ディセントラランド上に「メタ・リゾートTOKYO」
ブロックチェーン開発などを行うピクセルカンパニーズ株式会社は24日、ブロックチェーン/NFT活用のメタバースプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」に複合リゾート施設などを建設する「メタ・リゾートTOKYO(仮称)」の開発プロジェクトを発足することを発表した。
Decentralandは、最も歴史が長いブロックチェーン技術を利用したメタバースプロジェクト。カリフォルニアを拠点とする非営利団体「Decentraland Foundation」が開発・運営を行っており、20以上の世界中の投資家からサポートを受けている。
約90,000区画のLAND(ランド)と呼ばれる仮想空間上の土地で構成されており、世界中のユーザーと交流可能。基盤となるブロックチェーンにはイーサリアム(ETH)が採用されている。
「メタバースでもう一つの人生を楽しむ」
「メタ・リゾートTOKYO」は、Decentralandに東京をイメージした仮想空間と複合リゾート施設を作り、全世界に向けた日本文化の発信および新たな雇用と経済活動の創出を図るプロジェクト。
国際会議場や映画館、ショッピングモール、劇場、アミューズメント、eスポーツなど様々な施設で構成される予定があり、そこでは、コロナ禍で訪れることができなかった東京の観光をはじめ、多くの人がメタバース上でもう一つの「人生」を楽しめるということをコンセプトとしている。
また、同プロジェクトでは、『メタ・リゾートTOKYO』のシンボルであるアミューズメントパーク『メタ・リゾートPIXELタワー(仮称)』の建設から始める計画だ。
「メタ・リゾートTOKYO」のプロジェクト発足に先立ち、すでにDecentraland上で日本発のプロジェクトは動き出している。
今年11月、アソビシステム株式会社・ParadeALL株式会社・Fracton Ventures株式会社の三社は、Decentraland上に「グローバル文化都市トーキョー」を創るプロジェクト「メタトーキョー」のプロジェクト開始を発表。11月には第一弾企画として、ポップアップミュージアム「SPACE by MetaTokyo」を建設し、そこでNFTアートプロジェクト「Generativemasks」「function draw()」「すしぴこ(Sushipico)」というNFTプロジェクトのコレクション展示を開始した。
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