はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アルト市場の資金流入加速でBTCドミナンス右肩下がり、ポルカドット(DOT)過去最高値を更新

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨相場の動向

2日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+0.6%の695万円(ドル)で推移している。

BTC/USD日足

BTC価格は、米国初となった「ビットコインETF(上場投資信託)」の材料を手掛かりに過去最高値を更新した後は、過熱感から上昇を一服。足元では保ち合いのペナントを形成しているが、上値の重さも目立つなど様子見基調がみられる。

BTCの市場占有率を示すドミナンスは、アルトコインへの資金移動の影響もあり、10月20日47.7%から右肩下がり。2日時点で43.6%まで低下した。

アルトコイン市場の個別銘柄

対照的に、アルト市場では連日のように循環物色が続いている。国内上場銘柄では、ポルカドット(DOT)が前日比+15%と高騰。一時50ドルを超え、過去最高値を更新した。

Messari:時価総額TOP10

ポルカドットは、Web3 Foundationにより2017年10月に発行された。異なるブロックチェーンのインターオペラビリティ(相互運用性)向上を目指す、次世代プラットフォーム・プロジェクト。

ネットワークを設計した「Parity Technologies」は今年10月、「パラチェーン」のローンチ予定を発表した。パラチェーンは、エコシステムのコアを成す「リレーチェーン」と個別ブロックチェーンの接続を担う。

出典:公式medium

カスタムチェーンがPolkadotネットワークに接続されることで、ネットワーク上の他のすべてのパラチェーンと相互運用できるようになるという。

パラチェーンとは

ポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。一方、各パラチェーンが接続され、ネットワークで中心的な役割を果たす部分は「リレーチェーン」と呼ばれる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

関連:初心者でもわかるPolkadot(ポルカドット)|仕組みと将来性を解説

今年10月には、ポルカドットのパラチェーン・オークション(クラウドローン)に最大手取引所バイナンスが対応を発表したほか、ポルカドットのプロトコル・ガバナンス組織である「ポルカドット評議会」は1日、最終投票をクリアした場合、初オークションが日本時間11月5日3時15分頃(Nov. 4, 2021 19:15 CET)より行われる見込みであることを明かした。

ポルカドット(DOT)は、国内大手GMOコインなど複数の取引所で取扱いがある。直近だと10月26日、ビットポイントの販売所に上場した。

メタバース銘柄

また、米フェイスブックの「Meta」への社名変更とメタバース(仮想空間)への巨額の事業投資方針を受け、暗号資産(仮想通貨)市場でも関連銘柄が物色されている。

ブロックチェーン基盤のメタバースゲームでは、代表格のディセントラランド(MANA)が前日比+18%となったほか、ボクセルゲームトークンのザ・サンドボックス(SAND)が前日比+70%となるなど、思惑先行で乱高下を伴いながらの資金流入が続く。

Messari:メタバース銘柄

ソフトバンクのVision Fund 2は2日、メタバースゲーム開発企業「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の100億円(9,300万ドル)の調達ラウンドを主導したことなどがポジティブサプライズとなった。過去には、スクウェア・エニックスなどが開発会社に出資したほか、コインチェックでThe SandboxのNFTランド(土地)のセールなどを実施している。

関連:イーサリアム最高値更新で約50万円に、フェイスブックの影響で「メタバース」銘柄に買い集まる

さらに2日には、米シカゴ発の投資企業Sfermionが、新たに立ち上げたメタバースファンドにて、米大手VC「a16z」などから110億円を調達したことがわかった。分散型メタバースの開発・運用を手がけるスタートアップに投資するもので、主に分散型ネットワークのプロトコルやデジタル資産、VR/AR領域が対象になる。

リアル世界連動型のメタバースのバーチャル旅行やバーチャル商業施設などは、コロナ禍で新規事業開拓を余儀なくされる株式市場でも一大テーマとなっており、今が旬のトレンドとして、今後ますます企業の関心が高まっていくことが想定される。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧