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新たなNFT電子市場「X2Y2」、エアドロップでOpenSeaからユーザー獲得狙う

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFT市場のヴァンパイア攻撃

新たなイーサリアム基盤のNFT(非代替性トークン)電子市場「X2Y2」は16日、本格的にサービスを開始したことを発表した。

大手NFT電子市場OpenSeaにとって最も強力なライバルになることをミッションにしており、対象となるOpenSeaユーザーにX2Y2トークンのエアドロップも開始(無料配布だがガス代必要)。先月ローンチされたLooksRareと同様、ヴァンパイア攻撃でユーザーの獲得を目指す。

ヴァンパイア攻撃とは

既存プロジェクトよりも高いAPY(金利)や優れたインセンティブを提供したりすることにより、既存ユーザーや、プラットフォームの流動性およびトレード量を奪い取ろう行為を指す。

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X2Y2は暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築されたNFT電子市場。完全に分散化された市場を構築し、コミュニティ主導で運営されるようになることを目指している。最終的にはDAO(自律分散型組織)による運営形態にするという。

エアドロップには、トークン全供給量10億枚のうち12%に相当する1.2億枚を充当。対象となるOpenSeaユーザーは、イーサリアムのブロック高13,916,166時点(2022年最初のブロック)のスナップショットを基準にしており、エアドロップを受け取る期限はもうけない。X2Y2は、OpenSeaに対抗するための主な対抗手段の1つはエアドロップであるとしている。OpenSeaはプラットフォームトークンを発行していない。

出典:X2Y2

しかし、エアドロップを開始したものの、エラーで多くの人々が「Claim(受取申請)」できない問題が発生したり、サーバーに負荷がかかったりしたことで一時受付を停止。日本時間16日19時41分に「48時間以内にエアドロップを再開する」と説明した。

また、エアドロップを受け取るためには、少なくとも1つのNFTを上場(リスト)させる必要がある。

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LooksRareとの違い

今回と同様の取り組みは先月、LooksRareが開始。LooksRareも、OpenSeaに対抗するためにエアドロップなどをインセンティブに、既存ユーザーの誘引を図るヴァンパイア攻撃を行った。

LooksRareではローンチ後、ウォッシュトレード(仮想売買による出来高水増し)が発生した模様。LooksRareで対象のNFTを売買すると、プラットフォームトークン「LOOKS」を受け取れるシステムが関係していたと見られる。

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X2Y2はLooksRareとの差別化を図っており、ウォッシュトレードの抑制もその1つ。報酬の分配をステーキングに限定することでウォッシュトレードが行われないようにした。

また、昨年6月16日から12月16日の期間中、OpenSeaで3ETH(108万円相当)以上の取引をした人にLOOKSトークンをエアドロップするとしたLooksRareに対し、X2Y2は取引金額に基準を設けていない。さらに、ブロック高13,916,166時点までにOpenSeaで取引したユーザー(861,417人)を対象にしており、対象期間も長くした。

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