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ビットコイン一服する中XRP(リップル)は前日比+10%上昇、コインチェックにパレットトークンが初上場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場と金融マーケット

29日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比+0.57%の434万円(39,500ドル)で推移している。

BTCは上昇を一服したが、ここ数日間で直近安値の29,000ドル台から急反騰しており、日柄調整として一旦押しても不思議ではない。上空の40,000〜42,000ドルには厚めのレジスタンスラインが構えるほか、一目均衡表の日足雲上限が重なっており、売り圧力の入りやすい価格帯と言えそうだ。

懸念されていた中国情勢では、中国の証券当局が、大手投資銀行とバーチャル会合を開いたと伝わったことで買い戻しにつながったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)も、テーパリング(量的緩和の縮小)開始議論について市場の想定の範囲内だったことから、大きな混乱なく通過した。

一方、不安材料としては、米国をはじめとする新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大による世界経済の先行き懸念があり、これは日本も例外ではない。

詳細:米FRB「テーパリングの開始は今後も議論が必要」

機関投資家によるイーサリアムへの関心

最大手仮想通貨取引所コインベースの報告書によれば、イーサリアムの取引量は2021年上半期に1,461%増加して1.4兆ドルに達した。 前年同期は、わずか920億ドルだった。

背景には、イーサリアム基盤で構築されたDeFi(分散型金融)市場の飛躍的な成長がある。

DeFi Pulseのデータによると、現時点で612億ドル(約6兆円)が、DeFiのエコシステムに預け入れられており、最大のプロジェクトとしては仮想通貨の貸付プロトコルである「Aave」が挙げられる。

defipulse.com

ETH基盤の分散型取引所最大手のUniswapには、55.8億ドルのロックインがあり、取引高は1日あたり約2億9500万ドルに上る。

コインベースによれば、はじめにDeFiが台頭した2020年は個人投資家主体だったが、2021年上半期からは、ヘッジファンドや国際投資銀行など機関投資家の関心が急増している。

個別銘柄の動向

28日には、時価総額上位のXRP(リップル)価格が急騰する場面があった。ビットコインの上昇一服で、ラージキャップアルトの多くが横ばいとなる中、その騰落率は一際目立っている。

Messari

SBIレミット株式会社が27日、日本初となるXRPを用いた国際送金(オンデマンド流動性:ODL)サービスを発表したことが材料視された。米Ripple Labs Inc.やSBIグループの仮想通貨取引所SBI VCトレードと連携し、フィリピン向けのサービスを提供するという。

詳細:SBIレミットとSBI VCトレード、日本初となる仮想通貨を用いた国際送金サービス開始【リップル・ODL】

このような材料に対する感度の良さは、最近の市場環境回復、及び投資家心理の改善を示している。

XRP/USD日足

オンチェーンアナリストのAli Martinez(@ali_charts)氏は、「XRPは過去1週間で40%以上上昇したが、先物取引所で約1億ドルの建玉増加を確認された。上昇圧力の大半はここからきている」指摘した。bybtのデータによると、XRP取引量の大半を占めているのは、バイナンス、Bybit、FTXのデリバティブ取引だった。

米Ripple社は昨年12月、米国証券取引委員会(SEC)より未登録有価証券問題で提訴され、係争状態にある。

関連:リップル裁判に進展 裁判官がSEC元高官への証言録取申立てを認める

パレットトークン上場

29日12時には、パレットトークン(PLT)がコインチェックに上場を果たした。

アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)などの成功で、再びトレンドとなっているNFT関連銘柄であり、国内初のIEO(Initial Exchange Offering)第一弾としても高い関心を呼んでいる。

PLTは上場直後には、買いが殺到してほぼ約定なしに値幅制限いっぱいまで張り付く状態が続いた。IEOセール価格(公募価格)4.05円の7倍以上となる30円台前半でまともに寄り付くと、IEO当選分が利益確定され一転して売り優勢に。

その後一時15円近くまで急落するも、再び買い優勢となった。12時40分時点では24円台で推移するなど、高い需要を見せつつ乱高下している。

コインチェック上場初日のPLT

IEOとは、企業やプロジェクト等がユーティリティ・トークンを電子的に発行することで、資金調達を行う仕組みであるICO(Initial Coin Offering)の中でも、暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査、およびトークン販売を行うモデルだ。

従来のICOと比較して、仮想通貨取引所の審査を経ていることからプロジェクトの信頼性が向上するほか、新規上場を前提とした調達支援となることから流動性も担保されやすいメリットがある。

出典:CoinCheck

今回売り出されたのは、総発行枚数10億PLTの内23%にあたる2.3億PLTだ。

21年7月1日より購入申込みを開始したパレットトークンは、開始6分で調達目標金額の「9億3,150万円」を突破。株式市場における人気IPOのように需要が殺到したため、最終的な抽選倍率は24.4倍に上った。

今後もIEOの抽選申し込みには、コインチェックの口座が必要になるものと考えられる。

プロジェクトの詳細や今後の展望については、以下の記事で解説している。

関連:国内初のコインチェックIEO、仮想通貨パレットトークン(PLT)の特徴と魅力とは

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