はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カルダノ開発IOHKが「RealFi」を提唱、オンチェーンクレジット活動の新時代を告げる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

IOHK、DeFi分野にも注力

暗号資産(仮想通貨)カルダノ(ADA)を開発するIOHKは21日、家族が会話するクリスマスシーズンを前にして改めてユーザーにプロジェクトの概要を説明した。

これから特に重点を置く項目としてDeFi(分散型金融)を挙げ、金融包摂を目指す「RealFi」というコンセプトについても説明した。

IOHKは、銀行など中央管理機関が存在する従来型金融に対して、個人が意思決定できるDeFi(分散型金融)に言及、カルダノもその一部であるとした。「RealFi」というコンセプトを提唱している。

DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。

▶️仮想通貨用語集

「RealFi」とは?

RealFiは、金融包摂を目指し、デジタルIDを用いて新たな信用の形式を生み出そうとするものだ。カルダノ創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は、次のように述べた。

RealFiの目的は、現実世界の人々すべてに現実的な金融サービスを提供することであり、それによってイノベーションを起こし、面白い試みを可能にすることだ。

公式ブログによると、特に新興国の人々の金融アクセスを支援することが念頭に置かれている。先進国では、ローンなど信用提供を行う際、借り手の行動(消費額や収入など)を把握することでリスクを軽減している。

しかし、新興国ではこうしたクレジット・スコアを算出するシステムが発展していないため、借り手に関するデータの不足から、銀行が与信や融資を拒否することも多いという。

IOHKは、これに対する解決策を提案。例えば公共料金や、携帯電話会社への支払い状況などのデータを、ブロックチェーンとデジタルIDプラットフォームを活用して、一つのIDに結びつけることで、信用の裏付けにすることを挙げた。そのデータを、地元の銀行やマイクロファイナンス、さらにカルダノコミュニティの分散型資本プールなどに提供して、そこからの借り入れを可能にすることにも言及している。

IOHKは、こうした金融包摂を可能にする仕組みをRealFiと呼んでおり、次のように説明した。

RealFiは、金融への新しいアクセス方法を本当に必要としている人々を対象としたリアルな金融であり、DeFiにしばしば欠けている、リアル(現実的)な価値を創出するものだ。

RealFiは、仮想通貨保有者には魅力的な利回りを提供し、現実世界の人々には安価なローンや金融商品を提供するもので、仮想通貨の流動性と現実世界の経済活動の間の摩擦を取り除くエコシステムとなる。

アフリカでデジタルID活用プロジェクト始動

具体的には、エチオピアやタンザニアでのプロジェクトをRealFiの嚆矢だとした。

カルダノのブロックチェーン上には、「Atala PRISM」という、デジタルIDや証明書を発行し、ユーザーがそれらを簡単に所有・管理、共有できるシステムが構築されている。

IOHKは、エチオピア政府と提携し、このシステムを用いて、学習達成度記録システムを構築しているところだ。また、タンザニアでも、加入者が「Atala PRISM」をデジタルバンキング、医療、教育などのサービスに活用できる通信ネットワークを提供していく見込みである。

関連カルダノ、アフリカで新たなパートナーシップ続く 教育やネットワークインフラを支援

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/29 金曜日
16:14
NTTドコモビジネス、Carbontribe Labsと水資源データアセットの投資活用で共同検討
NTTドコモビジネスとCarbontribe Labsが水資源データアセットの投資活用に向けた共同検討を開始。AIとブロックチェーンで構造化した水資源データを投資判断に接続、2027年前半の商用化を目指す。
15:14
ツルハHDら9社、DCJPYで企業間決済自動化の実証実験が成功
ディーカレットDCPが事務局を務めるデジタル通貨フォーラムが、ツルハHD・イオンスマートテクノロジーら計9社と実施した実証実験の結果を公表。流通業界の標準EDI規格「流通BMS」の受発注データからDCJPYによる支払い・照合までをワンストップで処理し、数人月分の業務削減効果を確認した。
13:50
グレースケール・リサーチがハイパーリキッドを高評価、「デジタル資産分野の傑出した成功事例」
グレースケール・リサーチは最新レポートで、ハイパーリキッドを「現代のデジタル資産業界における傑出した成功事例」と高く評価した。2025年に約2.9兆ドルの永久先物取引高を記録した同プラットフォームが急成長した5つの要因とHYPEトークンの経済モデル、今後の展望とリスクを解説する。
13:15
米司法省、グーグル社員を起訴 ポリマーケットにおけるインサイダー取引容疑で
米司法省は、予測市場ポリマーケットでグーグルの社内データを悪用しインサイダー取引を行ったとして、同社エンジニアを商品詐欺などの罪で起訴したと発表した。
11:30
シークアンス、77億円相当のビットコインを売却へ
米上場シークアンス・コミュニケーションズは、仮想通貨の財務戦略を継続しないことを公表。77億円相当の保有ビットコインも売却していくと述べている。
10:50
カルシがミネソタ州を提訴、予測市場禁止法の差し止めを連邦地裁に申請
米予測市場大手カルシはミネソタFed地裁に提訴し、8月1日施行の予測市場禁止法の差し止めを申請した。トランプ政権・CFTCも同州を提訴し、連邦対州の管轄権争いは訴訟合戦に発展している。
10:15
ビットコイン急落、イラン情勢とブラックロック売却報道で清算拡大|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5月28日から29日にかけて下落し、一時40万円超の急落となった。 背景には、米国とイランの緊張再燃による地政学リスクの高まりに加え、世界的なリスク資産全般への警戒感が強まったことがある。
09:40
ビットコイン長期保有が高水準も「新規買い手不足」を示唆=クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨市場週間レポートを発表。ビットコインの長期保有残高が高水準に達した一方、新規需要は停滞している可能性があると分析した。
08:55
テザーの米国向けステーブルコインUSAT、4月末流通量が前月比約6.4倍に拡大
テザー傘下のUSATが2026年4月末時点で流通残高1億4,085万トークンを達成した。アンカレッジ・デジタル・バンクのアテステーションで確認された準備金は1億4,117万ドルで、全額を現金と米国債担保リバースレポが裏付けている。
07:55
サムスン系列会社3社、アップビット運営企業の株式を計4%取得へ
サムスンの系列会社3社は、仮想通貨取引所アップビットの運営企業ドゥナムの株式を共同で4%取得することがわかった。今回の株式取得によって、サムスン系列内のデジタル資産事業を拡大する。
07:50
Suiブロックチェーンがネットワーク一時停止、バグでバリデータがクラッシュ
Suiメインネットが5月28日、約5〜6時間にわたりブロック生成を停止した。v1.72アップデートのガス課金ロジックに起因するクラッシュバグが原因で、修正適用後に復旧した。
07:00
グレースケールのHYPE現物ETF申請更新、200万HYPEのシード出資交渉を開示
米グレースケールがHYPE現物ETFの申請を更新し、Hyper Holdings Global LPから約1.2億ドル相当の200万HYPEのシード資金調達を交渉中であることが明らかになった。ティッカーはHYPGに変更される。
06:30
ナスダック上場Bit Digital、約32億円分のイーサリアムを逆張り購入 保有量15万ETH超に
ナスダック上場のBit Digitalは5月11日、約8568枚のイーサリアムを2000万ドルで取得した。保有ETHは約158461枚となりETH保有上場企業の地位を強化した。
06:10
『CMEギャップ』が構造的に消滅へ、米CMEが仮想通貨先物を24時間365日取引に移行
米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は5月29日、ビットコインを含む仮想通貨先物・オプションの24時間7日間取引を開始予定。週末クローズに起因するCMEギャップが今後は発生しなくなる。
05:53
米国初のBNB投資商品、ヴァンエックのBNB現物ETF「VBNB」がナスダック上場
米資産運用会社VanEckは5月29日、米国初のBNB現物ETF「VBNB」をナスダックに上場した。NAVは25.36ドル、純資産は101万ドル。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧