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ネム(XEM)、ハードフォークを完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ネムがハードフォーク完了

暗号資産(仮想通貨)ネム(XEM)は1日、ハードフォーク「Harlock(ハーロック)」を正式に完了した。

シンボル(XYM)の「Cyprus(キプロス)」と合わせ、両通貨のハードフォークが発表されたのは11月5日。今回のハードフォークは、ネムとシンボルの発展に向けたコミュニティ投票の場であった。

ネムについては、ネムのブロックチェーンがシンボルのサブチェーンになることに対する支持をノードが表明するためのハードフォーク。両方のハードフォークが成功したことで、今後のユースケースの拡大など、日本コミュニティからも普及に期待が高まっている。

ハードフォークとは

双方に互換性がない状態で永久的にブロックチェーンが分岐すること。大きく分けて、「開発者やコミュニティの合意に基づき改善が実装され、事実上アップグレードとなるパターン」と、「チェーンが分裂し、新たな仮想通貨が誕生する『敵対的』なハードフォークのパターン」の2種類がある。ネムとシンボルのハードフォークは前者。

▶️仮想通貨用語集

関連:ネムとシンボルのハードフォーク、何が変わるのか【CONNECTV・動画解説】

どちらのハードフォークのタイミングも正確にはブロック高で決められていたが、日程的にはシンボルは11月11日から12日ごろ、ネムが11月18日から19日ごろとされていた。

シンボルはスケジュール通りハードフォークを完了したが、ネムについては19日にコア開発者のJaguar氏が「フォークコードにバグがあったため、ハードフォークを中止する」と報告するなど問題を確認。その後、問題点の詳しい説明がなされ、ブロック高で3,481,580、日程では11月30日ごろに再度ハードフォークを行うことが発表されていた。

関連:仮想通貨シンボルのハードフォーク「キプロス」、実装完了

Jaguar氏は日本時間12月1日の朝、ハードフォークのブロックから6時間が経過し、ブロックチェーンが覆る(ロールバックする)可能性がなくなったため、「ハーロックのフォークが正式に完了した」と報告している。

今後の変更点

両ブロックチェーンのハードフォークを経て、今後はネムがシンボルのサブチェーンになることに加え、大きく変わるのはプロジェクトの資金管理。これまでNEMトラストが管理していた資金を、米Valkyrie社とコア開発者がマルチシグで運営するアカウントで管理することになるという。

Valkyrie社は米国で2例目となるビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)をローンチした企業。幹部にはJPモルガン、ゴールドマン・サックス、グッゲンハイム・パートナーズなどの大手金融企業の出身者が名を連ねる。

関連:Valkyrieのビットコイン先物ETFが取引開始、米二例目

また、今年6月には仮想通貨トロン(TRX)の創設者ジャスティン・サン氏やライトコイン(LTC)の創設者チャーリー・リー氏らから、およそ1,000万ドル(約11億円)の資金調達にも成功した。

Valkyrie社は、米国で規制対応を行なったり、欧米でカストディアンや取引所の採用を進めたりすること等もサポートする。

ネムとシンボルは、日本コミュニティの活動が活発だ。スイスに設立する予定の財団には、日本語の「不死鳥」を使って「Fuschicho Foundation」という名称が付けられるという。

今回のハードフォークを行うことになった背景には、プロジェクトの運営がうまくいっていなかったことなどの問題があるとされる。ネムの3,481,580ブロックには、以下のメッセージが書き込まれた。

 

我々が灰のままでいるか、それとも不死鳥になれるかは、私たち次第だ。

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