はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ロビー団体、米法案の修正に尽力 仮想通貨取引の監視拡大を抑制へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨に関する項目を変更

財務省に暗号資産(仮想通貨)取引を任意で禁止する権利を付与し得るとして、反発の声が挙げられていた「米国競争力法2022年」について、業界ロビー団体Coin Centerは1日、対象となる項目が削除される方向へ進んでいることを発表した。

同団体のエグゼクティブ・ディレクターであるJerry Brito氏がSNS上で「草稿を提出した米民主党Jim Himes議員が『特別措置』に関する項目について、我々の意見を聞いてくれた」とコメント。修正案は今週後半に検討される見込みだ。

Himes議員もBrito氏の協力に感謝を示した。

法案自体は中国を念頭に米国の競争力を強化することを目的としたもの。特に、21年に頻発したランサムウェア攻撃など国家安全保障の観点から、米国財務省傘下の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の監督権限を拡大する項目が含まれている。

Brito氏が先週26日、問題提起したのは「America COMPETES Act(米国競争法)2022」の『特定資金移動の禁止・限定』に関する条項。法案自体には『財務省などが特別措置』を届ける際のプロセスを簡略化する」と説明しているが、Brito氏は仮想通貨だけではなく、米国におけるプライバシーと適正手続(デュー・プロセス)全般に害をもたらすと懸念していた。

関連:米民主党、仮想通貨取引の監視拡大を可能とする法案起草

従来、財務長官が金融機関に発令する「特別措置」では、顧客取引の監視・記録保持および取引停止を指示できるが、措置前に①合理的な根拠が存在する必要性と②情報の公示、そして③120日間の時間制限がある。

しかし、今回の法案ではこうした制限を取り除き、「特別措置のプロセスを簡略化」する項目が含まれていたことから、Brito氏は財務省が事実上、身勝手に米国市民の仮想通貨取引を差し押さえることが可能になってしまうと危惧。

米財務省が経済制裁を免れる手段や詐欺、資金洗浄およびランサムウェア攻撃などの不正行為を行う為に仮想通貨を利用していると判断した場合、事実上仮想通貨口座の取引停止も可能になる状況は米国法の適正手続の保障に反するとBrito氏は反発していた。

Brito氏は21年8月、米バイデン政権を筆頭に、超党派で促進されていた大型政策のインフラ法案についても、仮想通貨取引に関する項目が不明確である点を危惧して、積極的に反対の声を上げていた経緯がある。

関連:仮想通貨セクターへの課税も財源とする米インフラ法案、業界が深刻な影響を懸念

米国の仮想通貨法案

米政府関係者によれば、2月中に国家安全保障の観点からバイデン政権は仮想通貨に関する大統領令を発令する準備を整えている模様であることが報じられている。

関連:米政府、仮想通貨を国家安全保障問題として規制か=報道

また、同時期にテキサス州やアリゾナ州、ミシシッピ州でビットコイン(BTC)を法定通貨として認める法案や、イーサリアム(ETH)などのオープン・ブロックチェーン・トークンが証券法の適用から外される法案などが提出されている。

さらに、財務省では20年12月に物議を醸した仮想通貨ウォレットの規制案の検討が再開しており、22年9月までに最終判断が下される見込みだ。

関連:米財務省、仮想通貨ウォレット規制案の検討再開へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/28 木曜日
16:27
コインチェックとKomlock lab、AIエージェント自律取引の実現へ共同研究
コインチェックとKomlock labが、AIエージェントによる仮想通貨取引を想定した「AIエージェント向けCLI」の共同研究を開始。x402など海外プロトコルの技術分析と、国内規制との整合性検討を推進する。
14:00
中央銀行ら参加の「プロジェクト・アゴラ」、トークン化資金による国際決済の強化を実証
国際決済銀行が主導する「プロジェクト・アゴラ」が、トークン化された銀行資金を用いたクロスボーダー決済の実証を行った。今後は実環境に近い取引での検証へ移行する。
13:20
米証券大手DTCC、RWAトークン化でステラ採用を計画
米証券大手DTCCは、子会社DTCが保管する資産のトークン化を仮想通貨ステラのブロックチェーン上で行う計画を発表。マルチチェーン戦略を推進すると説明している。
11:45
トランプ大統領、『恒久的な仮想通貨市場構造』法制化を宣言 ゲンスラー時代の規制路線を改めて批判
トランプ大統領が5月28日、Truth Socialでゲンスラー前SEC委員長による規制強化を批判しつつ、仮想通貨政策を主導する姿勢を改めて示した。一方、市場構造法案の成立時期に不透明感が漂う。
10:45
ビットコイン市場は「確信なき停滞相場」=グラスノード分析
グラスノードが最新の仮想通貨市場週間レポートを発表。ビットコインは現物・ETF需要の後退が示唆されており、依然として投資家の確信が乏しい状態が続いていると分析した。
09:50
スペースX・テスラ合併ならビットコイン保有数3万BTC超に、上場企業5位規模の試算
イーロン・マスクのスペースXがIPO申請で18,712BTCの保有を初めて公式開示。テスラの11,509BTCと合算すれば約22.7億ドル相当となり、上場企業ビットコイン保有ランキングで世界5位に相当する規模となる。合併は未確定だが、市場では憶測が拡大している。
08:20
DeFiのStake DAO、vsdCRVが不正発行
DeFiプラットフォームStake DAOは、vsdCRVに起きている問題を認識していると発表。vsdCRVが不正発行され、すでに一部が仮想通貨イーサリアムに交換されているもようだ。
08:10
米OCC、テキサス仮想通貨特化銀行の国法銀行転換を承認
米通貨監督庁(OCC)は先週、テキサス州のユナイテッド・テキサス銀行(UTB)に対し国法銀行への転換を条件付きで承認した。ドッド・フランク法制定後、OCCによる転換承認が成立した初期事例とされる。
07:33
マスターカード、NY州の仮想通貨向けビットライセンスを取得
マスターカードはニューヨーク州金融サービス局から仮想通貨事業のビットライセンスを取得したと発表した。ステーブルコインやトークン預金に対応した決済・決済インフラの整備を長期戦略に据える。
06:40
米ホワイトハウスがCFTC予測市場規制案を審査中、TDコーウェン「決着は最高裁」
米ホワイトハウスの規制審査局が予測市場規制案の審査を開始した。トランプ大統領はCFTCの独占的管轄権を支持する一方、TDコーウェンは法的決着が最高裁に委ねられるとの見通しを示した。
06:15
コインベース、スタンダードチャータードと提携 6法定通貨インフラを強化
米最大手仮想通貨取引所コインベースはスタンダードチャータードと提携し、AUD・SGD・CAD・CHF・EUR・GBPの6通貨に対応した法定通貨決済レールをコインベース・プライム経由で機関投資家向けに提供すると発表した。
06:00
米クラリティー法の8月前成立に暗雲、政治環境悪化が影響
投資銀行TDコーウェンは、政治環境の悪化を理由にクラリティー法の8月休会前成立は困難との見方を示した。民主党の支持獲得に必要な利益相反条項をめぐる対立が続いており、成立が遅れれば法制化は2027年以降にずれ込む可能性がある。
05:00
中国最高裁、仮想通貨関連の裁判規則研究を表明
中国最高人民法院は5月27日の記者会見で、仮想通貨・国境を越えた金融に関わる新型案件の裁判規則を深く研究する方針を示した。インサイダー取引・相場操縦に関する民事賠償の司法解釈も速やかに制定するとしている。
05/27 水曜日
23:10
Bitcoin Japan、SpaceX株取得目的ファンドに約20億円出資 AIインフラ事業に参入へ
東証スタンダード上場のBitcoin Japan(旧堀田丸正)が、SpaceX株取得を目的とするPEファンド「ビバファンド」へ約20億円を出資すると発表。子会社BTCJPN US LLCを通じた投資で、xAI社と合併予定のSpaceX株20,160株の現物取得を目指す。
16:53
韓国の仮想通貨取引、株式市場の10分の1以下に縮小 市場低迷が続く
韓国の仮想通貨市場が急速に冷え込んでいる。5月のウォン建て取引所の取引高はコスピの8%に止まり、実質的に10分の1以下に縮小。ビットコインのキムチプレミアムも3月以降マイナスが続き、国内の買いが海外より弱い状況が続いている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧