降約60%で推移していると指摘。中長期的には過熱から遠く、現水準でのもみ合いは不合理ではないとの見方を示した。
16:14
ビットコイン、取引所から1日で2.4万BTC純流出 7ヶ月ぶり規模=サンティメント
サンティメントによると、5日にビットコインの取引所からの純流出が2万4,073BTCに達し、3月1日以来約7ヶ月ぶりの規模となった。取引所のBTC残高は総供給量の約6.50%まで低下。強気材料とする同社の見方と、その留保を伝える。
15:28
米政府関連アドレス、約834BTCと約4万BNBを送金
米政府関連アドレスが7日、833.6BTCをコインベース・プライムへ、40,285BNBを別アドレスへ送金したとアナリストが指摘した。計約1億300万ドル相当。戦略的ビットコイン準備金との関係も整理する。
14:49
コインベース、Coinbase Pro年末復活へ デリビット統合を完了
コインベースがデリビットの統合を完了し「Coinbase Global Exchange」を発足。米国と海外の仮想通貨デリバティブ市場を単一の流動性でつなぐ。2022年に終了した「Coinbase Pro」も年末に再始動する。
13:50
英国、初のデジタルネイティブ国債「DIGIT」を2027年Q1に発行へ
英国政府が初のデジタルネイティブ国債「DIGIT」のパイロット発行に向け、バークレイズやHSBCなど6社を共同主幹事に選定した。発行は2027年第1四半期、HSBCのOrion上で行われる。
13:50
AIエージェント時代のウォレットとは? 国内事業者3社が議論
au Coincheck Digital Assets、マイナウォレット、HashPortの3社がAI・オンチェーン金融サミットに登壇。ポイント交換や行政給付での手応え、100万円制限の課題、AIエージェント時代のウォレットの役割を語った。
12:10
ロシアのデジタル・ルーブル、導入1か月で22万件超の口座開設──予想を大幅に上回る
ロシア中銀は、9月1日に本格導入したCBDC「デジタル・ルーブル」の口座開設が1か月で22万超に達したと発表。当初見込みを大幅に上回る数字だ。
12:00
ソラナ財団、デジタル証券と代金の同時決済仕組みを公開──JPモルガン助言
ソラナ財団は6日、金融機関向けに証券と代金を同時に交換する不可分(アトミック)な決済プログラム「ソラナDvP」を公開した。JPモルガンが証券決済の要件を助言し、最終確定は数秒で済むという。
10:50
アプトスのアップグレード案「MonoMove」、最大55倍の実行速度向上を社内テストで確認
仮想通貨アプトスが新実行エンジン「MonoMove」を発表した。社内テストで担保引き出し処理が最大55倍に高速化。2027年にガバナンス投票を経てメインネット導入を計画する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧