WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米大手VC「a16z」、消費者保護や税務申告など仮想通貨規制で4つの提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米上院銀行委員会の呼びかけに回答

米大手ベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)」は5日、暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンに関する法律について、4つのアイデアを公式サイトで公開した。

この提案は、 米国上院銀行委員会の幹部であるPat Toomey議員(共和党)の呼びかけに応えたものだ。同議員は8月、仮想通貨やブロックチェーン技術の発達を促進するための法律についてアイデアを募集していた。

Toomey議員はこの際、次のように語っていた。

仮想通貨やブロックチェーンの技術は、インターネットのような革命的なものである。さらに、コストのかかる中間業者を通さずに、個人同士が直接金融取引を行うことで、富と経済的自立をもたらす可能性を秘めたものだ。

そのため、議会がこうした技術を正しく理解し、米国が仮想通貨とフィンテックにおけるイノベーションの最前線であり続けることが重要である。

関連米インフラ法案採決の前哨戦:アラバマ州に広告看板「仮想通貨を葬るな」

4つの提案

a16zは、すでに提案を銀行委員会の各議員に届けているが、より広く「デジタル資産規制の将来をめぐる議論のきっかけ」とするため、今回公式サイトでも概要を公開した格好だ。主に、次の4つの方向性で提案を行っている。

  • 消費者保護
  • 自律分散型組織(DAO)
  • 規制当局の管轄権などの問題
  • 税務申告

まず、消費者保護については、消費者金融保護法に基づいて、情報開示による監督体制を構築することを挙げた。仮想通貨セクターでは、多くのプロジェクトが様々なやり方で情報開示を行っているが、その方法を標準化することで、消費者が公平に必要な情報にアクセスできるようにするべきだという。

次に、自律分散型組織(DAO)については基本的な法的枠組み(税金の申告や納付、銀行口座の開設、法的契約の締結、メンバーの責任範囲など)を作ることを提案した。

DAOとは

自律的に機能する分散型組織を指す。「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在しない。参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。

▶️仮想通貨用語集

また、様々な当局の間で、規制が統一されていないことや重複していることを改善するために、「各監督機関の管轄権の調整」「業界の自主規制機関の設立」「仮想通貨など分散型技術の、技術的な監督と標準設定のための非営利法人の設立」を提案している。

米国では以前より、仮想通貨に対する規制当局間の見解の違いなどが問題として浮かび上がっていた。8月には共和党のPatrick McHenry議員らが、SEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)両機関の連携を求める書簡を提出している。

関連米議員ら、仮想通貨規制でSECとCFTCの連携求める

さらに、現在議会に提出されているインフラ法案の税務報告義務について、問題点を改めて指摘した。インフラ法案では、ウォレットプロバイダや開発者など、そもそもユーザーの財務情報を保有していない団体にも、そうした情報について報告義務が発生しかねないとして、懸念の声が挙がっていた。

関連米財務省、インフラ法案に関して仮想通貨取引の課税対象拡大を推進か

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/21 月曜日
11:57
ベトナムとオーストリア、仮想通貨の監督体制で連携へ
ベトナムの財務副大臣がオーストリア金融市場庁と会談し、仮想通貨監督分野での協力拡大に合意した。ベトナムは2026年内の初事業者ライセンス発行を目指している。
11:06
カナリー・キャピタル、セイ(SEI)現物ETFステーキング率90%を明記
米カナリー・キャピタルが「Staked SEI(スイ) ETF」のS-1修正案でステーキング比率を約90%と明記した。保管もBitGo単独体制に変更。Cboe BZXへの上場を目指すが、SEC承認はまだ得ていない。
10:33
ビットコイン、45週ぶり50週線奪還 底値確定のシグナルか=アナリスト
ビットコイン(BTC)が週足終値ベースで50週移動平均線を45週ぶりに上回った。アナリストは同水準の回復を弱気相場の底値確定シグナルと位置づけてきたと指摘。直近35日間で29%上昇した経緯を解説する。
10:04
バイナンスウォレット、IPO前企業に連動する新トークン提供へ
バイナンスウォレットが、IPO前の企業に連動する新トークン「Pre-Access」の提供を発表した。運営はパンケーキスワップで、対象は株式そのものではなく合成型の経済的エクスポージャー。参加条件や想定されるリスクを解説する。
09:45
セイラー氏、クラリティー法案の限界を指摘 当局主導の規制に期待表明
ストラテジー社セイラー会長が、クラリティー法案の妥協案に含まれる制限を指摘した。SEC・CFTCなど当局主導での規制整備を通じた業界発展に期待を示している。
08:40
ZetaChain、ZETAのソラナ移行・独自L1廃止を可決
ZetaChainのガバナンス提案68号が賛成99.4%・参加率58%で可決。ZETAはソラナ上のネイティブSPLトークンへ1対1移行し、独自レイヤー1は段階的に廃止する方針。詳細な移行時期は次回提案で決定する。
08:04
OTC保有ビットコイン、5年で4分の1に減少=アナリスト
オンチェーン分析ツールのクリプトクアントを引用し、アナリストDarkfost氏がOTCデスク保有BTCの急減を指摘。2021年9月の約50万BTCから現在は12万3,000BTCまで減少した背景と、需給構造への影響を読み解く。
09/20 日曜日
11:30
ビットコインFOMC通過後も底堅く、米金利と中東情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は25bpの利上げを決定したFOMCを通過後も1210万円台で底堅く推移している。目先は米金利の動向と中東情勢による原油価格の変動が焦点で、高値レンジ内での方向感を模索する展開が続きそうだ。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(9/18)|クラリティー法案・日本の分離課税・米BTC準備金法案の動向まとめ
今週は、仮想通貨規制の米クラリティー法案の上院審議入り採決失敗、日本の分離課税、米下院金融サービス委員会のビットコイン戦略準備金法案可決に関する記事が関心を集めた。
09/19 土曜日
13:35
JPモルガン系ブロックチェーン決済網と英LSEG、24時間決済で提携
ブロックチェーン決済網のパーティアと英LSEG DiSHが常時稼働の決済銀行流動性で提携し、JPモルガンなど参加行が24時間365日の資金移動を可能にする新体制を築く。銀行間送金の効率化により、機関投資家の資金効率を高める。
11:45
「トークン化RWAのAUMが5兆円に到達」バイナンスが市場の現状と展望をレポート
バイナンスリサーチがRWA(現実資産)トークン化市場の現在を分析。運用資産総額は341.8億ドルに達しており資産の「活用度合い」が今後の焦点になるとした。
11:05
ビットコイン急騰、8万ドル台回復 SEC・CFTCの制度整備を好感|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは日本時間9月18日夜から19日未明にかけて急騰し、8万ドル台を回復した。今回の上昇は、クラリティ法案の審議停滞を受けて強まった政策面への悲観を、規制当局の具体的な対応が和らげた動きと捉えられる。
10:20
サークル社、独自チェーンArcのAIエージェント公開
サークル社は独自ブロックチェーン「Arc」向けのAIコーディングエージェント「Arc Studio」を発表。自然言語の指示だけでアプリを生成し、9つのブロックチェーンに対応している。
09:55
コインベース、米国で個別株の無期限先物上場を申請 規制緩和受け
米コインベースがCFTCに個別株の無期限先物上場を申請した。アップルやマイクロソフトなど約50〜60銘柄が対象で、年内の取引開始を計画している。米国の個人投資家が個別株のレバレッジ取引に参加しやすくなる可能性がある。
08:25
Bitcoin Japan、初のビットコイン購入へ 100万ドル上限
Bitcoin Japanが子会社経由で初のビットコイン購入を決定した。初回投資は100万米ドルが上限で、資金は7月発行の転換社債で調達する。同社の資産運用戦略が実行段階に入ったことを示す。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧