WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「620万回帰のビットコイン、市場占有率は3年ぶりの低水準」bitbank寄稿の仮想通貨週次市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の相場の動きは

今週のビットコイン(BTC)市場は先週の暴落から一転、620万円水準まで回復。またイーサリアム(ETH)も高騰し、初の3000ドルに達している。


目次
  1. 各市場の騰落率
  2. bitbank寄稿

各指標の騰落率一覧

5/7(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。

CoinPostで作成

月初来騰落率

CoinPostで作成

年初来騰落率

CoinPostで作成

(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)

(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照、各銘柄の価格はTradingviewを参照)

5/1〜5/7のBTCチャート

CoinPostで作成

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週(7日正午時点)のビットコイン(BTC)対円相場は、620万円を挟み上下に大きく振れつつ終値ベースではほぼ横ばいの推移となっている。

今週の暗号資産(仮想通貨)市場は主要アルトコインがスポットライトを浴びる形となっており、ビットコインはシカゴマーケンタイル取引所(CME)でマイクロ・ビットコイン先物の取引が開始されるなど材料はあったが、底堅くも対ドル2月というチャート上の節目がレジスタンスとなり、上値も抑えられている。

アルトコインには、コインベースのナスダック上場前から続いた循環物色が復活している印象だ。この流れを牽引したイーサリアム(ETH)は今週、ナスダック上場企業のMogoによるイーサ購入や、5日のユニスワップV3のリリースに向け32万円周辺から急騰劇を繰り広げ、6日には39万円に初めてタッチしている。

この他にも、8日にイーロン・マスク氏が米コント番組にゲスト出演をすることが注目され、ドージコイン(DOGE)の対ドルが週明けから一時85%と急騰。来週に定期ハードフォーク・アップデートを控えるビットコインキャッシュ(BCH)の対円は5日、一日の間で52%弱急上昇するなど、アルトコインに資金が流れている。

第1図:BTC対円チャート(1時間足)出所:bitbank.ccより作成

ゴールデンウィーク前のビットコイン相場は、ボリンジャーバンドの下降バンドウォーク開始や、一目均衡表の三役逆転の出現により、テクニカル的なセンチメントが悪化していたものの、その後のハッシュレートの安定と採掘難易度の大幅下方調整(=需給の安定化)、日本時間で先月29日のFOMCを無事に通過したことによる広範な市場でのリスクオン継続、さらには停滞が続いた米期待インフレの上昇などが相場の支えとなった。

これにより、足元のビットコインは、トレンド開始を示唆するボリンジャーバンドのスクイーズが出現、一目均衡表では相場が抵抗帯(雲=先行スパン1と先行スパン2の間)の下限を回復し、均衡表が好転(転換線が基準線でゴールデンクロス)したことで、強い売りシグナルとなる三役逆転を解消している(第2図)。

第2図:BTC対円チャート(日足) 出所:bitbank.ccより作成

テクニカル的には、依然、強気相場に回帰したとは言えないが、アルトコイン相場の上昇によるビットコインの市場占有率の著しい低下は注目だ。Coingeckoによれば、7日朝時点のビットコインの占有率は約43%と3年ぶりの水準まで落ち込んでおり、アルトコインの物色が一巡すれば資金がビットコインに戻ってくるか注目したい。

米株との相関が崩れる中、米雇用統計や来週の消費者物価指数といった需要指標がビットコイン相場に与える影響は限定的かもしれないが、アルトコイン買いが落ち着くまでビットコインは地固めが続くか。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

前回レポート:株式上場目前の米最大手取引所コインベース、相場の方向感に注視|bitbankアナリスト考察

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:00
豪州、仮想通貨譲渡益の50%控除廃止へ 27年7月施行=報道
オーストラリアが仮想通貨などの譲渡益課税制度を抜本改革する。保有12ヶ月超で適用の50%控除を廃止し、物価連動のコストベース調整と最低30%課税を新たに導入する。施行は2027年7月、経過措置と投資家が今取るべき対応を解説する。
15:00
バイナンスジャパン新代表が語る、金融インフラへの成長戦略|WebX2026
WebX2026「Binance Keynote」レポート。新たにバイナンスジャパン代表取締役に就任した豊崎亜里紗氏が、PayPayとの協業や暗号資産が金融インフラになる未来、金商法移行・ビットコインETFがもたらす転換期を語った。
13:55
ビザ、AIエージェント決済の未来像を提示 カード決済との融合を目指す
決済大手ビザが「エージェント決済」に関する分析レポートを公開した。AI同士が行う超少額決済「マイクロコマース」について、カード決済の競合ではなく、新たなビジネス領域の拡張として注目している。
13:10
トランプ米大統領のテレプロンプター担当者、予測市場でインサイダー取引か=報道
米トランプ大統領のテレプロンプター操作者が、予測市場カルシで演説情報に基づく取引を行った疑いが浮上。カルシが不審な取引を検出しCFTCに通報したと伝えられる。
12:40
量子は脅威か、誇大広告か — 暗号資産業界の本音|WebX2026
量子コンピュータはビットコインやイーサリアムにとって本当に脅威なのか。WebX 2026で量子研究とブロックチェーンの専門家3人が、リスクの実態・最悪シナリオ・各チェーンの対応策を徹底議論した。
11:00
予測市場と日本市場の未来、Limitless CEOが語る制度設計|WebX2026
予測市場プラットフォーム「Limitless」CEO CJ Hetherington氏が、WebX2026で創業の経緯・米CFTC審査・日本市場戦略・ギャンブルとの違いを語った。
10:20
クリプトドットコム、シタデルから約650億円を資金調達
仮想通貨取引所クリプトドットコムは、シタデル・セキュリティーズから約650億円の出資を受けたことを発表。評価額や今後の計画について説明した。
10:02
ストラテジーの資本再建、2つの課題残る=クリプトクアント
仮想通貨分析企業クリプトクアントが、ビットコイン保有大手ストラテジーの新資本管理策を評価。流動性対応は前進した一方、2つの課題が残されていると指摘した。
09:15
現金・MMF・株式、次の主役は トークン化RWAの現在地|WebX2026
フランクリン・テンプルトン、オンド・ファイナンス、パンテラ・キャピタルの幹部が登壇し、トークン化MMFの現状、RWA急拡大の要因、ステーブルコインとの棲み分け、リテール普及の鍵を徹底討論したWebX 2026セッションレポート。
09:00
機関投資家クリプトの全貌、カストディ・AI・市場収束論点|WebX2026
このレポートでは、機関投資家向け仮想通貨戦略の全貌を解説する。カストディ・規制断片化・AIエージェント取引・日韓市場の現状まで、コインベース、ビットゴー、サークルの幹部が徹底議論した。
08:15
金融特化型L1のインジェクティブ、米SECに移転代理人登録を申請 RWA基盤構築へ
金融特化型ブロックチェーンのインジェクティブ(Injective)が、有価証券の所有権記録を管理する移転代理業務のSEC登録を申請。トークン化証券の発行・流通を秒単位で処理できる規制対応型インフラの構築を進めている。
07:05
モルガン・スタンレーのE*TRADE、仮想通貨の現物取引を全面展開
モルガン・スタンレー傘下のオンライン証券イー・トレードは15日、ビットコイン・イーサリアム・ソラナの仮想通貨現物取引を対象顧客へ正式展開した。取引手数料は50bpで、コインベースやチャールズ・シュワブを下回る水準となる。
07:05
SBI、RWAトークン化大手オンドと提携
SBIは、RWAトークン化大手オンドとオンチェーン金融事業において戦略的提携を締結。日本の資産をトークン化してオンドのプラットフォームで提供することなど提携の計画を説明した。
06:50
ストラテジーの現金増強、ビットコインに追い風とJPモルガンが評価
米投資銀行JPモルガンは16日付リポートで、ストラテジーのドル準備金増強をビットコイン見通しの好材料と評価。BTC現物ETF資金フローが不安定ななか、先物市場への純流入が今週も続いている点にも言及した。
06:15
ビザ、ステーブルコイン決済基盤を提供開始 2億超の加盟店に対応
ビザが金融機関・フィンテック企業向けのステーブルコイン統合基盤「ビザ・ステーブルコイン・プラットフォーム」の提供を開始。約1万5,000の金融機関と2億超の加盟店を対象に、既存の決済・資金管理ワークフローへのステーブルコイン統合を可能にする。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧