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南アフリカ、仮想通貨に対する規制枠組みの構築急ぐ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨規制を迅速に整備する計画

南アフリカの金融当局が、暗号資産(仮想通貨)の監視を強化する姿勢であることが分かった。Bloombergが報道した。

南アフリカの銀行規制機関「健全性機構(Prudential Authority」の最高責任者Kuben Naidoo氏によると、今後3カ月から6カ月の間に、仮想通貨の規制枠組みを整える計画だという。

Naidoo氏は次のように説明した。

私たちは仮想通貨を金融商品として定義している。もし不正確な、あるいは虚偽の情報を与えられて一般の人々が騙されるようなことがあれば、それは市場行動として問題であり、真剣に対処されるべきだ。

私たちは仮想通貨にリスクがあると考えており、金融セクターがそれらのリスクを認識し適切な対応を行うようにしたい。

仮想通貨トラブルが問題に

南アフリカでは最近、仮想通貨関連の不正が問題になっており、そうした事件も背景にした発言だと考えられる。

4月には、南アフリカの仮想通貨投資プラットフォーム「Africrypt」から当時40億ドル(約4,500億円)相当だったビットコイン(BTC)が流出し、その後創業者兄弟が行方不明になっていることから、巨額詐欺の疑いが浮上しているところだ。

金融部門を監督する、南アフリカの金融セクター行為監督機構(FSAC)もこの件で調査を始めている。しかし、現在仮想通貨が同国で法的に金融商品と見なされていないために、正式な捜査を行うことができない状況だという。

Naidoo氏によると、まず国外へと資金洗浄された資産が流出することを防ぐために、仮想通貨取引所における顧客身元確認(KYC)ルールを確立し、仮想通貨の監視システムを構築することが優先される。

KYC(顧客身元確認)

銀行など金融機関に口座開設する際に行われる本人確認手続きのこと。「Know Your Customer」の略。

▶️仮想通貨用語集

また投資家保護のガイドラインや、銀行部門の資本リスク管理のためのルール作成にも順次取り組む方針だ。

省庁間ワーキンググループでも取り組み

南アフリカのRonald Lamola法務大臣は6月30日に、政府、中央銀行、法執行機関など省庁間のワーキンググループが「仮想通貨の動向を注意深く監視する」ことを計画していると述べている。

6月11日には政府内のフィンテック作業部会(IFWG)が仮想通貨規制のロードマップを提示した。主要な項目としては、マネロン・テロ資金調達対策、国際送金の監視、金融セクター規制法で仮想通貨も監督することなどが挙げられている。

こうして規制が整備されることについて業界関係者からは、市場の信頼性が高まり、仮想通貨の普及につながるのではないかと期待する意見も聞かれた。

関連:南アフリカ、仮想通貨市場の段階的な規制導入を計画

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