CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ネムとシンボル、ハードフォーク実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ネムとシンボルがハードフォークを計画

暗号資産(仮想通貨)のネム(XEM)とシンボル(XYM)は5日、ハードフォークを行うことを発表した。

ネムのハードフォーク「Harlock(ハーロック)」は、ネムがシンボルのサブチェーンになることに対する支持をノードが表明する機会となる。シンボルのハードフォーク「Cyprus(キプロス)」は、プロジェクトの今後の方向性をノードが支持するかを示す機会だという。今回のハードフォークはネムとシンボルの発展に向けたコミュニティ投票の場となるものだ。

ハードフォークとは

双方に互換性がない状態で永久的にブロックチェーンが分岐すること。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨シンボル(XYM)とは|初心者でもわかる重要ポイントと将来性

ネムとシンボルについては今週、重要情報が順次発表されていくことが明らかにされていた。その時に、「ネムのオープンソース化とサブチェーン構想」など、ポイントも発表されている。

関連ネム&シンボルが新章突入へ、近日中に複数の発表を予告

今回のハードフォークでは、自身のノードをそれぞれ新しいバージョンにアップデートすることで支持の表明が可能。3分の2以上の支持を得られれば、ハードフォークは成功となる。

ネムとシンボルの今後について、今回も複数の内容が発表されているが、特に注目を集めているのが、米資産管理企業Valkyrie社が資金の管理に加わる点だ。ネムとシンボルのハードフォークが成功した場合、これまで管理されていた資金を全てバーン(焼却)して、新たに発行する資金をValkyrie社とコア開発者がマルチシグで運営するアカウントで管理することになるという。

関連米Valkyrie、2つの仮想通貨業界関連ETFを申請

Valkyrie社は先月、米国で2例目となるビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)をローンチした企業。幹部にはJPモルガン、ゴールドマン・サックス、グッゲンハイム・パートナーズなどの大手金融企業の出身者が名を連ねる。今年6月には、仮想通貨トロン(TRX)の創設者ジャスティン・サン氏やライトコイン(LTC)の創設者チャーリー・リー氏らから、およそ1,000万ドル(約11億円)の資金調達にも成功した。

Valkyrie社は、ネムとシンボルの資金管理に携わるほか、米国で規制対応を行なったり、欧米でカストディアンや取引所の採用を進めたりすることも支援する。

その他の発表

今回の発表では上述した以外に、既出情報ではあるが、コインベースが開発を主導するブロックチェーンの規格「ロゼッタ」をネムに統合する計画も記載した。

また、ネムとシンボルの日本における普及にも言及しており、テックビューロ社のもとで企業に採用されたり、決済手段としての利用、アート領域での活用からコミュニティによるカフェの運営、寄付活動まで日本では行われていたと説明。スイスに設立する予定の財団には、日本語の「不死鳥」を使って「Fuschicho Foundation」という名称が付けられるという。

ハードフォークのタイミングはブロック高で決められており、その結果は日付で言うと、シンボルは11月11日から12日ごろ、ネムが11月18日から19日ごろに判明する。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア