- 日本発ICOプラットフォーム
- 取引所Zaifを運営しているテックビューロー社が発表したICOソリューションです。
- 企業とICOを繋ぐためのトークン
- COMSAは既存のビジネスとXEM、ETH、BTCのパブリックブロックチェーンをつなげることを目的としている。
- 上場企業がICOに参加を表明
- COMSAのICOに東証二部の㈱プレミアムウォーターホールディングスがすでに参加を表明している。
COMSAの概要
ホームページURL | https://comsa.io/ja/ |
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発行トークン略称 | CMS |
ICO時のトークン価格 | 1USD=1CMSで固定 |
発行上限枚数 | 集まった金額を1USD=1CMSで計算し、総CMSの2倍 |
ICO上限金額 | なし |
購入できる通貨一覧 | XEM,ETH,BTC |
White paper URL | https://comsa.io/ja/にPDFダウンロードページ記載あり |
Telegram | https://t.me/comsajapan |
Slack | http://comsa.herokuapp.com/ |
https://www.facebook.com/comsaio/ | |
https://twitter.com/comsadotio |
今までのIPOやICO事情
現在、海外のICO(イニシャル・コイン・オファリング)事情では、VC(ベンチャー・キャピタル)の投資額よりもICOで集めた投資額が大幅に上回っています。
大きな要因として、ICOでは投資者への還元率が飛躍的に高いためです。
株のIPOでの投資額に対する還元率とくらべてみても圧倒的に違います。IPOは上場時に平均で約10%の価格上昇が見込まれますが、現段階でのICO投資は、約100%近い価格上昇が記録されています。
このため日本の企業でもICOを導入したい企業は多数存在しています。
しかし、ブロックチェーン技術に特化した専門家や技術者の不足、暗号通貨のボラティリティの大きさが障壁となり、なかなか導入することが難しいというのがICOの現状でした。
COMSAの目的
COMSAはICOの現状を解決するために、ICOによる資金調達の請負、IPOでいう株の部分にあたる「暗号通貨トークンの発行」、「参加取引所ZAIFによるトークン上場の確約」、「コントラクト実装」を実施することが最大の目的です。
そのために、テックビューロが手がける「mijinプライベートブロックチェーン」による内部勘定技術を、ICOソリューション、トークンソリューション、コントラクトソリューションとして提供しています。
ICOソリューション
ICOソリューションは、多言語でのホワイトペーパーの作成、ブロックチェーン技術導入プラン、国内外へのPR、トークンセール(売り出し)のツールといったICOの準備段階から上場にいたるまでの手順をサポートします。
またCOMSAで発行されたトークンは、今後COMSA COREを通してNEMとEthereumのブロックチェーン間で自由に行き来できるようになるため流動性が得ることができ、海外からの注目を得ることもできます。
トークンソリューション
トークンソリューションは発行するトークンを取り扱うためのZaif取引所や決済ツールを提供します。
また、テックビューロが販売するプライベートブロックチェーン製品「mijin」によって、それらトークンを内部勘定で一括管理する環境を提供できます。
コントラクトソリューション
コントラクトソリューションは、Bitcoin、NEM、Ethereumのパブリックブロックチェーンと、mijinで構成する複数のプライベートブロックチェーンを連動させ、その間でトークンの整合性を保持できるサービスを提供します。
またネットワークフィーを気にせず、実社会の法定通貨建ての商取引をブロックチェーン上のコントラクトとして第三者の仲介無しに執行できるようになります。
更に別途、EtheremとNEMのブロックチェーンをまたいで利用可能なUSドルや日本円、Bitcoinとペッグしたトークンの発行と変換をサポートします。
ICO協議会を開催
テックビューロを中心として設立されたICO協議会は、あらゆる分野で活躍される実績のある人達を誘致して構成されています。
NEM.io財団の代表理事のLon Wong氏や日本テクノロジーベンチャーパートナーズ代表村口 和孝氏をはじめとした、各分野で活躍されている人達がメンバーとして参加しています。
この評議会ではCOMSAソリューションのコンサルテーションやサポート、ICOプロジェクトの誘致の他、今後のICOや同業界についての協議が行われる予定だそうです。
このように素晴らしい実績を持つ方々で構成された評議会なのでCOMSAの運営もしっかりと行ってくれると期待されています。
取引所
COMSA(CMS)トークンの売買できるのはテックビューロー社が運営するZaif取引所です。
ICOが盛り上がり、今後COMSAが話題になれば他の取引所でも上場する可能性はありますが、現在はZaif取引所以外での取引の予定はありません。
ICOトークン
2017年8月現在、COMSA(CMS)のトークンはプレセールが行われています。
実際のトークンセールの期間は2017年10月2日14:00(JST)から2017年11月6日14:00(JST)の約1ヶ月間です。(JST=日本時間)
参加できる暗号通貨はBTC(Bitcoin), ETH(Ethereum), XEM(Nem)の3種類です。
トークンセール参加者は、1USD相当の購入に対して、1CMSトークンを取得することができます。
ICO終了時のCMS上限発行枚数
ICOでの上限発行枚数は設定はありません。ICOで集まったお金を合計したものが、そのままトークン発行上限枚数になる仕組みです。
すべてUSD換算で行なった場合、1USD=1CMSで発行枚数となるため1000万USDが投資額で集まった場合、1000万CMSが発行枚数となります。
##ただ今回のICOはこれだけではなく発行枚数にここから変わった方法でトークン数が追加されます。##
トークンセール終了時、トークンセール参加者に発行されるトークン数と同数のトークンが追加発行されます。これで完全に総発行数がロックされ、その後トークンが発行されることはありません。
1000万CMSが発行上限だとするとさらに1000万CMSが追加発行され上限は2000万CMSが総発行数になります。
トークンの予定配分率
この追加発行された100%を分母として、そのうち10%がトークンセールのリフェラルボーナスとして紹介者に配布されます。
それ以外の40%は既存のテックビューロ経営陣、ステークホルダー、開発者、従業員、契約社員、そしてCOMSA ICO協議会運営に配布されます。
最後に残った50%はテックビューロが保持し、将来の開発、将来の配布、マーケティング、パートナーシップ、報酬、事業拡大などにあてがわれる予定です。
- 5% → COMSAのICO紹介者へのボーナスとして配分
- 20% → テックビューロの社員やCOMSA関係者などに配分
- 25% → テックビューロが保有しCOMSAやzaif等の運営開発費等に利用
しかしこの追加発行によって、トークンの価値がICOでの購入時の価値に比べて、半分になるのではないかと懸念されています。
大量購入者への特別ボーナスも
10万ドル相当以上の暗号通貨を以てCMSのトークンセールを希望する者は、個別に20%ボーナス付きのプレセールに参加することができます。プレセールにはBTC、ETH、XEMによる払込が可能です。
希望者は こちら からCOMSAマネージメントに連絡することができます。
プレセールは上記3通貨でのICO投資になりますが、20%というお得な内容になっているため10万ドル以上の大きい金額の投資をされる方にはおすすめの内容になっています。
紹介者ボーナス獲得の方法
下記のURLにあるICOセール参加ダッシュボードでアカウントを作成すると紹介者用のURLを取得することができます。
トークン保有者と利用する際の利点
COMSA自身のトークンセールに関しては、それに参加したCMSトークン保有者に、以降のCOMSAプラットフォームにてICOを実施するプロジェクトにおいて、CMSトークンを払込手段として使用した場合に5%の追加ボーナスが付与される特権が得られる。
今後コムサのプラットフォームを利用して企業がICOに参加することが増えてくると思いますが、このICOに参加する際CMSトークンでの参加で5%の追加ボーナスを得ることができます。
このICO参加企業ですでに何社もコムサ側で確保しているため、今後の需要は確保されてる状態になります。
まとめ
日本発のICOプラットフォームということで話題になっているCOMSA。
取引所を運営するテックビューロ社が発行、管理を行うので信頼性、安心性はかなり高いと思います。
しかし、投資対象としてみた場合、デメリットの部分がかなり大きいとも見れます。
トークンが追加発行されるため、最初の価格の半分の値からのスタートになりますし、 最初に投じた額の2倍まで上がるためには、4倍の価格上昇をしなければなりません。
以上のことからCOMSAを購入するのであれば、Zaif自体への投資、または長期的なトークンの値上がりに期待すべきでしょう。