WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「DeFiから学んだ教訓について」オランダ大手金融グループINGが調査書を公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFiの調査レポートを公開

オランダの大手金融機関INGは、DeFi(分散型金融)に関するレポートを公開した。DeFiの定義や、INGのような中央集権的機関への影響をまとめている。

INGグループは40カ国以上にサービスを展開するグローバルな金融機関で、57,000人の従業員を抱えている。

「Lessons Learned from Decentralised Finance(DeFi)」というタイトルで公開されているレポートでは、DeFiのAAVEを例に挙げ、ComposabilityなどDeFiの持つ各特性の観点から分析を行っている。

DeFiは二つの面を持つコインである

ペーパーでは、まずDeFiの定義について議論を紹介した後、分散型金融について10点の特性を取り上げた。特性の中には、ComposabilityやDecentralisation、Finalityといった概念が含まれている。

その上で、DeFiの実際のユースケースとしてAaveをとりあげている。

Aaveはオープンなレンディングプロトコルとみなされており貸付可能な資金を提供する。伝統的な金融で仲介者が担っていた役割は、スマートコントラクトらに置き換えられている。

Aaveと伝統金融機関との違いとしては、伝統的金融機関が行っていたのは正確には信用創造を通した融資であるため、Aaveの提供するサービスは完全な代替にはならないとの指摘を紹介している。

仮想通貨については信用創造の仕組みが欠けており、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の議論でも、この点が経済の縮小を招くとの批判が度々なされる。

ペーパーの結論部分では、DeFiは柔軟性があり、中央集権的な機関はDeFiのボーダーレス性から恩恵を受けるとした一方で、リスク面については研究が必要であり、「完全な分散化は最適ではないかもしれない」と指摘した。

中央集権、非中央集権金融は異なるように見えるが、我々の分析によると、この二つのサービスが組み合わさることで、中央集権や非中央集権金融、そして最も重要である消費者にも便益をもたらすと見ている。

INGの取り組み

INGはペーパーの紹介にあたり、以下のようにコメントしている。

例えば、INGはDeFiプロトコルがどのようにローンを発行しているかを学び、どのようにそれを消費者保護に則った方法に変えられるかを思案することができる。

INGのような機関は消費者保護やリスク管理の経験があるため、「INGのDeFiへの移行にはアドバンテージがある」としている。

INGは、5月6日に行われた2021年第1四半期の決算で、最高技術責任者(CTO)の任命を発表するなど、デジタル領域への進出を強化している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:09
韓国金融委、マーケットメイク制度を検討 取引所規律でJPYCの急騰に言及
韓国金融委員会の幹部は28日、仮想通貨市場へのマーケットメイク制度導入を検討する考えを示した。現行法では禁止されており、第2段階の立法で扱う見通しだ。アップビットでのJPYC上場時の価格急変動を例に、取引所への公的規律の導入にも言及した。
14:20
アップル、悪用疑いのiOS脆弱性を修正 専門家はウォレット窃取を示唆
アップルがiOS 26.7.1を公開し、特定個人を狙う高度な攻撃に悪用された可能性があるCoreGraphicsの脆弱性を修正した。SlowMistのCISOは仮想通貨ウォレット窃取に使われたゼロデイの可能性を指摘したが、アップルは詳細を明らかにしておらず、関連は確認されていない。
14:00
米上院小委員会、イランの影の銀行におけるUSDTの使用を分析
米上院の常設調査小委員会は、仮想通貨とイランのシャドーバンキングネットワークに関するレポートを公開。USDTがシャドーバンキングネットワークで多く使われていたり、テザー社の対応に問題があったりしたことを指摘している。
13:25
金融庁、貿易決済へのステーブルコイン活用実証を支援決定
金融庁は29日、トレードワルツやNTTデータ、みずほ銀行など6社による貿易決済でのステーブルコイン活用実証を、「決済高度化プロジェクト」の支援案件に採択したと発表した。
13:10
「Z世代は若年から投資始める傾向」仮想通貨人気の背景は格差拡大か=グレースケール
グレースケールは、Z世代の平均投資開始年齢が19歳と早く、長い投資期間が仮想通貨への配分余地を広げうると論じた。Z世代は予測市場への関心も高いと報告されている。
11:55
シティ、トークン化預金サービスを日本とUAEに拡大 米ドル24時間決済
米シティグループは29日、トークン化預金を用いた法人向け決済サービス「シティ・トークン・サービス」を日本とUAEへ拡大したと発表した。許可型ブロックチェーン上で24時間365日の資金移動を可能にし、展開先は計7市場となる。
11:45
チェーンリンクの新標準『CCIP2.0』始動、トークン化資産の移転を高速化
チェーンリンクは28日、相互運用プロトコルの大型アップグレード版「CCIP2.0」の稼働開始を発表した。検証機能の追加やコンプライアンス対応の強化により、機関投資家のトークン化資産移転を後押しする狙いだ。
11:00
コインベース、トークン化TCG市場に参入
コインベースは29日、実物のトレーディングカードをトークン化して扱う新サービスを近く提供すると発表した。保管か現物発送を選べる仕組みで、拡大するトークン化TCG市場への参入として投資家の関心を集めている。
10:15
アポロ、AIエージェントで銀行取り付け騒ぎに警鐘
米資産運用大手アポロのチーフエコノミストは、AIエージェントによる家計預金の自動移動が銀行の低コスト預金を減らし、金融システムに影響し得ると警鐘を鳴らした。投資家には預金流出リスクへの目配りが求められる。
09:42
ハッキング受けたビットゲット、出金を段階的に再開|セキュリティを強化
仮想通貨取引所ビットゲットが不正流出被害後、出金を段階的に再開している。攻撃経路の特定やセキュリティ強化策についても報告した。
08:25
Japan Smart Chainが改称、ステーブルコイン決済インフラ事業へ転換
AltX Research株式会社は「Japan Smart Chain」をMIZUHIKIに改称し、ステーブルコイン決済インフラ事業へ転換すると発表した。メインネットも公開し、複数自治体で給付金基盤のPOCが決定した。
08:10
シティとコインベース、決済事業で協業拡大
金融大手シティと仮想通貨取引所コインベースは、決済事業の協業拡大を発表。ステーブルコインと法定通貨の両替を自動化する機能を提供することなどを説明した。
08:05
Bybit、フランクリン発行のトークン化ファンドを機関担保資産に採用
バイビットとフランクリン・テンプルトンが戦略的提携を発表した。機関投資家はフランクリン発行のトークン化ファンド株式をBybitの取引担保資産として活用できるようになる。
06:55
デファイ・デベロップメント、ソラナ保有量254万に到達 6週で約10%増加
デファイ・デベロップメントは9月28日、仮想通貨ソラナ保有量が253万8010SOLに達したと発表した。8月12日の決算発表以降、6週間で約10%増加している。
06:40
老舗ブロックチェーンドットコム、IPOで5億ドル調達検討
仮想通貨大手ブロックチェーンドットコムが新規株式公開(IPO)を検討しており、5億ドルの調達を目指す。評価額は40億〜60億ドルとされ、ビットコイン相場の回復を背景に上場機運が再び高まった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧