FTXのグローバルデビットカード
暗号資産(仮想通貨)取引所大手FTXは21日、世界で利用できる仮想通貨のデビットカードを公開した。Visaが発行するものだ。
FTX傘下の米国版FTXは昨年3月にも独自発行のデビットカード「FTXカード」をローンチしたが、それは米国版FTXのユーザー、およびバーチャルカードの発行に限定されたもので、今回の「FTXカード」はグローバル版FTXのユーザーを対象としている。また、現物カードの発行となる。
このカードの特徴について、FTXは「管理費および処理費用が無料で、世界のさまざまな店舗で利用可能。FTX口座から相応金額の仮想通貨が引き落とされる」と説明。また、キャッシュバックといった特典については言及していない。
現在は「参加予約窓口」にサインアップすること可能で、米国からの申し込みは不可能なようだ。一方、日本からの申し込みは可能となっている。
日本からの利用については先日明らかになった、日本国内ユーザーを対象とした新たな取引サービスを提供する計画に関連する可能性がある。FTXにログインすると、「国内の法規制に準拠した形で、日本ユーザーの銀行口座と連携し、また企業とも連携して日本居住者向けのサービスを提供していく」というメッセージが表示された。より詳しい内容は明らかになっていない。