パラグアイ、ビットコイン関連法案を今年7月に提出予定か 同国大手エンターテイメント企業が仮想通貨4銘柄受付へ

来たるパラグアイのビットコイン法

中米エルサルバドルのビットコイン法に触発された近隣国にも、追従する動きが見られ始めた。

エルサルバドルのビットコイン法とは

エルサルバドルのビットコイン法は、ブケレ大統領が推進した法案で6月9日に議会によって可決された。この法律は、米ドルと並行する形で、ビットコインを法定通貨として認め、市民がビットコインを全ての決済シーン(サービス業など)で利用できることを定めている。

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南米パラグアイ共和国のCarlitos Rejala議員は、SNSで「パラグアイでは、7月にビットコインに関する法律が立法される見込み」との内容を表明した。法案内容は、海外からのビットコインマイニング業者およびクリプト関連企業に関するものだという。

Rejala議員は7日にも、ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)支持派のシンボルである自身のツイッターアイコンにレーザー・アイを加え、「新たな世代とともに前進していく必要がある」とコメント。「#bitcoin」と「#paypal」のハッシュタグと共にプロジェクト発表を示唆していた。

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今回、Rejala議員がリツイートし掲載した内容は、パラグアイ国内大手エンターテイメント企業の仮想通貨導入計画に関するニュースへのリアクションだ。

Grupo Cincoの仮想通貨導入計画

パラグアイの大手エンターテイメント企業Grupo Cincoは18日、運営するナイトクラブやレストランなどの施設が7月より、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)、チリーズ(CHZ)、SHIB(シバイヌ)の4銘柄による決済に対応すると発表、「仮想通貨を受け付けることで、Grupo Cincoは未来へ向けて革新の一歩を踏み出す」としている。

同社のディレクターSantiago SosaはCoinDeskの取材で、仮想通貨を導入することで、7月に提出される予定の法案が可決される可能性が高まるだろうとコメント。また、同社の関連サービスを利用する顧客が月ベースで5万人を超えており、その8割は18歳〜25歳の若い世代が主要客層であることから、仮想通貨の大規模利用が見込めるとした。パラグアイの人口は30歳以下が6割を占めている。

また、決済プロセスについて、ビットコインの場合はライトニングネットワークを利用し、店舗側が仮想通貨を換金せずに現物を保有するオプションもあるという。

Rejala議員はGrupo Cincoの動きについて、「我が国の若者は起業家から大きな影響を受けている。社会的サポートがあれば、法案が通る可能性も高まるはずだ」とコメントした。

Grupo Cincoと提携するビットコインマイニング企業Bitcoin.com.pyのJuanjo Benitez Rickmann CEOは、現時点では、仮想通貨の法的ステータスが確立されていないため、Grupo Cincoは仮想通貨を「デジタル資産」として取り扱うと説明した。

また、エルサルバドルの影響を受けたのはパラグアイだけではない。ブラジルやコロンビア、パナマなどのラテンアメリカ国の政治家もビットコインの導入や合法化へ同意している状況だ。

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